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2023.04.15

カーテンレールは自分で取り付けられる?DIYのメリットや注意点とは【専門家監修】

 

実はカーテンレールは自分で取り付けられます。ただし、なかには業者に頼む方がよい場合も。本記事では、自分でカーテンレールを取り付けられる場合やそのメリット、注意点などを解説します。

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カーテンレールとは?

カーテンレールはあらかじめつけてあるか、業者に頼んでつけてもらわなければならないものだと思っている人も多いのではないでしょうか? しかし、場合によっては自分で取り付けることができるんです。

そこで、おうちの快適空間をつくる街のリフォーム屋さん「アトリエボックス」でインテリアデコレーター並びに窓装飾プランナーをされている米道莉恵さんに、カーテンレールを自分で取り付けるメリットや取り付ける際の注意点、取り付け方についてお話をうかがいました。

ウッドテイストのカーテンレールに取り付けられた茶色のカーテンの写真

まず、カーテンレールについて確認しましょう。カーテンレールとは、窓のまえに取り付けるカーテンを吊るための器具のこと。多くの場合は、すでに取り付けられています。カーテンレールにはいくつか種類があり、機能レールや装飾レール、つっぱりタイプなどが挙げられます。

これらの種類と特性を活かすことで、部屋づくりがさらに楽しくなります。それぞれの詳細について見ていきましょう。

1:機能レール

いちばんポピュラーなタイプ。機能レールとは、カーテンの開閉機能に重点を置いたレールのこと。機能レールと呼ばれるのは、カーテンの開閉がしやすく、名前の通り機能性に優れているからです。続いて紹介する装飾性のカーテンレールと組み合わせて使用する場合もあります。

2:装飾レール

デザイン性を重視した「見せるための」カーテンレールのことを装飾レールと呼びます。レールそのものが、装飾品のひとつとして捉えられているのです。

たとえば、棒状のレールにリングを通してカーテンを吊るすタイプが挙げられます。こちらも名前の通り、装飾的でおしゃれ。素材も木製や鉄製などさまざまあり、インテリアの雰囲気に合わせたい人や、細部にまでこだわりたい人におすすめです。

3:つっぱりタイプ

つっぱりタイプは、長さを変えられる棒を壁と壁のあいだで調節して固定するタイプ。つっぱりタイプのメリットは、天井や壁に穴を開けないところ。窓ではなく、空間と空間を仕切る用途としても活用できます。

たとえば、間仕切り用だけでなく、シャワーカーテンや小窓に取り付けてカフェカーテン仕様にするなど、さまざまな使い方ができるんです。

カーテンレールを自分で取り付けるメリットとは?

カーテンは柄や素材、サイズなどさまざまな種類がありますが、カーテンレールにも種類があることがわかりました。部屋の雰囲気や用途に合わせて選んでみてください。続いては、カーテンレールを自分で取り付けるメリットについて解説します。

白い天井と白いカーテンの写真

1:費用を抑えられる

新しくカーテンレールを取り付けたいという場合は、業者に頼むか自分で取り付けるかの2択になります。業者に頼む場合は、カーテンレールや道具代のほかに依頼費がかかります。一方、自分で取り付ける場合はカーテンレールや道具代だけで済むのがメリットです。

2:好きなタイミングで取り付けられる

業者に依頼する場合は、業者と自分のスケジュールを合わせる必要があります。平日や日中は仕事をしていて時間がないという人も少なくないのではないでしょうか。

自分で取り付けるのであれば、好きなタイミングで取り付けることができるので、スケジュールを合わせにくい方には向いているでしょう。

カーテンレールを自分で取り付けるときの注意点

カーテンレールを自分で取り付ける場合は、いくつか気をつけなければならない点も。カーテンレールを取り付ける前に、しっかり確認しておきましょう。

カーテンレールを見ながら資料にメモを書き込んでいる、エプロンをつけた人の写真

1:プロにお願いしたほうがよいか、自分でもできるかを見極める

カーテンレールは自分でも取り付けられますが、場合によっては業者に頼まなければならない場合もあります。そもそも、業者に頼んだ方が失敗する心配もありませんし、長く安全に使うことができるでしょう。

業者に依頼したほうがよい場合は、掃き出し窓と呼ばれる比較的大きい窓のために取り付ける場合です。ほかには、電動式のカーテンを取り付ける場合天井埋め込み式のカーテンレールを取り付ける場合には、業者に依頼したほうがよいでしょう。

2:取り付けることができる強度があるか(下地があるか)

