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【目次】
ベビーカーステップのメリットとデメリット
「ベビーカーステップ」はベビーカーに取り付けるアイテムで、子どもが立ったり座れたりするボードのことです。別名「バギーボード」とも呼ばれ、2人以上の子どもとの移動を楽にしてくれます。
歳の近いきょうだいを育てる家庭にぴったりのベビーカーステップですが、まずは気になるメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリットは子どもを連れた外出が楽になること
ベビーカーステップを使用するメリットは、上の子どもと下の子どもを同時にベビーカーに乗せられることです。上の子どもが大人と同じ方向に進んでくれない、突発的にどこかへ走り出してしまうなど、外出中の「困った」をサポートします。
特に、大人1人で子ども2人を連れて外出する際に重宝するアイテム。子ども2人と一緒に移動できるため、外出へのハードルが一気に下がります。「座り乗りタイプ」や「立ち乗りタイプ」があるので、子どもの年齢に合わせて使用可能です。
ベビーカーステップをレンタルする方法もある
購入に迷ったときは、ベビーカーステップをレンタルする方法もあります。ベビー用品のレンタルを行っているウェブサイトなどがあるので、確認してみましょう。
なお、安全面を考慮すると、手作り品や代用品はおすすめできません。安全性が担保されていないことが多いため、走行中に破損したり部品が外れたりする危険があるなど、怪我や事故につながりかねないためです。
デメリットはベビーカーが押しづらいこと
ベビーカーステップはベビーカーの後ろに取り付けて利用するので、「押しづらい」と感じることがあります。進行方向の足元にあるため歩きにくくなったり、バランスを取りづらくなったりするためです。
使用頻度によってはベビーカーのフレームに負担がかかり、変形・ゆがみの原因になることも。フレームが細い軽量タイプのベビーカーへの取り付け・使用は避けた方が無難です。
押しづらい・元の商品の頑丈さに左右されるというデメリットはあるものの、複数の子どもと同時に移動できることを考えると便利なアイテムであることは間違いないといえます。
ベビーカーステップの機能性をチェック
ベビーカーステップの使いやすさは「乗りやすさ」「タイヤの数」などの要素に左右されます。大人にとって押しやすく、子どもにとって乗りやすい快適な商品を選ぶことが大切です。
ベビーカーステップの機能性について紹介します。
子どもの「乗りやすさ」
ベビーカーステップは「座って乗るタイプ」と「立って乗るタイプ」の二つに分かれます。どちらにするかは、子どもの性格・性質を基準に選ぶとよいでしょう。
歩くとなるとぐずりがちな子どもの場合は、座って乗るタイプを選びます。「座りたい」とぐずったときに、サッと座らせられるためです。
一方、歩くのが好きな子どもの場合は、立って乗るタイプが適しています。座って乗るタイプよりも視界が広がりやすく、子どもも楽しみながら移動できるはずです。
足がはみ出ると滑りやすくなるので、ステップ部分が広い商品の方が安全といえます。
タイヤの数や走行性
「タイヤの数」「走行性」も重要です。タイヤの数が多い方がなめらかに走行できますが、道を曲がるときなどに左右に揺れやすいという特徴があります。なお、静音性にこだわったタイヤを採用した商品であれば、静かな走行が可能です。
「歩くときに邪魔にならないかどうか」も確認したいポイント。大きなボードが採用されている商品の場合は、後ろに出っぱっていることが多いため、ベビーカーを押しにくくなることがあります。
ボードの高さを調節できる商品であれば、足がぶつかりにくくなるためおすすめです。
ベビーカーステップ選びの3つのポイント
ベビーカーステップを選ぶ際は「サイズ」「対象年齢・体重制限」「装着や高さ調節のしやすさ」が重要です。三つのポイントを踏まえながら、実際の選び方について紹介します。
手持ちのベビーカーに合うサイズかどうか
ベビーカーステップを選ぶ際は、すでに購入しているベビーカーのサイズに合った「ユニバーサルデザイン」のアイテムかどうかを確認するのがおすすめです。面ファスナーで装着できる商品や、特別なアタッチメントが不要な商品であれば、メーカーを問わずに使用できます。
一方で、使用できるブランドが限定されているタイプも。例えば、ベビーカーの純正モデルとして販売されている商品です。
手持ちのベビーカーに装着可能かメーカーに確認しておくと、購入時のトラブルを防止できます。
対象年齢や体重制限に問題はないか
ベビーカーステップは商品ごとに対象年齢や体重制限が設けられています。一般的には、使用可能な年齢が生後15カ月ごろから5歳ごろまで、ステップに乗れる体重の上限が20kgまでという場合が多いでしょう。
