ファスティングとは?
ファスティングとは「断食」のこと
ファスティングとは直訳すると「断食」という意味。一定の期間固形物を摂らずに断食することで消化機能を休ませ、体をリセットさせるのを目的として実施されることが多いそう。食べ過ぎてしまった翌日だけ食事を抜く、などの「プチ断食」を取り入れる人も多く、健康や美容などに良いと言われています。
ファスティングに期待できる効果とは
一番の目的はデトックス
ダイエット王子小山圭介先生曰く、食事をしない=摂取カロリーが減る=痩せる、という方程式もあるけれど、ファスティングの最大の目的はデトックスなのだそう。
「断食の最大の目的はデトックス。食事をしないということは、固形物を摂らない時間をつくること。内臓の消化吸収機能を休ませられるので、そのパワーを老廃物排出のために働かせることができるんですよ。そのおかげで、体内に溜まってる水分や毒素がしっかりと排出されやすい状態に。断食するとお通じがよくなったり、あとは肌もピカッときれいになります」(小山先生)
ファスティングの本来の意味は、体の不要物を断つことなんですね。
ダイエット効果や健康効果
一般的にはファスティングで消化機能を休ませることで、内臓機能が向上したり、鈍った味覚を取り戻したりと、ダイエットにも健康にも嬉しい効果があるとされています。またデトックス効果により、美肌になったり免疫力が上がったりする、という効果も期待もされているようです。
普段食べすぎていることに気付ける
「毎日必ず3食食べなければいけないっていうのは、ただの思い込み。規則正しい食事は、体を正常に機能させるためにすごく有効だけど、決して食事回数にしばられすぎないで! 断食すると、胃がリセットされて小さくなるから、一度の食事量が適切だったかどうかにも気づけるはずです」(小山先生)
さらに、普段の食事の味付けがどれだけ濃いかを身をもって体験できるそう。
「普段の食事には、想像以上に調味料も添加物も使われていて、味付けがとにかく濃い。断食すると舌がニュートラルな状態になるので、断食明けはすごく味覚が敏感になります。薄味でも十分満足できるんだ! と思えるはずですよ。外食が多い人は特にそう感じられるんじゃないかな」(小山先生)
ファスティングをすることで、食事回数や食事量、そして味付けも、知らず知らずのうちに過剰になっている普段の食事を、見直せるのですね。
初心者におすすめのファスティングのやり方
基本的に「水」と「酵素」は飲んでいい
「断食」と一口に言っても、一切食べ物を口にしないのではなく、固形物を食べずに「お水」と「酵素ドリンク」は摂取する、という方法がおすすめ。
酵素ドリンクの原液はこんな感じ。
このまま飲んでもOKですが、ポピュラーな飲み方はお水で割る方法。美味しいジュース感覚なので、甘いものへの欲望は満たされ、でもお水を飲むよりもお腹にしっかりたまる感覚も。美容や健康に効果的な野菜・果物・野草・キノコ・海藻が90種類以上も入っているので、栄養不足になる心配もなさそう!
酵素ドリンクで昼までのプチファスティングならチャレンジしやすい
美容家の水井真理子さん曰く「朝は出汁や手づくり酵素ドリンクのみ」。また、オーガニックコンシェルジュの栗田綾乃さんも「酵素ドリンクで昼までファスティング」をするのだそう。
午前中は冷たいものや固形物を摂らないことで胃を休めるのですね。これならファスティング初心者の方でもチャレンジしやすそうです。
「白湯」を使ったプチファスティングもおすすめ
1日以上食べ物を口にしないファスティングはハードルが高いですが、白湯を使ったプチファスティングなら手軽にはじめることができます。
やり方は朝起き抜けの空っぽの胃に白湯をコップ一杯飲むだけ。じわじわと内臓に温かさが染み渡るのを感じられます。
その後もこまめに白湯で水分補給し、長めに食事の間隔をとります。食事は野菜スープや酵素ドリンクなど、優しいものから少しずつ摂取。これだけで胃の負担が減って調子が良くなってくる効果が見込めるそうです。