カーテンレールを取り付ける際は、取り付ける場所がカーテンレールやカーテンの重みに耐えられる強度があるかどうかを確認する必要があります。

壁の下にある芯材の強度を確かめるひとつの方法は、壁をコンコンと叩くこと。鈍い音がした場合は、表面の壁の奥に下地があると考えられます。つまり、それなりの強度があるといえるでしょう。ほかにも、下地センサーを使って確認する方法もあります。

下地センサーのほかに、針式の下地探しで確認する方法も。下地がないところだとビス(ネジ)がきかず、無理やり取り付けると落下する恐れがあります。必ず、下地があるかどうか確認してください。

3:周囲にものがないか

カーテンレールは一度取り付けると跡が付いてしまいます。エアコン部に干渉していないか、そこにカーテンを吊るしてほかの家具の邪魔にならないかなどを確認してから設置するようにしましょう。

カーテンレールの取り付け方を解説

カーテンレールを取り付ける前の確認が済んだら、いよいよ取り付けです。どこに設置するかを決めたあとの手順を、カーテンレールの種類別に説明します。必要な道具は、メジャーと脚立、ドライバー、キリです。

ちなみにドライバーは、電動ドライバーがあれば早く作業を進めることができます。また、ブラケットの取り付け位置にしるしをつけるために、鉛筆かマスキングテープがあると作業がやりやすいですよ。

カーテンを取り付けようとしている人の手元の写真

取り付け方には、正面付け天井付けの2種類があります。大抵は窓枠の上に正面付けすることが多いですが、部屋が広く感じられるのは天井付けです。エアコンやクローゼットの扉などが干渉してしまう場合は、レース用のカーテンレールのみを窓枠内に天井付けすることもあります。

天井付けといっても、窓枠内の天井に付ける場合が多いです。窓枠内の天井付けならそこまで心配はありませんが、天井面に直接取り付けたい場合は注意が必要です。天井には下地が入っていない場合が多く、この場合は大工さんに頼んで下地を入れてもらわなければなりません。また、この作業にはクロス補修を伴うことも。

しかし、天井近くからカーテンを取り付けることで、部屋が広く見えるほか、光漏れも少なくなるというメリットがあります。

このあたりのポイントも気をつけたうえで、それぞれの取り付け方を見ていきましょう。

正面付け・機能レールの取り付け

窓枠に対して、10センチから20センチ長めのレールを用意します。ブラケットを固定してレールを取り付け、ネジで固定すれば、設置完了です。

天井付け・機能レールの取り付け

天井付けの場合は、レールを直接天井につけ、ネジどめを行います。天井付けのブラケットを使用する場合もあるので、用意したのはどういうタイプか確認しておきましょう。

はじめにレールの両端をネジで固定しておくと、作業がやりやすくなります。天井壁に直接ネジを入れるよりも、キリで一度穴をあけるとやりやすいかもしれません。また、カーテンボックス内に天井付けする場合もあります。

正面付け・装飾レールの取り付け

装飾レールの多くは、棒状のレールにフープを通してカーテンを吊るすタイプなので、この場合は正面付けタイプのみ。

しかし、なかには天井付けできるタイプの装飾レールもあるよう。しかし、これは特殊なケースなので装飾レールの多くは正面付けという認識で問題ありません。

ブラケットの位置を決めたら、ブラケットのプレートをネジで固定します。取り付けるときは、レールが水平になるように気をつけてください。プレートがないタイプのものもあるので、付属の説明書などを参考にしながら取り付けましょう。

天井までのバランスを見ながら、窓枠よりレールが10センチ以上、上がっている方が見栄えがよくなります。

レールは、ブラケットよりも15センチ以上は長めにすると安定するといわれていますが、タイプによって異なるため、必ず説明書などを確認しながら作業を行ってください。ブラケットから飛び出るレールの長さを左右対称にしたら、ブラケットとレールを固定して設置完了です。

つっぱりタイプの取り付け

つっぱりタイプは、レールを支えるための壁や支柱に長さを合わせて固定するだけ。とても簡単です。注意点としては、許容荷重以上のカーテンを吊るすとポールがずれ落ちてしまう可能性があること。使用の際は、許容荷重を確認しましょう。

最後に

カーテンレールの取り付け方を紹介しましたが、意外とステップは少ないもの。2人以上いれば作業は進めやすいですよ。DIYすれば、さらに家に対する愛着も湧きそうです。ぜひ、本記事をひとつの参考にしてみてください。

よねみちりえさんの写真

監修

アトリエボックス 米道莉恵(よねみち・りえ)

京都・太秦にある、「アトリエボックス」でマネージャーを務め、快適な空間作りをしている。インテリアデコレーター、リビングスタイリスト、窓装飾プランナーの資格を保有。
趣味は、沖縄旅行。離島のきれいな海でシュノーケルするのが大好きで、毎年リフレッシュしに行っている。

執筆/京都メディアライン

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