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LIFESTYLE 100人アンケート

2023.08.02

小学生におすすめの自由研究は? 実際に取り組んだテーマを100人に聞きました

 

毎年、子供の夏休みの自由研究に頭を悩ませている人は多いでしょう。自由研究の歴史や意義を解説しながら、実際に選ばれている自由研究のテーマを学年別にご紹介します。今年の夏休みにはぜひトライしたいものが見つかるはず!

【100人に聞いた】小学生におすすめの自由研究は?

小学生の夏休みの宿題、その最難関といえば自由研究。毎年どんなテーマにするべきか、子供といっしょに頭を抱えるママ・パパも多いはず。今回は、100人のワーママに「これまで子供が実際に取り組んだ自由研究」を学年別に調査しました。そしてそもそも自由研究に求められているものって? その意義をまずはご紹介します。

自由研究の意義について

もともと自由研究は、1947年の学習指導要領に採用されたのがはじまりとされています。当初は国語や算数のように教科のひとつに位置付けられ、子供がそれぞれに興味をもったことに取り組む時間でした。

しかし、その後の学習指導要領改定に伴って授業内容はより画一化されたものとなっていき、自由研究は除外されることに。ただ、子供の興味・関心を伸ばすという指針は残り、長期間に渡る夏休みの宿題として自由研究が定着した模様です。

自由研究の選び方・考え方について

とはいえ、自由研究に取り組むのはそう簡単ではないもの。テーマをどのように選ぶべきなのか、その考え方や意義についても考えてみましょう。

興味関心の広い子には自分の意思で選ばせる

もともと読書が好きな子や、興味関心の幅が広い子の場合には、自分の持っている知識の中から、さらに深く掘り下げたいことをテーマにできると良いでしょう。自身の好きなジャンルであれば、イキイキと取り組むことができるはず。

WEBや図書館でおすすめのテーマをチェックしても

「テーマは自由」といわれるとかえって何を選べばいいかわからない…。そんな時には、WEBや図書館などで公開されている自由研究例を親子でチェックするのがおすすめです。

自由研究講座や工作キットで関心を広げる

夏休みにはさまざまな子供向けのイベントや講座が開かれているもの。そこへ足を運んで自由研究にする、というのもいいアイディアです。また、研究テーマと必要な道具・材料がセットになったキットも便利。自分で考えないと、とつい思ってしまうかもしれませんが、そもそも子供の関心を広げるのが自由研究の意義。新たなものに触れることは、十分に自由研究と言えます。

【100人に聞いた】子供が小学生低学年のときにやった自由研究テーマ

続いては、実際に選ばれている自由研究テーマをアンケート調査。まずは、初めて自由研究に取り組む1年生を含んだ低学年の子たちが取り組んだ内容を教えてもらいました。

小学校低学年が選んだ自由研究テーマの内訳を示した円グラフ

※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)

工作:37.3%
生き物の観察:17.6%
植物観察:11.8%
科学:9.8%

食べ物関連:9.8%
その他:13.7%

工作

低学年では、37.3%を占めた工作が一番人気。手軽に楽しく作れるものが多く挙がってきました。

「カレンダー作り」(40代・北海道・子ども3人)
「トイレットペーパーの芯を利用したコイン別の貯金箱」(40代・千葉県・子ども2人)
「箱を組み合わせて、走る車を作った」(40代・北海道・子ども2人)
「ひまわりの種に色を塗って、ひまわりの花になるように紙に貼り付けた」(40代・北海道・子ども2人)
「粘土で置き物を作った」(40代・大阪府・子ども2人)
「輪ゴム鉄砲」(40代・大阪府・子ども3人)

生き物観察

近所の公園にいる身近な生き物から、旅先で調べられるような生き物まで、生き物研究も人気のようです。

「トンボの研究」(40代・山形県・子ども2人)
「ダンゴムシの行動研究」(40代・熊本県・子ども2人)
「海の生物調べ」(40代・愛知県・子ども1人)

植物の観察をする少年

植物観察

ゆっくりと成長する植物の観察は、夏休みという長い時間があるからこそできることかもしれませんね。

「アサガオの観察」(40代・群馬県・子ども1人)
「夏野菜調べ」(40代・神奈川県・子ども1人)
「ひまわり」(40代・石川県・子ども1人)
「木の年輪を調べたり木の種類を確かめたりした」(40代・兵庫県・子ども2人)

