他人の空似
「他人の空似」の読み方は「たにんのそらに」。意味は「血縁関係がないのに、顔つきなどがとてもよく似ていること」です。単に「空似」と言うこともできます。見た目などが非常によく似ているという点では「瓜二つ」と同じですが、「他人の空似」は血縁関係がない他人同士がよく似ている際に使う言葉です。
例文:最近入社してきた社員は、私の親友に顔がとてもよく似ていてびっくりした。他人の空似とはこのことだ
対義語にはどのようなものがある?
「瓜二つ」の対義語には何があるのでしょうか。一つひとつ見ていきましょう。
似ても似つかない
「似ても似つかない」とは、「まったく似ていない」という意味です。この慣用句は、人に対してはもちろん、商品や景色などさまざまなものに対して使えます。「瓜二つ」は、「見た目がよく似ている」という意味ですので、対義語としてぴったりです。
雲泥の差
「雲泥の差」は、「うんでいのさ」と読みます。意味は「大きな隔たり」「大きな差」。二つのものを比べて、その両者の差が非常に大きいことを指す表現です。「見た目がよく似ている」という意味の「瓜二つ」をそのまま反対にした言葉ではありませんが、使いようによっては、「瓜二つ」の対義語となるでしょう。
「瓜二つ」の英語表現は?
では、「瓜二つ」の英語表現を見ていきます。
two peas in a pod
「瓜二つ」の英語表現としてぴったりなのが「two peas in a pod」です。「pea」は「エンドウ豆」のこと。「pod」はエンドウ豆の「さや」のことです。「two peas in a pod」という表現を直訳すると「1つのさやの中の2つのエンドウ豆」という意味になります。
文章で言いたい場合には、「〜のようだ」という「like」と合わせて、「They are like two peas in a pod.(彼らは瓜二つだ)」という表現がよいでしょう。
carbon copy
「carbon copy」は、「カーボン紙による写し」のことで、「生写し」や「瓜二つ」という意味でも使える英語です。「She’s a carbon copy of her mother.(彼女は母親に瓜二つだ)」などと使いましょう。
最後に
「親子や兄弟などの見た目がそっくりなこと」を意味する「瓜二つ」。性格や状態、内容など、見た目以外についても、「瓜二つ」を使っていた方もいるのではないでしょうか。これを機会に、言葉の意味を覚えて、正しく使えるようにしましょう。
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