「ミラーニューロン効果を使う」
「ミラーニューロン」とは、目の前にいる人の感情が聴衆に伝わる効果のこと。話し手が辛い体験を語れば、聴き手も辛くなってしまう事がありますよね。感情を相手に伝えられるように語り方を工夫すれば、聴き手の感情までもコントロールすることができるかもしれません。
「効果的なツカミを用意しておく」
先ほど「結論から述べる」というテクニックを紹介しました。導入部で聴いている人に興味を持ってもらうと、その後も興味を失わずに聴いてもらいやすくなります。「効果的なツカミ」を常に意識して、話を構成することを覚えておくと良いですね。
「3分スピーチ」におすすめのネタ
「3分スピーチ」を考える時に、「ネタ」に困ることがあります。面白くて、ためになるような「ネタ」を用意しておくと急にふられても焦りません。そこでおすすめしたい3つの「ネタ」を紹介します。
「時事ネタ」
常にニュースなどをチェックして、最新の話題を振ると興味を持たれやすいでしょう。日頃から、「時事ネタ」を仕込むことをお忘れなく。
「ことわざ、四文字熟語、偉人の功績&言葉」
話題に困れば、「ことわざ、四文字熟語、偉人の功績&言葉」の中からネタを探すと間違いないでしょう。私たちが日常的に使っている言葉の語源や、場所の名前の由来など、雑学が沢山あります。もしも、どんなネタも思いつかない時には、これらのネタを使ってみてください。
「自分の得意なこと、興味のあること」
自分の趣味や得意な分野は、人に伝えやすいと言えます。時には、自分自身を紹介するようなネタもあり。
「3分スピーチ」で使える例文
では、例文を紹介します。3分の長さではありませんが、結論を先に設定した構成にしています。ご覧ください。
例文
10月に入りましたね。10月は「神無月」と呼ばれていますが、皆さんは、「神在月」があることをご存じでしょうか?「神在月」は、出雲の国で陰暦の10月を指します。日本中の神様が出雲大社に集まるという伝説から、出雲以外を神様のいない月を「神無月」と呼ぶのに対して、神様が集まる月を「神在月」と言うそう。この時期に出雲大社にお参りすると、よりご利益がありそうですね。気を付けたいのは、旧暦の10月だということ。必ずしも現在の10月ではないので、確認してからお出かけください。
最後に
「3分スピーチ」を上手くこなせるようになるためのコツやネタ等を紹介しました。いつものスピーチに少し工夫をするだけで、「聴きやすさ」が数段アップするはずです。
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