科学

科学図鑑などを読んでいると楽しそうな実験がいろいろと載っていますよね。身近なものの素朴な疑問を調査するのも、素敵なテーマです。

「塩の結晶を作る」(40代・福井県・子ども4人)
「オムツやティッシュなどの水への溶け具合を調べる実験 」(40代・大阪府・子ども3人)
「雲をペットボトルでつくる」(40代・新潟県・子ども1人)
「3種類のジャガイモをすりおろし、それぞれどのくらいの澱粉がとれるか比較」(40代・茨城県・子ども2人)
「表面張力の実験:水に浮いた1円玉は水に何を混ぜると沈むか?キッチン用洗剤、酢、砂糖、シャンプー、歯磨き剤などを入れてみました」(40代・長野県・子ども2人)

食材

身近な食材も自由研究のテーマになります。

「バナナはどうやったら長持ちするか、いろいろな保存方法で経過を観察する」(40代・長野県・子ども3人)
「パンにカビが生えていく様子の実験観察とレポート」(40代・東京都・子ども2人)

調理

研究後は美味しく味わうことができるのもうれしいところ!

「いろんなフルーツを乾燥させてドライフルーツを作る」 (40代・愛知県・子ども1人)
「寒天工場の見学と、寒天を使った料理に挑戦」(40代・埼玉県・子ども2人)
「パスタの茹で加減と色の変化」(40代・福岡県・子ども3人)

天気

写真にまとめるもよし、絵に描くもよし、みんなが知っている景色だからこそ表現方法に工夫が求められます。

「雲の観察」(40代・埼玉県・子ども2人)
「天体観測」(40代・大阪府・子ども1人)

地理

世界の国々や、好きなサッカースタジアムについて調べれば、一気に自分の世界を広げる経験につながります。

「国々の特徴を説明」(40代・大阪府・子ども2人)
「夏休みに行った大好きなサッカースタジアムについてのまとめ(模造紙に写真と説明など)」(40代・東京都・子ども1人)

【100人に聞いた】子どもが小学生中学年のときにやった自由研究テーマ

中学年の場合は、このような結果になりました。

小学校中学年が選んだ自由研究テーマの内訳を示した円グラフ

工作:41.0%
科学:15.4%
生き物の観察:7.7%
歴史:7.7%

食べ物関連:5.1%
その他:23.1%

工作

中学年になると、低学年の時と作りたいものは似ていても、発想が豊かになりひと工夫されたものが目立ちます。

「からくり貯金箱」(40代・岡山県・子ども2人)
「ペットボトルのキャップを使ってミニチュア帽子を沢山つくり、箱のなかにお店のように配置して小さな帽子屋さんに」(40代・北海道・子ども2人)
「ロボットの講習会に行き、作品を作る」(40代・東京都・子ども2人)
「手作り自動販売機」(40代・東京都・子ども1人)
「一枚の布からバッグ、小物をつくる」(40代・北海道・子ども2人)

食材

食品の栄養素に着目したテーマが挙げられました。

「カスピ海ヨーグルトの力について調べる」(40代・山形県・子ども2人)
「ヨウ素で飲み物にビタミンが入っているかの実験」(40代・新潟県・子ども1人)

科学

科学的な興味もより本格的になるこの年齢。アイディア次第で大人顔負けの科学調査になりそうです。

「砂糖水、塩水、酢水、真水、それぞれ同じ量の水が冷凍庫で凍り始める時間・凍り方を調べた」(40代・長野県・子ども2人)
「ろ過装置の研究」(40代・熊本県・子ども2人)
「レモン電池を実際に作って、動力として活用してみる」(40代・栃木県・子ども2人)
「大学の研究所に行って水素カーの仕組みを学んだり、実際の車を見たりした」(40代・大分県・子ども1人)

生き物

中学年になると、生き物を実際に飼育して観察する子も多いよう。命に向き合う大切な時間にもなりそうです。

「ハムスターの観察」(40代・山口県・子ども2人)
「メダカの飼育」(40代・香川県・子ども2人)
「トンボの研究」(40代・山形県・子ども2人)

