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2023.12.13

〝押印〟と〝捺印〟ってどう違う?最近の〝押印〟事情についてもご紹介

 

契印

「契印」は「けいいん」と読みます。複数枚で成り立っている契約書が、連続していることをあらわすために押す印のこと。文書が抜き取られたり、差し替えられたりするのを防ぐためのものです。ページの見開き部分に、両ページにまたがるようにして押します。

割印

「割印」は、「契印」と混同しがちな言葉です。読み方は、「わりいん」。原本と写しなど、2部以上の書類が同じであることや、関連していることをあらわすためのものです。書類同士を少しずらして重ね、両書類にまたがるようにして押します。

捨印

「捨印」の読みは、「すていん」。訂正される場合を考えて、あらかじめ書類の欄外に印鑑を押しておくことです。書類に間違いがあった場合に、この「捨印」が訂正印としての役割を持ちます。

押印を求める手続きが見直されている?

日本に深く根付いてきた「押印」文化。これまで、「押印」がないと書類の効力がないことが多く、さまざまな場面で「押印」を求められてきました。しかし近年、その「押印」文化が見直されているのです。

なぜ見直されているのか?

押印

「押印」の必要性を見直すことになった背景に、「新型コロナウイルスの感染拡大の防止」と、「デジタルガバメントの実現」の2つがあると、内閣は言っています。

令和2年7月に閣議決定された「規制改革実施計画」。これは、デジタル化が進むに伴い、規制や制度について改革をするもの。その中で内閣は、各府省に対し、国民や事業者等に対して、「押印」を求めているものや、紙の書面の作成・提出等を求めているもの、対面での手続きを求めているものについて、順次見直しを行っていくこと、と明記しています。

こうした内閣の取り決めにより、行政手続きのみならず、民間手続きにおいても、「押印」の廃止が進むことになったのです。

押印廃止、押印省略とは?

「押印」文化の見直しに伴い、耳にするようになったのが「押印廃止」や「押印省略」という言葉。「押印廃止」は、「押印」を不要とすることで、「押印省略」は、「押印」を省略することです。「押印省略」の場合は、「押印」を省略する代わりに、自署のみで申請が可能になる場合が多いようです。

すでに説明したように、内閣による取り決めに伴い、各府省は「押印」の制度を見直しすることになりました。例えば、厚生労働省は、年金や保険の申請書類においても、一部を除き、「押印」を廃止とすることに。また、国税庁は、令和3年度より、年末調整関係や確定申告関係の書類についても、「押印」を不要にすることとしました。

ただし、重要な契約書などに関しては、引き続き「押印」を求められる場合もあります。詳細については行政のホームページなどで確認するようにしてくださいね。

英語表現とは?

「押印」の英語は「seal」です。「押印する」という動詞になると、「put one’s seal」、もしくは「affix one’s seal」という英語表現に。英語で「この書類に押印をお願いします」と言いたい場合は、「Please put your seal to this document.」と伝えましょう。

なお、「捺印(署名捺印)する」の場合には、「押印」を意味する「seal」だけでは不十分。「署名」を意味する「sign」と合わせて、「sign and seal」という表現になります。

最後に

社会全体で一気に進んだ脱ハンコの流れ。それに伴い、ニュースや普段のビジネスシーンでも、ハンコに関する言葉をよく聞くようになりました。「押印」や「捺印」という言葉に出会った時に、しっかりとその違いを理解しておいて、正確に対応できるようにしておきたいですね。

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