「食べても太らない人」に共通する特徴とは
野菜や副菜をたっぷり食べている
食べても太らない人は、いろいろなおかずをバランスがよく食べていることが特徴です。意識してたくさん食べるのは「野菜」や「副菜」と、ヘルシーな食材にしてみましょう。
副菜をたくさんと言われても正直作るのが面倒… と思う方もいるかもしれませんが、副菜は買ってきたら食卓にそのまま出せるような納豆やサラダチキン、豆腐、キムチ、めかぶ、きんとき豆のようなものがGOOD!
料理をする際に使用する分量よりあえて多めに切っておき、別日にレンジでチンしてツナやおかかと和えたり、そのままサラダにして食べたり活用するのもおすすめです。
日常的に運動をする習慣がある
たくさん食べているのに全然太らない人を見ていると、食べた分またはそれ以上を消費するくらいの運動をする習慣があることも。
例えばよく歩く人。ウォーキングは酸素の力で糖質や脂肪を燃焼する有酸素運動。体脂肪の燃焼が見込めるダイエット中積極的に行いたい種目です。
仕事柄体力勝負だったり、趣味で筋トレをしていたりする人も、食べた分の消費がうまくできている可能性が。
短い時間で大きな力を発揮する筋肉を使うような無酸素運動は、その行為自体にカロリーを消費する力はあまりありませんが、筋肉量が増えるので基礎代謝が上がり結果的に脂肪燃焼しやすい体に近づきます。
食べても太らない人は、日々少しずつでも体を動かす習慣があることが多いようです。
基礎代謝が高い
基礎代謝とは“何もしなくても消費されていくエネルギー”のこと。基礎代謝が高いというのは、何もしていないときでも消費するエネルギー量が多いとも言い換えられます。
つまりまったく同じ量を食べ、まったく同じ運動をしたとしても、基礎代謝が高い人と基礎代謝が低い人では、基礎代謝量が高い人のほうが1日で消費するカロリーが多いと言えそうです。
基礎代謝をアップさせるには運動を行って筋肉量を増やしたり、体を温め血行を良くしたり。タンパク質を積極的に摂ることも有効だとされています。
腸内環境が整っている人
腸内環境が整っていれば排泄がスムーズになり、代謝もアップ。むくみにくくなる上、肌の美しさにもつながります。腸は第二の脳とも言われる臓器。ダイエットに健康に美容に、とても重要なのです。
食べても太らない食べ方や習慣とは?
炭水化物を極端に抜かない
炭水化物を敵とみなしている人も多いかもしれませんが、炭水化物は効率よく代謝をアップさせるのに必要なものです。炭水化物を抜くと体重は多少落ちるかもしれませんが、締まるというより枯れるイメージで痩せていきます。
炭水化物を抜く食事をずっと続けると、エネルギー不足で筋肉まで落ちメリハリのない体に。
普段摂りすぎている自覚がある方は減らしてみてもいいかもしれませんが、極端に制限したりまったく食べないダイエットに切り替えたりするのは推奨されていません。
お菓子は10時〜15時の間に
あすけん管理栄養士・道江美貴子先生によると、お菓子はダイエット中なるべく避けたいものではあるものの、完全に断つ必要もないと言います。食べるなら1日のうちでもっとも脂肪になりにくい10〜15時の間がベストなのだそう。
理由は脂肪の合成を促す時計遺伝子・BMAL1(ビーマルワン)の働きが、この時間は少なくなるから。午前中は代謝が高いこともあり、10時〜15時は太りにくい時間帯と考えてよいとのことです。
「甘いものを食べたいときは、自分が一番好きなものを食べるのがおすすめ。量の目安は1日200kcal以内。甘いものは心の栄養なので、食べて心が満足できるものを選びましょう」(道江先生)
夕食は朝食をとってから12時間以内に済ませる
代謝を高めてくれる成長ホルモンは、眠りが深いときに分泌されます。寝る直前に食事をしてしまうと消化器官が動いている状態で眠りにつくこととなり、睡眠の質が下がる恐れが…。日々の安眠は肥満予防に不可欠なので、これは避けたいですよね。
道江先生曰く、夕食は朝食から12時間以内、眠る2〜3時間前までには済ませるのが理想的だそうです。また、脂肪の合成を促すBMAL1が活性化する22時以降の食事も避けるのが無難とのこと。