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2024.01.15

「ブレークスルー」とは?言葉の意味や4タイプの分類、基礎三原則をまとめて解説!

 
4タイプのブレークスルー
  1. タイプ0
  2. タイプ1
  3. タイプ2
  4. タイプ3

タイプ0

ブレークスルーの「タイプ0」とは、既存技術を改善し、商品開発を行うプロセスを指します。ただし「障害や課題を突破する」といった強い意味合いが含まれていないため、これがブレークスルーには至らないと考える方もいるようです。そのため「タイプ0」と呼ばれています。また最終的に、改善がいきすぎてしまう可能性もあります。

タイプ1

「タイプ1」に分類されるブレークスルーは、既存技術や研究を徹底的に追求することです。革新的なブレークスルーを生み出す可能性があります。

一例として挙げられるのは、青色LEDの発明です。当初、実現が難しいとされていた青色LEDですが、研究の深掘りによって、素材作製の新しい方法が発見されました。

タイプ2

「タイプ2」は、既存商品やサービスの価値を再評価することで、新たな価値を見出すブレークスルーです。大規模な製品開発には膨大な投資が必要であるものの、タイプ2の場合は、既存の機能を特化させるまたは、同価格で新しい価値を提供するため、時間やコストを抑えられます。

具体的な方法には、「商品・サービスにおける顧客の体験を再設計する」「既存商品を異なる市場で販売する」といった手法があります。

タイプ3

「タイプ3」は、タイプ1とタイプ2を組み合わせたものです。既存技術の研究と既存商品やサービスの新たな価値創造を同時に進めるため、より大きな影響を持ったブレークスルーが期待できます。新しい価値を見つけ出すことと、既存の技術を活かすことを同時におこなえるタイプです。

ブレークスルー思考の身につけ方

本章では、ブレークスルー思考を身につけるためには、どのような点を心がければ良いのかを紹介します。

壁を破ってジャンプする男性 イラスト

(C)Adobe Stock

「水平思考を身につける」「目的を中心におく」の2つがポイントです。2つのポイントを日頃から意識することで、ブレークスルー思考に近づけるでしょう。

■「水平思考(ラテラルシンキング)」を身につける

「水平思考」とは、問題解決の際に既存の枠にとらわれず、多角的な視点から柔軟に発想する思考法のことです。水平思考を通じて斬新なアイデアが生まれ、偶然や直感的な着想も新たな機会へと変わる可能性があるでしょう。

社内でグループワークを導入するなど、水平思考を基本から実践まで学ぶための集中的な環境を整えることも効果的です。

■目的を中心におく

ブレークスルー思考を養うためには、課題に焦点を当てるのではなく目標に焦点を当てることが重要です。失敗や成功の事例から学ぶのではなく「何のためにおこなうのか」という目的を中心に考えることで、革新的なアイデアが生まれる可能性が高まります。手段・課題と目的が逆転しないように注意することが、ポイントです。

ブレークスルー思考をビジネスに活かそう!

企業が進化し続けるためには、予断や既存の考え方に縛られず、柔軟で創造的なアイデアを持ち続けなければなりません。既存の問題に焦点を当てるのではなく、本来の目的に注目し、アイデアを転換することが鍵です。

本記事を参考に、自分自身の考え方を変える、また従業員が革新的な思考法を身につけられる環境を整備してみてはいかがでしょうか。

メイン・アイキャッチ画像:(C)Adobe Stock

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