柔軟さと協調性
大和撫子になるために習得しておきたいのは、変化や相違に対する柔軟さと協調性です。人生において、周囲の人や環境などに変化が生じることは少なくありません。自分と他人の意見が合わないこともあるでしょう。
大和撫子と呼ばれる女性は、そういった場面でも変化や相違を受け入れられる度量があります。自分の価値観に反することでもあっても主張を押しつけず、お互いに納得できるような答えを導こうとするのが特徴です。
環境の変化や意見の相違などに直面したときは、柔軟性と協調性をもって対応することを心がけましょう。
大和撫子の言い換え表現と反対語
大和撫子には関連する言葉がいくつかあります。例えば、「立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花」は大和撫子の言い換え表現です。大和撫子の反対語には「益荒男」が挙げられます。
それぞれの意味を確認することで、より大和撫子のイメージを掴みやすくなるでしょう。ここでは、大和撫子の言い換え表現と反対語をそれぞれ解説します。
大和撫子の言い換え表現
大和撫子は「清楚」「美人」に言い換えられます。または「立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花」も大和撫子に類似する表現です。
「立てば」「座れば」「歩く」は花に適した鑑賞方法に由来しており、例えば芍薬は立って見るのが美しいとされています。また、女性の立ち姿、座る姿、歩く姿を花に例えたという説もあります。そこから「立っても座っても、歩いても美しい女性」という意味をもつようになりました。
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大和撫子の反対語
大和撫子の反対語は「益荒男(ますらお)」で、立派な男性や強い男性、勇気がある男性に対して使われます。朝廷に仕える官僚の役職名が語源です。
また、益荒男は「男の中の男」を表す際にも使われます。控えめで男性を立てるという特徴をもつ大和撫子に対し、益荒男は男らしくて気骨がある男性を指す言葉です。
たおやかで美しい大和撫子を目指そう
大和撫子は日本人女性の美しさを形容する際に使う言葉で、植物のナデシコがきれいに咲く様子を女性の姿に例えています。見た目だけではなく、芯の強さや教養といった内面の美しさも含みます。
大和撫子のような女性になるためには、話の聞き方や言葉づかいなどに意識を向けるといいでしょう。自分自身と向き合って内面を磨き、たおやかで美しい大和撫子を目指してみてください。
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