とはいえ、対象年齢はあくまでも目安なので、「1人でしっかりと立っていられるか(座っていられるか)」を基準に選ぶことが大切です。
高さ調節や取り外しが簡単か
子どもの成長に合わせられるよう、ステップボードやサドルの高さを調節できると便利です。大人1人でも簡単に着脱できるものを選んでおくと、外出前の準備が楽になります。
立ち乗りや座り乗りができる2wayタイプなら、サドルの取り外しが簡単なものがおすすめ。立ち乗りしていた子どもも突然座りたがる場合があるため、遠出などする際も重宝します。
有名ブランドにも取り付け可能なアイテム4選
ベビーカーステップには、コンビやアップリカなど、有名なベビーカーブランドにも対応できる商品が多数販売されています。
便利な面ファスナーを使用した商品や、A型・B型ベビーカーの両方に対応できる商品など、おすすめのアイテムを紹介します。
Rozally「ベビーカーステップ」
●対象年齢:7歳前後までを推奨
●耐荷重:25kg
日本・海外問わず多くのメーカーに対応している機能性の高いアイテムです。座って使用すれば上の子どもと下の子どもが同じ目線になれるので、上の子どもの「ベビーカーに乗りたい」という気持ちをかなえてあげられます。
立って乗るときは上の子が周りの景色を楽しめるように、ベビーカーから頭が少し出ることを見越して設計されているのもポイントです。
フルカラーの丁寧な説明書付きで、1人でも10分ほどの時間で組み立てられる手軽さも魅力といえます。
Rozally「ベビーカーステップ」
MONO KOTO DEPT「ベビーカーステップ」
●対象年齢:2〜6歳推奨
●耐荷重:25kg
アトラクション感覚で乗れる、遊び盛りな上の子どもも大満足なアイテムです。安全基準をクリアした「強力な面ファスナー」採用で、ベビーカーのフレーム部分に巻き付けるだけで装着できます。
太めのタイヤを使用しているため、多少ごつごつとした道でも安定した移動が可能です。日常的な散歩や買いものはもちろん、アウトドアにもぴったりといえます。
しばらく外出しないなど、使わないときは付属のストラップで吊せば収納が可能。フレームに装着した状態で吊すので、毎回取り外す手間もありません。
MONO KOTO DEPT「ベビーカーステップ」
timiland「ベビーカーステップ ふたり乗りボード」
●対象年齢:3~6歳推奨
●耐荷重:25kg
ハンドル付きの座席シートで楽しく乗れる、2wayタイプのアイテムです。ベビーカーのフレームにベルトを巻き付けて使用するので、多くのメーカーのベビーカーに対応できます。
座席シートには洗えるクッションと背もたれが付いており、座り心地も問題ありません。大人が歩くときに押しやすいよう、ベビーカーとボード本体の長さを調節できる機能も魅力。
耐摩耗性に優れたタイヤは衝撃をやわらげてくれるため、走行のしやすさと安全性も兼ね備えています。
timiland「ベビーカーステップ ふたり乗りボード」
Gstage「ベビーカーステップ」
●対象年齢:2~6歳推奨
●耐荷重:25kg
静音性の高い、太めの2輪タイヤが特徴のベビーカーステップ。強力な面ファスナーを巻き付けて装着するので、多様なメーカーのベビーカーに対応可能です。
座り心地のよいサドルは取り外し可能で、子どもの成長に合わせて長く使い続けられます。ステップ部分には滑り止め加工が施されているため、移動中に転倒してしまう心配もほぼありません。
取り付け部分のアームは長さ調節ができ、大人の歩幅に合わせやすい仕様です。本体を吊り下げできる専用のフック付きで、収納しても邪魔になりません。
Gstage「ベビーカーステップ」
ベビーカー純正モデルのアイテム3選
有名ブランドの「AIRBUGGY」「BABYZEN」「CYBEX」から、純正モデルのベビーカーステップが販売されています。
専用コネクター付きのものやワンタッチで装着できるものまで、純正モデルならではのおすすめアイテムを見ていきましょう。
AIRBUGGY「2WAYボード」
●対象年齢:生後15か月以上を推奨
●耐荷重:25kg
AIRBUGGYの「COCOシリーズ」に対応したアイテムです。双子用エアバギーにも対応しており、子どもを連れた外出に最適です。
フック式の専用コネクターで連結するため、簡単に着脱できます。座面は運転手気分を味わえるハンドル付きで、上の子どもも楽しく乗車できます。
生後15か月の子どもでも安全に乗れるように、座った状態のままベルトで固定も可能です。ボードから座面が取り外せるため、座り乗りと立ち乗りの2wayタイプとして使用できます。
AIRBUGGY「2WAYボード」
BABYZEN「YOYO board」
●対象年齢:20kgまでの子どもを推奨
●耐荷重:20kg
BABYZENで販売されている「YOYOベビーカー」専用のアイテムです。装着したときの走行性・使いやすさにこだわって開発されているので、ベビーカーの機能性を損なわずに使用できます。
