「申し訳ありませんが」の言い換え表現とは?
「申し訳ありませんが」を、他の言葉で言い換えることはできるでしょうか?
1:「恐れ入りますが、この場所での会話はお控えください」
なぜこの場合は、「恐れ入りますが」が相応しいのでしょうか?先ほど「申し訳ありませんが」は、自分に非がある場合に使用すると説明しました。この例においては、静かにして欲しいと注意していることから、相手に非があると想像できます。よって、「恐れ入りますが」をクッション言葉として使っています。
2:「お忙しいところ恐縮ですが、弊社までお越しいただけますでしょうか? 」
この「お忙しいところ恐縮ですが」は、ビジネスシーンにおいて、慣用句のように使われるクッション言葉です。相手を気遣いながらも、うまくこちら側のお願いをすることができますね。
3:「すみませんが、お水を一杯下さい」
クッション言葉としての「申し訳ありませんが」と同じように使われていますが、少し注意が必要な言葉です。「申し訳ありませんが」も「すみません」も共に丁寧語ではありますが、「すみません」は砕けた印象を与えるので、ビジネスシーンでの使用は控えた方がよいでしょう。
英語表現とは?
では、英語で「申し訳ありませんが」を表現するとどうなるでしょうか? 英語にも、相手に対して丁寧な返答方法があります。
1:I’m sorry , but〜
日本人の感覚と似たような表現ですと、これが一番近いでしょうか。例えば、パーティーに誘われた時など、行きたくても行けない気持ちをこう伝えると、より「申し訳ありません」という思いが伝わりますね。
2: I’m afraid〜
これは、「恐れ入りますが」という表現に近いかもしれません。例えば、レストランを予約しようとして満席の場合、オペレーターは「 I‘m afraid we are full 」と返答するでしょう。
最後に
「申し訳ありませんが」の使用法について、理解できたでしょうか?「恐れ入りますが」と、混同している部分もあったのではないでしょうか?もう一度復習すると、「申し訳ありませんが」は自分に非がある場合に使用し、「恐れ入りますが」は相手に非がある場合に使用する。これを覚えておくと、「申し訳ありませんが」を使用する際に悩むことがなくなるかもしれませんね。
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