晴耕雨読の対義語
次に、晴耕雨読と反対の意味を持つ語を見ていきます。雑事に追われ、休みなく働かなくてはならず、心に余裕のない状態を指す語です。
1. 多事多端(たじたたん):仕事が多くてとても忙しいこと。
2. 南船北馬(なんせんほくば):絶えずあちこちに忙しく動き回ること。
3. 昼夜兼行(ちゅうやけんこう):昼も夜も休みなく仕事をすること。
4. 東奔西走(とうほんせいそう):忙しく駆け回ること。
いかにも忙しそうな、余裕の感じられない字が並びます。
【目次】
晴耕雨読を英語で言うと?
晴耕雨読そのものズバリの英語表現はありませんので、「晴れた日には田畑を耕し、雨の日には読書をする」という状況を説明する表現となります。
1:Work in the field in fine weather and stay at home reading when it is wet.(晴れた日には田畑を耕し雨の日には本を読む。)
2:He lived in the country, working in the fields on fine days and reading books on wet [rainy] days.(彼は田舎で晴耕雨読の生活を送っていた。)
まとめ
晴耕雨読とは「自然にまかせてのんびりと暮らす。」という意味ですが、だからといって、堕落した生活をするというわけではありません。「晴れた日には働き、雨の日には読書をする。」という自然にまかせた生き方。この暮らしは、忙しい現代人にとっては憧れの生活かもしれません。
執筆
武田さゆり
国家資格キャリアコンサルタント。中学高校国語科教諭、学校図書館司書教諭。現役教員の傍ら、子どもたちが自分らしく生きるためのキャリア教育推進活動を行う。趣味はテニスと読書。
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