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2022.10.26

難読漢字【譫言】の読み方は?意味や使い方、言い換え表現をチェック

 

難読漢字である「譫言」は、「うわごと」と読むのが正解です。発熱時のように意識がはっきりしないときの発言や、筋が通っていなくてふざけているような発言を指す言葉です。譫言の正しい読み方とあわせて、使い方や言い換え表現などを確認しておきましょう。

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譫言の読み方は?意味とあわせて解説

難読漢字・譫言の正しい読み方をご存じでしょうか。

■ヒント

熱が出ているときなど、意識がはっきりしていないときの発言を表す言葉です。転じて、ふざけているような発言を指すこともあります。また、「泣き言(なきごと)」「独り言(ひとりごと)」のように「〇〇ごと」と読みます。

譫言は「うわごと」と読む

うわ言を言う女性のイメージイラスト

それでは正解を発表します。譫言の正しい読み方は……「うわごと」でした!譫言という漢字表記以外に、同じ読み方・意味で「囈言」と書くこともあります。一般的には、読みやすさを考慮して「うわ言」と表記するケースが多いです。

「〇〇ごと」と読む言葉は、言葉や話に関する意味をもつのが特徴です。例えば、泣き言は泣きながら言う言葉、独り言は聞く人がいないのにひとりで話すことを指します。

別の読み方は「せんげん」

譫言にはうわごと以外にも読み方があり、「せんげん」と読まれることもあります。うわごとが訓読みであるのに対し、せんげんは音読み。専門用語として医療の場でなどで使われることがあります。

せんげんという読み方は、その場にいる人が意味を理解している場面で用いるのが適切でしょう。そのような場面を除いて譫言を会話で用いる際などは、うわごとと読むのが無難です。せんげんには「宣言」や「千軒」などの表現もあるため、意味が正しく伝わらない可能性があります。

意識がはっきりしないときの発言を意味する

改めて、譫言の意味を辞書で確認してみましょう。

【譫言:うわごと】
1.高熱などで意識の混濁している人が無意識に口走る言葉。
2.筋の通らない放言。たわごと。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

譫言は、意識がはっきりしないときに無意識に発する言葉を指します。正気ではない状況で、思いもよらないことを話しているようなイメージです。高熱で意識がもうろうとしているときの発言に対して使われることが多いです。

転じて、ふざけているような発言を指すこともあります。「意思に反する発言」から派生したもので、筋が通らない言葉に対して用いられます。

譫は「くどくど言うこと」を表す漢字

「譫」という漢字は常用外漢字で、「くどくど言うこと」という意味があります。音読みは「せん」、訓読みは「うわごと」「たわごと」です。譫を使った熟語は譫言以外にもあり、「譫語(せんご)」や「譫妄(せんもう)」が挙げられます。

譫言と譫語は同じ意味をもつ言葉です。譫妄は意識が低下している中で幻覚を見たり、意味不明な発言をしたりする症状を指し、一般的には「せん妄」と表記することが多いでしょう。

譫言の使い方を例文で確認しよう

「筋が通らない発言」を意味する「うわ言」をイメージしたイラスト

譫言は、意識がはっきりしていないときの発言や、筋が通らない発言について述べる際に使える言葉です。例文で具体的な使い方を見てみましょう。

例文

・しばらく寝込んでいたが、譫言をたくさん発していたらしい。
・救急搬送されてきた人は譫言を言っていて危険な状態だ。
・彼女は譫言のように、彼の名前を繰り返し呼んでいた。
・いつまで譫言を言うつもりですか?
・必死に弁解しているが、どれも譫言に聞こえる。

 

譫言の言い換え表現・類義語3つ

「譫言」の類語、「戯言」をイメージしたイラスト

譫言には、同じような意味をもつ言葉がいくつかあります。主な表現には以下の3つが挙げられます。

1. 戯言(たわごと)
2. 戯言(ざれごと)
3. 寝言(ねごと)

似ている表現や類義語を知っておくと、言葉の理解がより深まるでしょう。また、場面に応じて適切に言い換えることも可能です。「譫言」の意味や使い方をマスターしたら、言い換え表現や類義語についても理解しておきましょう。

1. 戯言(たわごと)

ばかばかしい話や意味のない話です。まずは辞書での説明を見てみましょう。

【戯言:たわごと】
《古くは「たわこと」とも》たわけた言葉。ばかばかしい話。また、ふざけた話。「戯言を聞くほど暇じゃない」「戯言をぬかすな」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

否定的なニュアンスを含む言葉で、相手を非難する際やけなすような場面で使われます。「戯」という漢字自体が「ばかばかしい行いをすること」「ふざけること」を表しており、言葉を意味する「言」を合わせることでふざけた話という意味をもちます。

例文

・彼女は会議中に戯言(ざれごと)ばかり言うため、建設的な議論ができない。
・彼の中身のない戯言(ざれごと)にはうんざりしています。

 

2. 戯言(ざれごと)

戯言には、たわごと以外に「ざれごと」という読み方もあります。辞書では以下のように説明されています。

【戯れ言:ざれごと】
《「ざれこと」とも》ふざけて言う言葉。冗談。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

意味は、冗談やいい加減な発言などです。おどけてたわむれるようなニュアンスをもつ言葉です。たわごとはネガティブな使い方が基本ですが、ざれごとはポジティブな文脈で使われることもあります。

例文

・場を和ませるために冗談を言ったが、「戯言(ざれごと)を言うな」と叱られてしまった。
・彼はいつも戯言(ざれごと)を言ってふざけてばかりだが、本番ではきちんと仕事をこなす。

 

3. 寝言

寝言も譫言の類義語のひとつです。まずは辞書の説明をご紹介します。

【寝言:ねごと】
1.眠っている間に無意識に発する言葉。
2.訳のわからない言葉。ばかばかしい言い分。たわごと。「そんな寝言を並べたって始まらない」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

寝言には、寝ているときの発言以外に、訳のわからない言葉やばかばかしい発言という意味もあります。譫言は筋の通らないようなふざけた発言を指すため、同じような意味で使えるでしょう。

例文

・いつまでも寝言を言っているんじゃない。
・そんな寝言ばかり言っていても始まらない。

 

譫言の読み方や言い換え表現を覚えておこう

譫言は「うわごと」と読み、意識がはっきりしていないときの発言を指します。または、筋の通らないふざけた発言を表すこともあります。うわごと以外に「せんげん」と読むこともありますが、医療の場などの限定的な場面で用いられるのが基本です。

譫言の言い換え表現には、戯言(たわごと)や戯言(ざれごと)、寝言が挙げられます。譫言の読み方や意味、使い方などを正しく覚えておきましょう。

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