【目次】
・【ラム肉】とは
・ラム肉に含まれている栄養素と効果効能
・ラム肉の美味しい食べ方
【ラム肉】とは
子羊の肉
ジンギスカンでおなじみの「ラム肉」。ラム肉とは子羊の肉のことを言います。
似たお肉に「マトン」と呼ばれるお肉がありますが、この2つの違いは「羊の年齢」が関係しているようです。
ラム肉:生後1年未満の子羊のお肉
マトン肉:生後2年以上の成羊のお肉
ラム肉はマトン肉に比べ柔らかく、クセが少ないのが特徴だと言われています。
ヘルシーでダイエットに最適
ラム肉はヘルシーだと人気があります。
その理由は、ラム肉に含まれている特徴的な栄養素にあります。カロリー制限はしているけれど、お肉も食べたい…と言った女性は試してみてはいかがでしょうか。
ラム肉に含まれている栄養素と効果効能
必須アミノ酸
ラム肉は他のお肉同様、タンパク質が多く含まれています。
タンパク質は筋肉・皮膚・髪・爪など、身体のさまざまな組織を作るのに欠かせない栄養素。そしてこのタンパク質を構成するアミノ酸の中には、「必須アミノ酸」という体内で作ることができないアミノ酸も含まれています。
ラム肉の必須アミノ酸はバランスよく含まれており、良質なたんぱく質をとり入れられる食材です。
L −カルニチン
L-カルニチンとは、健康維持のサポートに欠かせないだけでなく、脂肪酸の代謝にとても大切なアミノ酸の一種です。
ラム肉は、手に入りやすい肉類のなかでL-カルニチンの含有量がトップクラスです。L-カルニチンが豊富なラム肉は、ダイエット中も食べやすいお肉だと言えそうです。
ビタミンB1・B2
ラム肉には、ビタミンB1・B2も含まれているそう。
ビタミンB1は一般的に、疲労回復効果があると知られている栄養素。糖質を代謝させるのに欠かせない栄養素で、運動をする人やダイエットをしている人、疲労回復を早めたい人、さらにはアルコールをよく飲む人は、積極的に摂りたい栄養素です。
ビタミンB2は、健康的な肌や髪を保つのに必要な栄養素。
粘膜を保護する働きもあり、肌や髪だけでなく目や唇、舌などの健康維持にも役立ちます。
また、ビタミンB2は脂質や糖質の代謝に必要な栄養素なので、油っこいものを食べ過ぎた時にはビタミンB2が含まれる食材を意識してとり入れると良いですよ。
ビタミンE
アーモンドやヘーゼルナッツなどのナッツ類に豊富なビタミンEは、ラム肉にも含まれています。
ビタミンEは抗酸化作用があることで有名な栄養素。細胞を「サビさせる」活性酸素を除去する働きがあります。抗酸化作用により、細胞内に過酸化脂質が作られることを防ぎ、動脈硬化などの予防効果が期待されます。
亜鉛・鉄
ラム肉には、亜鉛や鉄などのミネラルも含まれています。
亜鉛や鉄は毛髪の成長を助け、健康に保つ働きもあります。他にも亜鉛は味覚を正常に保ち、鉄は貧血予防に効果が期待できます。
ラム肉の美味しい食べ方
ハーブをまとって焼く
ラム肉のシンプルかつより美味しい食べ方のひとつは、ハーブをまとって焼くこと。
ローズマリーやタイム、オレガノなど、ラムチョップにハーブ類をまとわせたら、シンプルに焼くだけでOK。これはフランスプロヴァンスの食卓にもよく登場する料理。
ロゼなどのワインと合わせて食べるのもおすすめです。
赤ワインと煮込む
ラム肉を美味しく食べる方法として、赤ワインなどで煮込む食べ方もおすすめです。
フライパンでシンプルに焼き火を入れたら、実山椒や醤油、赤ワインなどを使って煮込むだけ。食べ応えがある上、見た目もおしゃれで満足度が高い一品です。
監修
多田綾子
化粧品ブランドに14年間勤務後、からだの内側からも美容や健康をサポートしたいという思いから栄養士の資格を取得。現在はあすけん栄養士としてコラム執筆やオンライン栄養カウンセリングを担当。。
あすけん公式サイト https://www.asken.jp/