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2023.06.07

「嫌われてもいい」と思う人の心理|生きづらさを解消するためのマインドとは?

「多くの人に好かれたい」、「嫌われたくない」という願望が、私たちの日常生活に深く根付いています。しかしながら、こうした思いが強すぎると、生きづらさを感じることもあります。しかしながら、現実に「嫌われてもいい!」と自ら覚悟を持つことは容易ではないでしょう。そこで、ここでは心理学やマインドの考え方を用いて、このような生きづらさを解消する方法を紹介いたします。

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「嫌われてもいい」と思える人の心理とは?

多くの人が、自分自身のアイデンティティを確立する上で、周りからの評価に極端に依存しています。しかしながら、「嫌われてもいい」という考え方を持つ人は、自己評価に自信があるか、または周りからの評価を重視することがないため、どちらにせよ自分自身の価値を確信しています。彼らは、自分らしく生きることを優先し、嫌われることに対する怯えを持たない強さがあります。また、他人との価値観が合わないことに対しても理解があります。したがって、彼らにとって、自分に合わない人との距離を置くことも自然な選択肢であり、嫌われたとしても影響を受けることはありません。

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・思える…14.8
・やや思える…34.4
・思えない…50.8

※アンケートは30~45歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数122名。

約半数の50.8%人は「思えない」と回答。「思える」と答えた人は14.8%と少なめでしたが、「やや思える」の34.4%とあわせると49.2%にのぼります。では、どうして嫌われてもいいと思えるようになったのでしょうか。体験談も覗いてみましょう。

体験談

・学生時代は人の目が気になるし、誰かと一緒にいないとなんて思われるかと考えることもあったが、子供を産んでから誰かと常に繋がってなきゃ駄目とか思わなくなった。悪いことはしてないし、他人が自分のことを嫌いでも別にいいやと思えるようになった。 (30代・新潟県)

・大学生の時に某ラジオ局で電話受付のアルバイトをしていた。ラジオで放送した1つの話題に関して面白いという感想を持つ人もいれば不快だったという感想も持つ人がいて、それぞれにとって何が正解かは常に異なる事を実感した。それ以降、人からどう思われようが嫌われようが納得でき受け止められるようになった。 (30代・神奈川県)

・昔からあまり気にならない。どんなに頑張っても気の合わない人はいるので仕方ないと思っています (40代・東京都)

嫌われてもいいと思えれば生きやすくなる

「嫌われてもいい」と思うことができれば、周りからの評価に依存することなく、生きやすくなることがわかりました。「嫌われてもいい」と思えたときのメリットを3つご紹介します。

「嫌われてもいい」と思えたときの3つのメリット
  1. 自分らしさを取り戻せる
  2. 本当の理解者との時間を大切にできる
  3. 気疲れしなくなる

自分らしさを取り戻せる

自分らしくありのままでいるというのは、簡単に見えて意外と難しいものです。例えば周りの意見に合わせて自分のやりたいことができなかったり、自分と他人を比較することでしか自分を評価できなかったり…。「本当はこうしたい」という気持ちがあるのに、周りにこう思われたら嫌だな、嫌われてしまうかもしれないな、などという恐怖に怯えて行動を制限しているうちに、当初の望みが何だったのか分からなくなってしまうこともあるかもしれません。

しかし、「嫌われてもいい」「別にどう思われても構わない」という気持ちがあれば、自分らしさを否定することなくありのままでいられるようになってくるはず。〝ありのまま〟には「認められたい」「褒められたい」といった下心はありません。こういったストレートな行動の方が、気持ちを制限した行動よりも感謝されたり応援されたりしやすいものです。すると自分に自信がついてきて、さらに自分らしさを発揮できるようになってくるのではないでしょうか。

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本当の理解者との時間を大切にできる

自分らしさを取り戻したことによって、実際に離れていく人もいるかもしれません。しかし、それは悪いことだとは言い切れないのではないでしょうか。自分を理解できない人に割く時間がなくなるので、その分本当の理解者、真の友人との時間を大切にできると思えば、これはメリットと言えますよね。

気疲れしなくなる

気疲れとは、心遣いや緊張などによる精神的な疲れのこと。「嫌われたくない」という思いが根底にある人は、気疲れしやすいと言われています。逆に言うと、「嫌われてもいい」と思えればこの気疲れは軽減するのではないでしょうか。「イヤな思いをさせないようにしなきゃ」などという気遣いから解放されれば、気持ちは一気に軽くなるはずです。

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嫌われてもいいと思えるようになる方法

どうすれば「嫌われてもいい」と思えるようになるのでしょうか?4つの方法をご紹介します。

「なんでもいい」をやめる

「嫌われたくない」と思っている人は、ついつい相手に合わせようとしがち。例えば、行きたい場所や食べたいものを聞かれても「なんでもいいよ」「どこでもいいよ」と言ってしまいがちですが、決定を他人に委ねてばかりいると、周囲からは「都合がいい人」だと思われ利用されてしまうことも。大勢の前で意見を主張できなくても、せめて友達や恋人、同僚には「私はこれがいい」と自分の意思をはっきり伝えてみてはいかがでしょうか。

また、相手の意見に賛同する際も、「そうだね」だけで終わらせず、自分の言葉を付け加えて気持ちを伝えるクセをつけてみましょう。少しずつ、「こんなこと言ったらどう思われるかな」「こんなことしたら嫌がられるかな」などという気持ちが薄れていくかもしれません。

自分の生き方に自信を持つ

自信がない人というのは、人の評価を気にして生きてきた人が多いと言われます。自分軸ではなく他人軸で物事を判断しがちなので、他の人と比べて自分が下だったとき「自分は足りない」「全然ダメだ」と自信をなくしていってしまいます。「自信」というのは一朝一夕で培われるものではありませんが、まず人と比べないことを強く意識してみてはいかがでしょうか。

自分の好きなところや強みをリストアップして自分を肯定したり、「自信を奪っている固定観念は何か?」を掘り下げていったりしてみましょう。心の中が整理できてくれば「一体何に怖がっていたのだろう」と吹っ切れてくるはずです。

理不尽なことに「NO」という勇気を持つ

「嫌われてもいい」と思えるようになるために、断る勇気を持つことも大切。

はっきりと「できません」「無理です」と言えなくても、「これは私よりも得意な方がいるように思います」「他の仕事があるので期限内に終えることは難しいです」などと言い方を変えてみるのもアリ。評価が下がることが怖く、断ることに罪悪感や不安を覚えてしまうかもしれませんが、恐怖心に襲われたときは「雑用係や人の言いなりで幸せなのか?」と自分に問いかけてみてはいかがでしょうか。「人の顔色ばかり伺っている人にはチャンスも幸せも巡ってこない」、そう思えば断る勇気も出るはずです。

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本当に嫌われることをするわけではない

「嫌われてもいい」というのは、「嫌われたくない」という気持ちから自分を制限してしまっている状態を解放するために持ちたい心構えであり、本当に嫌われるようなことを自らしろということではありません。自分勝手な行動や他人を傷つけるような言動、自分さえよければいいという迷惑行為は、「自分らしさを大事にする」とは違います。

「自分らしさ」とは、自分の意思を尊重しながらも他者を思いやることです。周囲との調和を大切に、可能な限り自分を認めて自然体でいるよう心がけてみましょう。

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