大人になると友達は少なくなりがち?
昔から自分には友達の数が少ないと感じている人もいると思いますが、学生時代に友達が多かった人でも、大人になると本当に付き合いのある友達の数は減ってくることが多いもの。それぞれ違う道に進めば、会う機会が少なくなるのは当然のことかもしれません。
価値観のズレや忙しさが主な原因
学生のときは友達が多い人でも、大人になると状況は変化するというのはよくあること。結婚し子どもが生まれたら、さらに自分の時間が取りにくくなります。学校などで頻繁に会う機会があった時代とは異なり、忙しく休みが合わないとなれば友情の維持は難しくなる場合も。
多忙でなくても、生活や価値観の変化でうまくいかなくなることもあるでしょう。勤務時間が短く、長い時間家族と過ごしている人と、残業が多く夜間にしか時間が取れない人とでは、出かけたい場所や時間も変わってくるものです。また、金銭面や生活レベルの違いで、関係性が変わることもありえます。ずっと同じ友達と付き合うのではなく、必要な人間関係が年代や状況によって変化するというのも自然なことかもしれません。
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ふと寂しく不安になる人は多い
以前の交友関係が途切れてしまうと、寂しい気持ちになることも多いのではないでしょうか。SNSで友達と楽しく遊ぶ同級生を見つけたり、繁華街で楽しむ人を見たりして「友達がいるのっていいな」と感じることもあるかもしれません。
しかし、新しく友達を作るとしても、仕事が忙しい人は仕事関係以外の人と出会う機会がほとんどないのが現実。子育てに奮闘しているママも、子どもにかかわる場所以外での出会いは少なくなりがち。「そういえば家族以外と遊びに行くことがなくなった」「数カ月友達と会っていない」など、不安になる人は多いものです。
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相談できる友達は多い方がよい?
不安になったときや多くの意見を聞きたいとき、相談相手がほしいと感じることはありませんか?そんなとき「友達が多ければよい答えが出るのではないか?」と考える人もいるかもしれません。友達が多いほど相談したいときにいいのか、考えてみましょう。
選択肢が広がることはある
悩みを抱えたときや選択に迷ったときなどは、友達に相談をしなくても、自分でいくつかの選択肢を導き出すことは可能です。しかし、さまざまなタイプの友達がいると、相談したときの答えは変わってくるでしょう。相談相手が多いほど、多くの選択肢に気づけるということも確かにあります。さまざまな意見を聞きたいときや、励ましてほしいときには友達がいると助けになることが多いかもしれません。考え込んでしまう人や落ち込みやすい人にとって、友達は頼りになる存在になりえます。
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一方、友達への相談が難しい内容も
友達でも、すべてのことを理解できるわけではありません。とくに専門的な内容は、当たりさわりのない答えになりがちではないでしょうか。身近な話では、仕事の悩みなどが挙げられます。職場の友達であれば理解しやすいですが、それ以外の友達にはあなたがどんな仕事をしているのか具体的にわからないことも多いです。
働いている会社を知っていても、実際の仕事内容を知るのは難しいもの。自分が経験していない事柄になると、的確なアドバイスはなかなかできません。「ただ愚痴を聞いてほしいだけ」であれば大きな問題はありませんが、真剣に相談したいときには職場の先輩や上司の方が頼りになることもあります。
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友達の数にコンプレックスを感じなくていい
「友達は多ければ多いほどよい」というわけではありません。数が少なくても、会う機会があまりなくても楽しく生活ができていれば支障はないはず。性格や状況によっては、友達が多いとスケジュールを立てるのが難しくなる可能性も。個人行動でもひとりで楽しめる人は、意外とたくさんいます。