2.ご協力のほどありがとうございます
「ご協力のほど」は感謝を述べるときにも使われます。相手に何か協力してもらったときは、「ご協力のほどありがとうございます」を使いましょう。
例えば、相手の協力によって納期に間に合った際に、「納期を守れました。ご協力のほどありがとうございます」といった形で使います。ビジネスメールのほか、貼り紙などに記載されることが多いです。
「ご協力のほど」の言い換え表現2つ
「ご協力のほど」と似た意味をもつ言い換え表現は、主に2つあります。1つ目は「お力添え」、2つ目は「ご尽力」です。
「お力添え」は、力を借りたいとお願いする際や、力を貸してもらったことに感謝を述べる際に使います。一方の「ご尽力」は、相手の努力に感謝する場面で使う言葉です。ここでは、それぞれの意味や例文を詳しく解説します。
1.お力添え
「お力添え」の意味は「サポート」です。他者の力を借りたいときや、協力に対してお礼を言いたいときに使います。相手の行為に対する敬語表現で、目上の人に使うのが基本です。
協力を依頼する例文と、お礼を伝える例文は以下の通りです。
・お力添えいただきますよう、お願い申し上げます。
・お力添えをいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
2.ご尽力
「ご尽力」には「できる限り努力する」という意味があります。目上の人が力を尽くしてくれた際に、感謝の気持ちを伝える言葉として使います。「ご尽力」を依頼することは努力を求める意味合いになって失礼にあたるため、何かをお願いする文章では使えません。
「ご尽力」を使った例文は以下の通りです。
・ご尽力いただき、心より感謝申し上げます。
「ご協力のほど」を使って丁寧に依頼しよう
「ご協力のほど」は、何かをお願いする場面で多用されます。丁寧な敬語表現であるため、ビジネスシーンにおいて目上の人にも使える言葉です。
何かを依頼する場面以外では、協力してもらったことへのお礼を伝えたいときにも使えます。「ご協力のほど」の意味や用法をきちんと整理し、正しい形で使えるようにしておきましょう。
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