【目次】
働くお母さんへ
田口:話は少し変わりますが、働いていて忙しいことで、子供に対応が十分にできていないことで学校に引け目を感じているお母さんも多い気がします。私もその傾向あったかも。
佐々木:提出物が遅れるとかは、ありますよね。タブレットで連絡網が回るようになり、だいぶ解消されたと思いますが、保護者会に行けないとか学校に時間が割けないという物理的な不足感を抱えることは実際あると思います。それは私も働く母親なので、わかりますね。
私の場合は、働いてる分PTAとか部活でママ友のパイプを作っておいて、そのママ友から情報が入ってくるようにしていました。PTAとか部活は、ママ友の輪ができるので、最初に頑張っておくとそこでできた人脈がその後活用できておすすめです。
あとは、どうしようもないことので、気にしないことですかね。ママ友にも一切入らず割り切ってる人もいると思います。ただそれだとちょっと情報が遮断されがちかな。気の合うママは、必ずどこにでも一人はいると思いますので、一人いるだけでも違うと思います。
とにかく、ママ友も、教師も、お母さんの協力者ですから、一人で抱えないでください!一緒に頑張りましょう。
田口:子供が幸せな学校生活を送るために、先生と協力することは本当に大事です!そのコツは、黙って文句を言わないことではなく、こまめに連絡をとってオープンハートで人と人として絆を結ぶこと。そして、先生に自分の子供のことをたくさん理解してもらって、子供がより良い学校生活を送れるように、陰ながら一緒にサポートしていきましょう。
−教師と良い関係を作る5つの掟−
1. 気になったらすぐに、マメに、連絡
2. 連絡の最初は「連絡帳」でアポ取り→対面で相談
3. 感情的にならず伝えよう
4. 担任だけで不安なときは主任を巻き込む(必ず担任を通してアポ)
5. こちらからフランクに、心を開いて!
教えてくれたのは…
東京都江戸川区立大杉小学校主幹教諭
佐々木 陽子さん
雑誌「小学一年生」(小学館)にて連載を持っている他、著書に「実務が必ずうまくいく学年主任の仕事術55の心得」(明治図書」「子どもの心をガッチリつかむ!とっておきの教室トーク&学級経営ネタ60」(明治図書)、「クラスがまとまる小学一年生学級づくりのコツ」(ナツメ社)など多数。現役教師として学校内・外で活躍しつつ、一児の母でもある。
Interview&Writing
田口まさ美
〈教育エディター〉
小学館で教育・ファッション・ビューティ関連の編集に20年以上携わり独立。現在Creative director、Brand producerとして活躍する傍ら教育編集者として本連載を担う。私立中学校に通う一人娘の母。Starflower inc.代表。Instagram▶︎@masami_taguchi_edu
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