毛穴に角栓が詰まる原因
皮脂などの汚れ
詰まり毛穴の主な原因は〝過剰な皮脂分泌〟。角栓は皮脂や角質、メイク汚れなども混ざり形成されます。毛穴に詰まってすぐは白い状態ですが、放っておくと酸化して黒く目立つようになってしまいます。
詰まり毛穴は皮脂分泌が多いエリアに目立つ
この皮脂と古い角質が混ざってできた角栓は、鼻や眉間、あごなど皮脂分泌が多いエリアにできやすいもの。放置することでどんどん大きくなっていきます。
角栓が酸化すると黒ずみ毛穴に
毛穴の黒ずみはただの汚れではなく、詰まった角栓が酸化して黒ずんだもの。この角質にはたんぱく質が多く含まれているため、“角栓と溶かす”とうたっているコスメの効果はあまり期待できません。角栓の原因となるメイクや古い角質を落とすには、古い角質(たんぱく質)を柔軟にして落とす効果のある酵素入りの洗顔料がGOOD。
毛穴パックは効く?おすすめのケア方法
まずはしっかり汚れを落とすことが先決!
どんなに優秀なスキンケアアイテムを使っても、肌に汚れが残っていたらその力を十分に発揮できません。特に鼻まわりの毛穴やTゾーンのベタつきが気になる部分は、しっかりと汚れを落としてからスキンケアすること。これだけでメイク崩れもしづらくなるので一石二鳥です。
剥がすタイプの「毛穴パック」は使わない方がいい?
角栓の取り方を美容のプロにレクチャー!銀座ケイスキンクリニック 院長の慶田朋子先生に聞いてみました。
まずは、おすすめできない角栓の取り方はこちら。
1.強く押し出す
慶田先生がいうには、洗顔後に角栓が表面に飛び出していたら、軽く押して取り去る程度なら問題はないそう。ただし力の入れ過ぎには十分注意するよう、促しています。
「洗顔の後、角栓が表面に飛び出していたら、それを軽く指で押して取り去る分には問題ありません。ただし、内出血するほど強く押したり、指で角栓を絞り出したりするのは、肌を傷つけるのでやめて。かえって毛穴にダメージを与え、広げてしまう原因にもなります」(慶田先生)
2.剥がすタイプのパック
また同じように、剥がすタイプのパックは卒業した方がいいそう。
「角栓をとるパックは、周囲の肌にも負担が。特にアラフォーの肌は薄く弱いので絶対にNGです。日々の洗顔で少しずつ取り去って」(慶田先生)
普段から角質ケアを取り入れておけば、角栓が硬くなってしまうを防いで、無理に取り除く必要もなくなるそうです。
【推奨】毎日の洗顔で少しずつ取っていくのが理想
基本は毎日洗顔料を使って、日々少しずつきれいにしていくことが重要です。
「肌が乾燥するから朝はぬるま湯ですすぐだけ、という声もよく聞きますが、毛穴詰まりが気になるなら、洗顔料できちんと洗わないと角栓はとれません。よほど乾燥して毛穴がほぼ目立たない人以外は、朝も夜もしっかり洗顔を」(慶田先生)
ホットタオルのパックで汚れを浮き上がらせる
美容家の小林ひろ美さんに、角栓のケア方法を教えてもらいました!
「私がやっているのは〝オイル蒸し&ブラシ〟。まず、鼻の頭を軽くオイルクレンジング。そのまま、レンジで1分ほど温めたホットタオルで蒸し上げます。オイル蒸しされた毛穴はよく開き、角栓もやわらかくなっています。それを毛穴専用のブラシで搔き出すのです。このとき、ブラシをやみくもに動かすのではなく、小さく『の』の字を描くように。ひと通りの工程を終えたら、開いた毛穴を元どおりに引き締めます。毛穴を引き締めるには、水に濡らして絞ったコットンなどで冷やすのがいちばん。週に2~3回で、毛穴をキレイにキープできますよ」(小林さん)
小鼻の角栓ケアにはオイルが有効。まず、皮脂はオイルクレンジングで浮かしましょう。
次にホットタオルを鼻に当てたら、タオルの中に息を吹き込んでしっかり蒸して。
毛穴専用ブラシで、優しく「の」の字を描いていきます。
最後は冷たいコットンで冷やして、毛穴を引き締めて。
ベビーオイルで角栓を除去する
まずは蒸しタオルを肌に当て、毛穴をしっかり開きます。ベビーオイルを手のひらにとって、角栓の気になるところをくるくるとマッサージして角栓を除去しましょう。特に鼻の黒ずみやいちご鼻に悩む方は、ベビーオイルを綿棒に染み込ませて鼻をマッサージし、オイルが行き渡って浮き出た角栓をやさしく押し出して取り除いたあと、タオルやティッシュで拭き取りましょう。
【おすすめの毛穴パック】洗い流すタイプ
ポアレスラボ|ポアゴマージュペーストPL
▲20g ¥1,650
ペーストタイプのものは、肌への負担が比較的少なく、高い吸着性で毛穴の詰まりに有効。泥とサンゴパウダーが毛穴に詰まった皮脂や汚れ、古い角質をしっかりオフ。保湿成分・収れん成分配合。週1くらいのペースで肌に優しくケアして。パックのあとは、いつも以上にしっかりとした保湿ケアがマスト!