ワンステップでベビーカーに装着でき、使わないときは付属のストラップで収納可能。スーパーや屋外施設など、外出先を選ばずに使用できます。便利な2wayタイプのため、座り乗りも立ち乗りも可能です。
BABYZEN「YOYO board」
CYBEX「プリアム キッズボード」
●対象年齢:生後12か月以上推奨
●耐荷重:20kg
CYBEXの「プリアムシリーズ」専用のアイテムです。シンプルさを追求した無駄のない作りで、子どもの2人乗りに最適。
専用のアタッチメントを使用しているため、フレームへの装着も簡単です。装着したまま、折りたたんでコンパクトに収納できます。
タイヤの数が少ないので、大人がベビーカーを押すときに邪魔になりにくい点も魅力です。
CYBEX「プリアム キッズボード」
1〜2歳から使用できるアイテム4選
ベビーカーステップはハンドル付きで楽しく乗れる、1~2歳以上の子ども向けラインアップが充実しています。途中から立って乗るタイプに移行できる2wayタイプであれば、長く使用できて経済的です。
きょうだい同士の年齢が近い家庭におすすめのアイテムを紹介します。
beberoad「2イン1 ベビーカーボード」
●対象年齢:生後15か月から5歳推奨
●耐荷重:25kg
シンプルなデザインで長く使用できる、2wayタイプのアイテムです。対象年齢が生後15か月から4歳までなので、年子のきょうだいがいる家庭であればリーズナブルに使用できます。
特別な工具を必要とせず装着できるため、着脱に時間がかかりません。サドル部分は子どもの成長に合わせて高さ調節が可能です。
タイヤには、衝撃を吸収する「ユニバーサルホイール」を採用しており、スムーズな走行を実現します。
beberoad「2イン1 ベビーカーボード」
Come true「ベビーカーステップ」
●対象年齢:2~6歳推奨
●耐荷重:25kg
アトラクション感覚で乗車できる、安定感のあるアイテムです。面ファスナーを巻き付けて装着するタイプなので、多くのベビーカーに対応しています。
サドルが外せる2wayタイプで、座り乗りも立ち乗りも可能。子どもが歩き疲れたときや、抱っこを嫌がるときに重宝します。
ステップ部分には滑り止め加工が施されており、乗り降りや走行時の安全面に配慮しているほか、検品を日本国内で行っている点も魅力です。
Come true「ベビーカーステップ」
Meinkora「ベビーカーステップ」
●対象年齢:2~5歳推奨
●耐荷重:記載なし
握りやすいハンドルと安全ベルトが付いた座面が特徴のアイテム。運転手気分を味わえるため、移動中に退屈したりぐずったりする場面が少なくなるでしょう。
日本語の取扱説明書が付属しており、着脱も簡単です。ベビーカーや子どもの体格に合わせられるよう、取り付け部分のジョイントレバーで長さを調節できます。
安定感のある2輪タイヤは耐衝撃性が高く、段差や点字ブロックの上を走るときも安全です。使用しないときは吊り下げ収納も可能で、装着した状態のままベビーカーを利用できます。
Meinkora「ベビーカーステップ」
Lascal「バギーボードマキシプラス」
●対象年齢:2~6歳ごろ推奨
●耐荷重:22kg
折りたたみ可能なサドルを搭載した、2wayタイプのアイテム。サドルを折りたためば即座に立ち乗りへ移行できます。
多くのベビーカー・バギーに装着ができ、ボタン一つで取り外しが可能です。機能性も高く、タイヤは夜道でも安心な「光を反射する塗料」で加工してあります。
滑り止め付きのステップボードには囲いが付いており、ボードから子どもの足が滑り落ちないように設計されているのもポイントです。
Lascal「バギーボードマキシプラス」
25~30kgまで使用できるアイテム
ベビーカーステップの一般的な体重制限は20kgですが、子どもの成長具合や体格によっては体に合わないケースもあります。
最大で30kgまで使用できる商品もあるため、きょうだい同士の年齢差が大きいときにぴったりです。25〜30kgまで使用できる、おすすめのアイテムを紹介します。
日本育児「ママつれてって!静音(しずか)」
●対象年齢:1歳半頃から
●耐荷重:30kg
30kgまで使用でき、安定感のあるアイテムです。静音性の高い3輪タイヤを採用しており、なめらかな走行が特徴です。
地面との接地部分にやわらかい素材を使用し、でこぼことした道でも問題なく走行できます。ワンタッチ式のアームで装着できるため、取り外しも簡単です。
アームは後輪の支柱に取り付けるので、手持ちのベビーカーに対応できるかどうかを確認してから購入することをおすすめします。
日本育児「ママつれてって!静音(しずか)」
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