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LIFESTYLE 四字熟語

2023.09.13

時期尚早とは「あることを行うにはまだ早すぎる」ということ|意味や例文をご紹介

 

「時期尚早」とは、物事を実行に移すにはまだ早すぎるという意味の四字熟語です。何かを決断しようとしていて、タイミングが早すぎる場合に使われる言葉で、ビジネスから日常会話まで幅広いシーンで登場します。意味と例文、類義語、よくある誤用などをご紹介します。

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「時期尚早」とはある事を行うにはまだ早いという意味

「時期尚早」とは、何かを実行するにはまだタイミングとして早すぎるという意味です。

【時期尚早:じきしょうそう】
あることを行うにはまだ早すぎること。また、そのさま。

(引用:小学館『デジタル大辞泉』より)

「時期尚早」の読み方は「じきしょうそう」です。「時期」とはある幅を持った時間を表す言葉で、「尚早」にはまだ早すぎるという意味があります。「時期尚早」と2つの単語をつなげることで、実行すべき期間にはまだ達していないという意味になります。今はまだ早すぎるが、やがてその時期が来るだろうという期待が込められているケースが多いといえるでしょう。

時期尚早

「時期尚早」の語源

「時期尚早」の「尚早」は中国で古くより使われていた言葉です。例えば孔子が編纂したと伝えられている歴史書『春秋』の解説書である『春秋左氏伝(しゅんじゅうさしでん)』の中にも「盛服将朝尚早、坐而假寝」という一節があります。「服を着て宮中に出ようとしたが、まだ早すぎるので、座っていたら寝てしまった」という意味です。

「時機尚早」や「時期早尚」は間違い

「時期尚早」は誤用されやすい四字熟語です。よくある間違いは「時機尚早」や「時季尚早」という表記ですが、これは誤りです。正しくは「時機」や「時季」ではなく、「時期」と覚えましょう。

また、「尚早」を逆にした「時期早尚」という誤りや、「尚早」を「早々」とした「時期早々」という誤りの例もあります。「じきそうしょう」という読み方を正確に覚えておくといいでしょう。

「時期尚早」の例文

「時期尚早」はビジネスや政治経済、スポーツなどでよく使われる言葉です。重要な判断を求められる場面で登場することが多い言葉といえるでしょう。

例文

・石油価格が高騰している状況が続いているため、新規で事業を拡大するのは時期尚早だと考えています。
・彼を昇進させるのは時期尚早だと、役員たちは反対しました。
・「彼を四番バッターとして抜擢するのは時期尚早である」と打撃コーチの立場から、監督に進言しました。

 

まだ熟していない実

「時期尚早」の類義語3つ

「時期尚早」にはいくつかの類義語があります。主なものは「早計」「見切り発車」「拙速」の3つです。「時期尚早」とこの3つの類義語との違いは、「早計」「見切り発車」「拙速」のほうがよりネガティブなニュアンスが強くなっているということでしょう。

この3つは物事を起こす判断そのものに対して、否定的な言葉です。ここではそれぞれの言葉の意味と例文をご紹介します。

胸の前にバツ印を作るスーツ姿の男性

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