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2022.06.26

自分の意見を言わないと気がすまない人を意味する【一言居士】←何と読む?



「一言居士」とは何かにつけて自分の意見を言わなければ気がすまない人のことです。人の性格を表す時に使われる言葉で、ややネガティブなニュアンスがあるため、使う場合には注意が必要でしょう。本記事では「一言居士」の由来、使い方、類義語などを解説します。

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「一言居士」とは意見を言わないと気がすまない人

「一言居士」とは何事にも自分の意見を言わないと気がすまない人のことです。

【一言居士:いちげんこじ】
どんな事についても、なにか自分の意見を言わないと気のすまない人。
いちごんこじ。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

一言居士

「一言居士」は人の性格を表す言葉で、ビジネスや政治から日常会話まで、幅広く使われています。一般的にはあまり良い意味では使われていません。何にでも意見を言うので、面倒くさい人、扱いにくい人といったニュアンスで使われることが多い言葉です。

この言葉を使う場合には注意や配慮が必要でしょう。

「一言居士」の読み方は二通りある

「一言居士」には読み方が二通りあります。「いちげんこじ」と「いちごんこじ」です。読み方が違うだけで、意味はまったく同じです。「ひとことこじ」という読み方は間違いなので、注意してください。

一言発言することで事態がこじれてしまう、つまり「一言こじる」という言葉が語源なのではないかという説もあります。しかし、「こじ」は仏教用語に由来する言葉である「居士」が正しい説でしょう。語源については次の文章で詳しく解説します。

「居士」は仏教用語に由来する言葉

「居士」は仏教用語に由来する言葉で、もともとは出家した僧侶ではなくて、普通の生活をしながら仏教に帰依している男性を総称する言葉です。

日本では男性が死亡した場合に、戒名の下につける称号として使われるケースが多いので、位牌に書かれている文字として見たことのある人は多いのではないでしょうか。

なお、「一言」は「ほんのちょっとしたひと言」という意味の言葉です。

「一言居士」の使い方と例文

「一言居士」は人の性格を表す言葉ですが、直接本人に面と向かって言うケースよりも、本人が不在の場面での会話で使われるケースが多いと言えそうです。

【例文】
・息子の学校のPTA会長は【一言居士】だから、こちらからは余計なことを言わないほうがいいですよ。
・取引先の会社の社長は【一言居士】なので、当社の商品について説明する場合は、どんな指摘や意見に対してもしっかり答えられるように入念な準備をしておく必要があります。
・営業課長は【一言居士】として有名で、どんな場面でも発言しないと気が済みません。彼が出席する会議は時間が長くなるため、みんな嫌がっています。

「一言居士」は女性に使える?

「居士」という言葉は男性を意味する言葉であり、男性の戒名に使われることが多いため、女性に対して使えるかどうか、気になるところです。「一言居士」という四字熟語としては男性だけに限定される言葉ではないとされているため、女性に対して使っても問題ありません。

性別に関係なく、何かにつけてひと言多い人という意味であると覚えておくといいでしょう。

「一言居士」を使う際の注意点

「一言居士」という言葉を使う際の注意点が2つあります。1つ目はどちらかというとネガティブな意味で使われることが多いので、一定の配慮をする必要があるということです。ただし「妥協しない人」という良いニュアンスで使われるケースもないわけではありません。

注意点の2つ目は「いちげんこじ」「いちごんこじ」と2種類の読み方があり、あまりなじみのある言葉ではないので、日常会話で多用しないほうがよいということです。場面を選んで使うようにしましょう。

「一言居士」の類義語3

「一言居士」にはいくつかの類義語があります。主なものは以下の3つです。

一言居士

・うるさ型
・論客
・一家言

「一言居士」が一般的にそれほどなじみのある言葉ではないだけに、シチュエーションや相手によってはこれらの類義語を使い分けるのもよいでしょう。この3つの類義語はそれぞれ微妙なニュアンスの違いもあります。それぞれの意味と例文をご紹介しましょう。

【類義語1】うるさ型

「うるさ型」とは何にでも口を出す人という意味です。すべて漢字で「煩型」と表記することもできます。また「うるさがた」とすべてひらがなで表記されることも少なくありません。

【例文】
・料理評論家のAさんははっきり発言する、【うるさ型】として知られているので、彼が訪れたレストランのスタッフはいつも戦々恐々としています。
・先日開催されたピアノコンクールで、彼女は【うるさ型】の審査員たちも絶賛する見事な演奏を披露しました。

【類義語2】論客(ろんきゃく)

「論客」とは巧みに議論をする人、何事にもひとかどの意見を持っていて、堂々と述べる人などの意味があります。「ろんきゃく」もしくは「ろんかく」と読みます。「論客」は政治・経済・文学などの分野でよく使われる言葉です。

【例文】
彼はネットセキュリティの世界では【論客】として知られており、多くの企業が彼のアドバイスを聞きたがっている。
私の父は世間では【論客】と呼ばれていますが、母と口論になると、いつもたじたじになって言い負かされています。

【類義語3】一家言(いっかげん)

「一家言」とはその人独自の見解や意見という意味です。「いっかげん」「いっかごん」という二つの読み方があります。「一家言ある人」という使い方をすると、「一言居士」とほぼ同じ意味になります。

【例文】
・私の夫は薔薇の栽培については【一家言】持っている人なので、道を歩いていて、薔薇が咲いている家を見つけると、必ず批評めいたことを言います。
・彼はラーメンについては【一家言】持っているタイプであるため、一緒にラーメン屋に行くと、食べている途中で話が長くなり、麺が伸びてしまうことがたびたびありました。

まとめ

一言居士

「一言居士」は何かにつけて意見を言わずにはいられない人という意味です。読み方は「いちげんこじ」と「いちごんこじ」の二通りあります。「居士」の語源になっているのは仏教用語で、普通の生活をしながら仏教に帰依している男性を総称する言葉です。

四字熟語の「一言居士」は女性に対しても使うことができます。ポジティブな意味で使われるケースもありますが、ネガティブな意味で使われるケースもあるので、この言葉を使う際には注意が必要です。「一言居士」の意味を知って、正しい使い方をしてください。

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