はじめに
100gあたり27カロリーという低カロリーなキムチ。原料に使われる唐辛子には、発汗を促す作用があり、そのため代謝が上がりやすく痩せやすい体作りにも役立ちます。また、発酵食品なので、乳酸菌を含み腸内環境を整える効果も期待できます。そんなキムチの効果やダイエット向けのキムチレシピ、キムチの選び方やおすすめをご紹介します。
キムチはダイエットに効果的?
キムチは体に嬉しい効果が満載!
キムチは白菜などの野菜でできているため、低カロリーでダイエットに向いていると言われています。
さらに唐辛子に含まれるカプサイシンにより、代謝を促す効果が期待できるとも言われており、発酵食品なので腸内環境も整えてくれ、便秘解消や血行促進にもつながると期待されているそうです。
納豆などの発酵食品と合わせると相乗効果でさらにGOOD
納豆などの発酵食品にキムチを合わせた「ダブル発酵食品」の組み合わせは、相乗効果で単体で食べるよりも発酵パワーを摂取することが可能。栄養価だけでなく、味に変化も出すことができるのが嬉しいですね。
スープなどキムチを使ったダイエットレシピ
韓国風豆乳キムチの味噌チゲ
簡単でおいしい!美人にもなれる一品。
鶏肉を2cm角に切ったら、塩と胡椒を振っておく。キムチはざく切り、玉ねぎは薄切り、えのきは根元を切り落としたら半分に切ってほぐす。鍋にごま油、ニンニクを入れて熱し、香りが出てきたら鶏肉を入れて中火で焼く。
鶏肉の両面に焼き色がついたら、水300㏄、豆乳200cc、味噌大さじ1、顆粒の鶏ガラスープ小さじ1、先ほど切ったキムチと玉ねぎ、えのきを入れて煮る。沸騰する直前で弱めの中火にして、さらに10分煮たら完成!
ビタミン外来医師監修!豚肉たっぷりキムチ鍋
免疫細胞イキイキ活性化!「免疫細胞のエネルギーは、細胞の中の小器官であるミトコンドリアで働く酵素がビタミンB1の助けを借りて作られます。豚肉や大豆などに豊富に含まれるビタミンB1は、ニラや長ネギなどアリシンを含む食品と一緒に食べることで脂溶性となり、肝臓に蓄えられ必要に応じて利用できるようになります。通常のB1は水溶性で蓄えることはできません」(ビタミン外来・スポーツドクター 佐藤 務先生)
【材料】(1人分)
・A
料理酒 150mL
水 150mL
みそ 小さじ2
・キムチ 30g (お好みで調節)
・豚肉 100g
・豆腐 100g
・ニラ 5本程度
・ニンジン 1/3本
・白菜 1~2枚
・エノキダケ 1/3袋
【作り方】
(1) Aを鍋に入れて火にかける。
(2) ニラ、白菜、エノキダケは3~4cmにカット。ニンジンは皮ごとキレイに洗って、薄切りにする。
(3) 豚肉を鍋に入れて火が通ったら、(2) を鍋に入れる。
(4) ニンジンが柔らかくなったら、豆腐を入れて一煮立ちさせる。
(5) 火を止めて、みそを入れてかき混ぜ、キムチをのせる。
キムチ×麺のダイエットレシピ
国際中医薬膳師がおすすめ!糖質ゼロ麺を使った簡単ダイエットレシピ
材料(1人前)
・糖質ゼロ麺【平麺】… 1袋(ザルにあげて水を切っておく)
・味付け卵、またはゆで卵…1個
・キムチ…50g
・しらす… 25g
・オニオンスライス…(玉ねぎまたは赤玉ねぎ)1/6個分
・揚げ玉…大さじ2
・刻み小ねぎ…大さじ2
・めんつゆをお好みの濃さで希釈したもの…200ml
洗って切って、具材を麺の上にのせるだけ!
味付け卵で作って、写真で200kcalくらい。キムチが味の決め手で、野菜もしっかり。卵でたんぱく質、しらすでカルシウムも摂取できます。ぜひ栄養バランスも考えつつ、お好みの具材でお楽しみ下さい!
冷たい麺にはなぜ「薬味」が添えられている?
そうめんや蕎麦にはネギ・みょうが・シソ・生姜などの薬味が添えられていますよね。もちろん風味や辛味をプラスする意味もありますが、これらの食材は薬膳的に全て「温性」。つまり体を温める作用を持ちます。冷たい麺料理でも体を冷やしすぎないように…という昔ながらの知恵なんですね。冷たい麺には薬味! ぜひ覚えておきましょう。(国際中医薬膳師 大木さと子さん)