歴史

自分の住んでいる街のルーツを知ることは、まさに新しい興味の扉が開くことにつながりますね。

「学校近くにある文化財を調べる」(40代・長野県・子ども2人)
「歴史の調査」(40代・愛知県・子ども2人)

その他にはこんな回答が

「青果市場からスーパーを経て手元に食材が届くまでの流れを調べる」(40代・東京都・子ども1人)
「サイコロの出目の確率」(40代・愛知県・子ども2人)
「手相や耳の形などの遺伝子研究」(40代・東京都・子ども1人)

【100人に聞いた】子どもが小学生高学年のときにやった自由研究テーマ

続いては、高学年の子が一生懸命取り組んだテーマをご紹介します。

小学校高学年が選んだ自由研究テーマの内訳を示した円グラフ

工作:25.6%
歴史:15.4%
生き物の観察:10.3%
科学:10.3%、

地学:10.3%
食べ物関連:7.7%
その他:20.5%

木工のちいさな家の屋根に色を塗る子供たち

工作

自分の頭の中で想像したものを、自分の手で作り出し具現化することができる年齢。イメージ通りのものができた達成感は大きなものになりそうです。

「ガラスでコップを作りに行きました」(40代・東京都・子ども2人)
「迷路作り」(40代・北海道・子ども3人)
「木製の工作で椅子」(40代・山口県・子ども2人)

歴史

高学年になると。歴史への興味が強くなる子も多いよう。サッカーやバレエなど、「好き」が高じて自由研究の題材にできるのは、長く続けてきたからこそですよね。

「サッカーワールドカップについての年表」(40代・兵庫県・子ども2人)
「戦争についてのレポート」(40代・千葉県・子ども2人)
「バレエについて調査」(40代・東京都・子ども1人)
「地域の歴史」(40代・東京都・子ども2人)
「遺跡の見学とレポート作成、歴史上の人物の研究を模造紙にまとめる」(40代・東京都・子ども2人)

生き物

生き物の観察は全学年を通して安定の人気です!

「セミの生態」(40代・香川県・子ども2人)
「クモの巣の研究」(40代・栃木県・子ども1人)
「トンボの研究」(40代・山形県・子ども2人)

科学

高学年になると、科学のテーマも自由な発想が感じられます。

「コーラに歯を漬け込んだら溶けるのか」(40代・千葉県・子ども2人)
「水溶液や食品などのpHを、リトマス試験紙とpH試験紙ではかる実験」(40代・大阪府・子ども3人)

食べ物

食べ物の調理も、科学的な目線で作れたり、テーマを持った内容にすることで立派な自由研究に。家族のために作ってみんなで食べられるのも楽しい経験になりますよね。

「アイスを作る」(40代・広島県・子ども2人)
「電子レンジだけでできるポテトサラダ作り」(40代・長野県・子ども2人)
「お弁当のおかずレシピ」(40代・神奈川県・子ども1人)

地学

自分が住む地球で起こる現象に興味を持つ子も。星の観察は、涼しくて過ごしやすい夜に行えるのもポイントです。

「火山の仕組みを作っていた」(40代・栃木県・子ども2人)
「地盤沈下の仕組みについて」(40代・愛知県・子ども2人)
「星の観察」(40代・埼玉県・子ども2人)
「星座の起源を調べる」(40代・北海道・子ども2人)

その他にはこんな意見も

「新聞作り」(40代・埼玉県・子ども2人)
「小笠原旅行記」(40代・千葉県・子ども2人)
「近所のゴミの量」(40代・埼玉県・子ども3人)
「各地方の果物について」(40代・新潟県・子ども1人)
「YouTubeで教えていた通りに、上手に絵を描けるか検証」(40代・愛知県・子ども1人)
「身近にあるものを顕微鏡で観察してスケッチする」(40代・長野県・子ども3人)

科学実験中の少女

子どもの探究心を広げる自由研究を

さまざまなテーマが挙がってきましたが、どれもおもしろそうなものばかり!自由研究をきっかけにさらに興味が湧いて、子供の世界が広がっていけば素敵ですね。大人からも、子どもの探究心を刺激できるような応援とサポートをしてあげたいものです。

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