気息奄奄(きそくえんえん)
「気息奄奄」は、「息も絶え絶えで、すぐにでも死にそうな状態」を表す四字熟語です。比喩的に、物事が今にも滅びそうな状態にも使うことができますよ。
例文
・プロジェクトが上手くいかず、計画が気息奄奄の状態になっている。
【目次】
「満身創痍」の3つの対義語
続いて、「満身創痍」の対義語を3つ紹介します。
無病息災(むびょうそくさい)
「無病息災」はどのような意味でしょうか?
病気をしないで健康であること。
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用
「無病息災」は「病気やケガをせず健康でいること」を意味する四字熟語です。「無病」は病気にかからない、「息災」は病気などの災いを取り除く意味があります。
例文
・毎年正月は初詣に行って、家族の無病息災を願っている。
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平穏無事(へいおんぶじ)
「平穏無事」の意味は以下のとおりです。
[名・形動]穏やかで、何も変わったこともなく安らかであること。また、そのさま。「一家の―を祈る」
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用
「平穏無事」は、「変わったことが起きない落ち着いた様子」を意味する四字熟語です。「平穏」は穏やか、「無事」は「取り立てて変わったことがないこと」や「危険や不幸なことが起きない状態」を意味します。
例文
・今年は何事もなく、平穏無事に過ごすことができた。
元気溌剌(げんきはつらつ)
「元気溌剌」は、「とても元気で気力も充実している様子」を意味する四字熟語です。「元気」は活力がみなぎっているさま、「溌剌」は魚のように勢いよく飛び跳ねる様子を意味し、同じ意味の言葉を重ねて強調しています。
例文
・連休明けでみんな、元気溌剌だね。
最後に
「満身創痍(まんしんそうい)」は、「体中が傷だらけでボロボロな状態」と「精神状態の落ち込みや苦しい状況」の2つの意味を持つ四字熟語です。類語には「疲労困憊」「半死半生」「気息奄奄」、対義語には「無病息災」「平穏無事」「元気溌剌」などが挙げられます。
「満身創痍」における2つの意味を理解することが、状況にあわせた正しい使い分けにつながるでしょう。
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