「承認欲求」の意味や読み⽅とは?
以前は心理学者や心理学を学んでいる人にしかわからない単語であった「承認欲求」。最近ではSNSの普及と共に、誰もが聞いたことのある言葉の1つになっています。そもそも「承認欲求」は、誰しも当たり前に持っている願望です。しかし「承認欲求」が異常に強い場合、人間関係にヒビが入る可能性も。「承認欲求」が強い人の特徴や向いている仕事、付き合い方を紹介しますので、確認しましょう。
読み⽅と意味
「承認欲求」は「しょうにんよっきゅう」と読み、「他者からの認知欲求、自分は価値ある人間だと思いたい欲求」を意味します。「尊敬・自尊の欲求」とも呼ばれ、人は自分と他者の区別があり、だからこそ「人から一目置かれる存在でありたい」という願望があるようです。
また、「承認欲求」は大きく「他者承認」と「自己承認」の2つのタイプに分けられ、「他者から認められたい」と「自分自身を満足しているか、自分の理想像に近い存在か」という願望を意味します。
「承認欲求」が強い人の特徴
最近は、承認欲求が強すぎる人を「かまってちゃん」と呼ぶことも。また、そのことを気にして自分自身も「承認欲求」が強すぎて周りに迷惑をかけていないか気にする人もいるようです。それもあってか、ネットで「承認欲求」について検索すると、「承認欲求 診断」が検索上位に入るなど、注目されています。研究によると、男性の方が女性よりも「承認欲求」が強いともいわれているようです。それでは、「承認欲求」が強い人の大きな特徴を3つ紹介します。
プライドが高い
これは、メリットでもあり、デメリットでもある特徴ですね。プライドも全くないのも問題ですが、「承認欲求」が強い人は、プライドが高すぎるあまりに、見栄っ張りであることも。「自分は周りよりも劣ってなんかいない」という想いから、相手より優位に立とうとすることで自尊心を保っていると言えます。負けや失敗が認めらず、「ごめんなさい」を言えないという人は、当てはまっているのではないでしょうか。
他人を下に見て、自分を上にする言動が多い
劣等感が強いとも言える特徴ですが、「承認欲求」が強い人は周りを見下し、自分を称賛する傾向が強いです。それは、認められたい衝動や、周囲より劣っているかもという不安から、無意識に行っている可能性があります。けれども、それは客観的な視点ではないため、周りから嫌われてしまう可能性も。