まだまだ続くマスク生活。今、口の中で何が起きている?
長引くマスク生活で、口元のメイクや口の中のお手入れなど、「まあいいか」と後回しになっていませんか? 実は、マスクの中ではさまざまな変化が起こっています。なかでも気になるのはドライマウス。口の中が乾燥すると、免疫が下がり病気にかかりやすくなると医師は語ります。
水分をこまめにとる対処法と、唾液の分泌を促す生活(口を動かしたり、笑ったり)を併用して。まだまだ続きそうなマスク生活ですが、今こそ口元と体の健康を手に入れよう!
40代以上の8割が歯周病。そこから広がる全身の病気とは
「口の中の病気」として知られる歯周病ですが、近年の研究では歯周病菌のさまざまな影響が明らかになってきました。菌は血管に入り込んで動脈硬化を起こしたり、心臓や脳に回って心筋梗塞や脳梗塞の原因になったり。さらにリウマチや特定の型のアルツハイマー病を誘発するケースも。マウスケアは全身の健康にもつながっているのです。
そして口元は、自己表現の大事な手段。美しい歯と口元は、自信を与え、笑顔につながります。前向きな人生のためにも、口元ケアを!
「マスク老け」から脱する口元エクササイズ
マスクを外したとき、「あれ? 以前より老けた?」と感じるのは、気のせいではありません。実は、以前からマスクで過ごしている医師も「マスク老け」には気づいていたのだとか。口元のお手入れを怠りやすいうえ、会話や大きく笑うことをためらい、その結果、顔の運動量が減ってしまいます。さらに筋肉にリンパを押し流す動きが減るため、むくみやすくなったり、たるみも目立ったり。
「マスク老け」に気づいたとき、実践したいのが口の中で舌を動かすエクササイズ。また、「ベー」っと大きく舌を前に出すだけでも、いい顔トレになりますよ。
――今の時期は、暑さとマスク生活の両立で夏バテも進みがち。体のためだけでなく、口元の健康のためにも、水分補給とエクササイズ、続けたいものですね。
情報提供/ワコール