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2022.08.21

夏の疲労回復サポートに常備したい「はちみつレモン」の魅力【管理栄養士解説】

 

夏にぴったりの「はちみつレモン」は、疲労感や紫外線による酸化ストレスが気になるときにもおすすめ。管理栄養士に聞くその注目点と、夏らしい爽やかなアレンジ方法をご紹介します。

今こそ知りたいはちみつレモンの魅力

気温の高い日々が続き、疲労を感じやすくなっている人も多いのではないでしょうか。そんな今だからこそ見直したいのが、輪切りのレモンをはちみつに漬けた「はちみつレモン」。夏の定番アイテムとして幅広い世代になじみのあるはちみつレモンですが、実は栄養学の点から見ても疲労回復効果が期待できるそう。

この夏を乗り切るために、今回はそんなはちみつレモンの改めて知りたいポイントと活用方法についてご紹介。管理栄養士の渥美まゆ美先生に教えていただきました。

夏にぴったり!はちみつレモンの5つの注目ポイント

POINT1:夏の疲れをおいしくケア

疲れを癒すための様々なパワーが隠されているはちみつレモン。昔から「疲れた体にはすっぱいものがいい」といわれ、レモンや梅干しは夏疲れのケアに使われてきました。

「SNSや料理投稿サイトに、はちみつレモンを使ったレシピが続々と登場していることから、比較的若い世代から注目されていることがわかります。はちみつレモンは、レモンのすっぱさを上手にはちみつがやわらげ、見事なマリアージュを完成させた先人の知恵がギュッとつまった夏におすすめの常備食です」(渥美まゆ美先生・以下同)

POINT2:レモンのキレート作用で代謝を促進

レモンのクエン酸の含有量は、果物の中でもトップクラス。ほかの果物と比べると、みかんの約6倍、りんごの300倍も多く含まれています。

「レモンにはクエン酸という、すっぱさの主成分である有機酸が豊富に含まれています。クエン酸には、ビタミンやミネラルの吸収を助けるキレート作用があり、この作用によって代謝が上がり、結果的に疲労の回復をサポートしてくれます。はちみつにレモンをつけることですっぱさが緩和され食べやすくなるだけでなく、一緒に食べると、レモンのクエン酸がはちみつのビタミンB群の吸収効率を高めてくれます」

POINT3:ポリフェノールや香り成分で元気をチャージ

真夏は紫外線や暑さによるストレスから、酸化ストレス (活性酸素などによるダメージ) を受けやすい時期。この酸化ストレスから体を守るのが、ポリフェノールなど抗酸化作用のある成分です。

「レモンには、非常に抗酸化力の高いエリオシトリンが含まれています。果皮に多くふくまれることから、皮ごと食べられるはちみつレモンはポリフェノールをふんだんにとることができます」

さらにレモンの香りは、軽作業の負担感や疲労感を軽減する (※) など、香りによる効果も報告されています。また、果皮に多く含まれる香り成分・リモネンは自律神経の交感神経を刺激することが知られており (※) 、元気のもとになると考えられています。

※人間と科学 県立広島大学保健福祉学部誌13(1) 1-9 2013

POINT4:冷蔵庫にストックしておけばいつでも手軽に使える

レモンを好きな形に切ってはちみつに漬けるだけ、という手軽さもはちみつレモンの魅力のひとつ。

「1日漬けておくのがベストですが、急いでいるときは30分でもOKです。冷蔵庫に入れておけば1週間程度もちますので、この夏は常備食として作り置きしておくといいかもしれません。忙しいときやレモンをカットするのが面倒なときは、すでにカットしてある冷凍レモンを使うのもおすすめです。冷凍レモンも生のレモンと同様に、はちみつレモンにして冷蔵庫で保存することができます。また、お好みで市販のレモン果汁を使い、〝追いレモン〟をしてもよいのではないでしょうか」

POINT5:幅広いアレンジが可能

はちみつレモンはもちろんそのままでもおいしく食べられますが、ドリンクやスイーツ、料理のソースに応用するなど汎用性も高く、様々な利用法ができます。特にこの季節は冷たいスイーツとの相性が抜群! おいしさが増して特別な一品が完成します。

管理栄養士おすすめ!はちみつレモンのアレンジ術

1:炭酸水に入れてレモネードに

炭酸水にはちみつレモンを入れてかき混ぜるだけで、簡単レモネードのできあがり!

2:かき氷のシロップに

かき氷のシロップの代わりにはちみつレモンを。もっとレモン風味が欲しいときは、レモン果汁で追いレモンしても◎。

3:アイスにトッピング

いつものバニラアイスの上にはちみつレモンをトッピングするだけで、ちょっと特別感のあるデザートに。バニラアイスを買い置きしておけば、いつでもレモン風味のアイスが楽しめます。

4:チキンソテーのソースに

はちみつレモンはチキンソテーのフルーツソースとしてもぴったり。チキンは塩コショウで焼くだけでOK。はちみつレモンをそのまま乗せても、お好みで焼汁と混ぜてもおいしく仕上がります。バジル、オレガノ、ローズマリーなどのハーブと合わせればさらにスペシャルな一品に。チキンだけでなく、豚肉のソテーにもよく合います。

疲労回復をサポートしてくれたり、酸化ストレスから身を守る成分が含まれていたりと、暑い季節にうれしいはちみつレモン。夏の疲れが溜まりがちなこの時期、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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教えてくれたのは…

渥美まゆ美先生

管理栄養士、フードコーディネーター、料理家、健康運動指導士。
保育園勤務、健保組合、大手料理教室の講師を経てフリーランスで活動後2016年株式会社 Smilemeal 設立。出版、メディア出演、レシピ開発、レストランやコンビニのメニュー開発等をすると共に、企業向け健康セミナーの講師や企業の健康経営サポートサービス、料理教室、高齢者向け介護予防教室など健康サポート事業にも携わる。

情報提供:ポッカレモン100

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