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2024.01.17

「目の保養」とは?|詳しい意味から使い方、例文、類語なども解説

「目の保養」とは、美しい物や珍しい物を見て楽しむことです。今回は、詳しい意味や「保養」自体の意味、この表現の対象となるもの、使い方・例文、目の保養を使う際の注意点を簡単にご紹介します。類語・言い換え表現も解説するため、あわせてぜひ参考にしてください。

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「目の保養」とは?基礎知識を解説

「目の保養」の読み方は、「めのほよう」です。一般的に使われている慣用句ですが、目の保養を使う際には注意が必要な点もあります。

美術館で芸術鑑賞する人たち イラスト

(C)Adobe Stock

はじめに、目の保養とはどのような言葉か、基礎知識を確認していきましょう。詳しい意味や「保養」とは何か、この表現を使う対象、使い方・例文、目の保養を使う場合の注意点を解説します。

■美しい物、珍しい物などを見て楽しむこと

【め‐の‐ほよう目の保養‐ホヤウ】
「目の正月」に同じ。

【め‐の‐しょうがつ目の正月‐シヤウグワツ】
《正月は一年中でいちばん楽しい時であるところから》美しい物、珍しい物などを見て楽しむこと。目の保養

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

目の保養とは、「美しい物や珍しい物などを見て楽しむこと」を指します。つい見とれてしまうような美男美女を見て「目の保養になる」と思うなど、普段何気なく使っているほどに浸透した言葉です。

視覚から得た映像や情報のうち、見るだけでも楽しんだり喜んだりできるような情報を、目の保養と表現します。見た対象を良いと思うだけではなく、見ることで精神的に良い作用があるようなニュアンスを含んだ言葉です。

■「保養」の意味

「保養」とは、「からだを休ませて健康を養うこと」「心をなぐさめ楽しむこと」を意味します。つまり、からだや心の健康に良い作用があるというニュアンスを含んだ言葉です。

このような意味を持つ保養に「目の」をつけることで、「美しい物を目で見て楽しむこと」「目に良い働きがあるもの」を意味するようになりました。

なお、目の保養とはいっても、実際に視力が良くなるような、科学的に目に良い作用があるというわけではありません。精神的にリフレッシュするなどのように、心理状態に影響することを表します。

■目の保養という表現を使う対象

目の保養という表現を使う対象は、以下のようなものです。

絵画のような風景 イラスト

(C)Adobe Stock

・美しい風景、景色
・きれいな絵画
・美しい人物
・かわいらしい動物

目の保養になるものは人それぞれ異なります。ある人にとっては当たり前のものでも、ある人にとっては目の保養になることもあるものです。

なお、目の保養の意味が「見て楽しむこと」とはいっても、映画を視聴して楽しむようなシーンでは目の保養とは表現しません。

■目の保養の使い方・例文

それでは、目の保養という表現の使い方を、簡単な例文で確認しましょう。

・思い立って山登りをしたら、山頂の景色がとてもきれいで目の保養になった。

・この間、美術館のモネ展に行ってきたよ。飾られている絵画が非常に素晴らしくて、まさに目の保養だった。

 

このように、美しい景色を見て感動した時や価値がある物を見た時、美男美女を見た時などに、目の保養という表現を使用します。

■目の保養を使う際の注意点

目の保養は、人に対しても使用することがある言葉です。ただし、人に対して目の保養だと表現する場合には、相手に悪印象を与えないように注意が必要です。

先述のとおり、目の保養は「美しいもの」などに対して使います。しかし、人に対して「あなたを見るのが楽しい」と表現するのは、まるで見世物のように見ているような印象を与えてしまうかもしれません。

そのため、使った側は「あなたが美しいと思っている」とポジティブな意味で伝えたつもりであっても、相手が良く思わない可能性があります。目の保養を人に対して使う際は、相手の受け取り方がこちらの意図と異なるかもしれないことに注意しましょう。

目の保養の類語・言い換え表現

あわせて、目の保養の関連語も確認しましょう。

アイドルグループとファン

(C)Adobe Stock

先述のとおり、目の保養とは「美しい物や珍しい物などを見て楽しむこと」を意味します。これと似た意味を持つ類語・言い換え表現は、「眼福(がんぷく)」や「目の正月」があります。

また、「目の正月」は「目正月」とも表現できます。それでは、これらの表現が持つ意味などをご紹介します。

目の保養の類語・言い換え表現
  1. 眼福(がんぷく)
  2. 目の正月

眼福(がんぷく)

「眼福(がんぷく)」とは、美しいものや珍しいものを見た時の幸せを表現する言葉です。「眼(め)」と「福」という漢字が使われているとおり、眼に福がやってきた喜びを表しています。目の保養とほとんど変わらない意味を持つ表現です。

たとえば、「素晴らしいものを見せていただき、眼福にあずかった気分です」などと用います。

目の正月

「目の正月」も、目の保養とほとんど変わらない意味を持っていて、言い換えやすい表現です。目の正月の「正月」とは、おめでたい年間行事の1つである元旦のことです。美しいものや貴重なものを見ることで、一年のなかでもとくに楽しい正月のように喜ばしい気分になることを表現しています。

なお、目の正月と伝えた場合、目の保養の健康に良い作用があるニュアンスよりも、楽しむことに重きを置いた表現になります。

目の保養という言葉の意味を理解しよう

目の保養とは、「美しい物や珍しい物などを見て楽しむこと」です。目の保養という表現を使う対象は、美しい風景・きれいな絵画・美しい人物などが挙げられます。

桜の咲く丘と川 イラスト

(C)Adobe Stock

ただし、人に対して目の保養だと表現する場合には、相手に悪印象を与えないように注意しましょう。

類語・言い換え表現は、「眼福(がんぷく)」や「目の正月」などがあります。どちらも目の保養と似た意味を持つ言葉です。ただし、異なるニュアンスもあることを理解しておくと良いでしょう。

意味や使い方・例文、関連語などを確認し、言葉を正しく理解しましょう。

メイン・アイキャッチ画像:(C)Adobe Stock

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