【目次】
・知ってる?ファンデーションの種類と特徴
・覚えておきたいファンデの色の種類
・肌質に合わせたファンデの選び方
・肌カラーに合うファンデの選び方
・肌トラブルに合わせてファンデを選ぶ
・なりたい肌に合わせてファンデを選ぶ
・失敗しないファンデ選びのポイント
【目次】
知ってる?ファンデーションの種類と特徴
ファンデーションにはたくさんの種類があり、それぞれに異なる特徴があります。自分がどんな肌に仕上げたいか、どれくらい化粧に時間をかけられるかによって、最適なファンデーションは違ってくるのです。
「なんとなく選んだファンデーションを使っている…」という人は、一度ファンデーションの種類別の特徴を把握したうえで、自分のニーズに合っているのか再考してみても良いかもしれません。特徴を正しく知っておくことで、自分に合うファンデーションを選びやすくなります。
時短メイクにピッタリ 【パウダーファンデ】
パウダーファンデーションは、その名のとおり粉状タイプのファンデーションです。粉をプレスして固形化したファンデーションを、コンパクトケースに入れて販売しているものが多く、よく目にするポピュラーなタイプです。スポンジで肌に馴染ませるようにして使うため、量の調節もしやすく使いやすいのが特徴です。なるべく短い時間でメイクしたい人に適しています。持ち歩きもしやすいので、外出先で気軽に化粧直しできるのもメリットです。
肌なじみがいい 【リキッドファンデ】
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リキッドファンデーションは水分を多く含んでいるため、肌なじみがよく自然なツヤ肌を作りたい時に適しています。しっかり肌に密着してくれるためカバー力がありながらも、しっとり&サラッとした使い心地です。指でのばす、スポンジに取ってつける、ブラシに取って広げる、指でザッとつけたあとにスポンジやブラシで丁寧にのばす…と好みや仕上がりによっていろいろな使い方ができます。スポンジやブラシを使うと、毛穴の凹凸までカバーできてきれいな肌感に。また、リキッドファンデーションを塗った上から、フェイスパウダーをのせる人もいます。
ツヤ肌を手軽につくれる【クッションファンデ】
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若々しくツヤのある肌に仕上げたい場合は、最近はクッションファンデーションがおすすめです。液体状のファンデーションがクッションに染み込んでおり、パフにつけて肌の上にのせるように使用するタイプです。カバー力はさほど高くなく、薄づきだけど美肌に見せてくれます。直接ファンデーションに触れずに化粧できるため手を汚さずに済み、忙しい朝の身支度中や外出中のちょっとした化粧直しの時にも便利です。
長時間崩れにくい 【クリームファンデ】
クリームファンデーションは一見リキッドファンデーションによく似ていますが、リキッドより濃厚なテクスチャーなのが特徴です。粘度が高くこっくりした使用感がありますが、気になるシミやソバカスのカバー力があります。また、リキッドファンデーションよりさらに保湿力が高く、乾燥しがちな肌の人や、冬の使用におすすめです。肌にしっかり密着して落ちにくくヨレにくいため、なかなか化粧直しできないという人にも便利。ただ、使用量が多すぎると厚くなりやすく、崩れたときのメイク直しがしづらいという点には注意しましょう。使い方はさまざまですが、手のひらに取って体温で温めながら指で顔にのばすと、薄く均一に広げやすいです。
覚えておきたいファンデの色の種類
ファンデーションの色は、自分の肌色に合うものを選びましょう。色白に見せたいからと明るすぎる色を選んでしまうと、ファンデーションが肌になじまず、顔だけ浮いてしまいます。
また、年齢を経て日焼けが蓄積したり、肌にくすみが出てきたりすると、「以前は合っていたはずのファンデーションの色が、いつの間にか合わなくなっていた」ということも起こりえます。自分の今の肌に合う色を正しく選ぶため、ここでファンデーションの色の種類を把握しておきましょう。
色味別の種類
ファンデーションの色味は、同じ「肌色」でも黄味の強い肌色と青味の強い肌色に分かれています。人の肌の色味には系統があり、「イエローベース」「ブルーベース」という形で区別されています。黄色の強い肌色は健康的な印象を与え、青色の強い肌色はピンク色の発色となりフェミニンで可愛らしい印象を与えます。「オークル」や「ベージュ」という名前で区別されていますが、メーカーによって色味も発色の強さも異なることにも注意しましょう。
色の明るさ別の種類
ファンデーションの色は明るさにより段階別に分類されています。肌が色黒であれば暗い色を、色白であれば明るい色のファンデーションを選びましょう。肌の色は日焼けや、肌のくすみなどにより差が出るため、よりその時の自分の肌色に近い明るさのものを選ぶのがおすすめです。
また、選ぶときには照明にも注意しましょう。室内の場合は、オレンジ系のライトでは肌の色より暗い色に見えることがあります。そのため、白い蛍光灯の明るすぎない照明でチェックするようにします。テスターなどで試せるなら、太陽光での見え方も確認してから選ぶのもよいですね。
肌質に合わせたファンデの選び方
肌の特徴は人によって異なります。乾燥のしやすさや刺激への弱さ、皮脂の分泌量などの差で、個人の肌の悩みも違ってくるのです。自分の肌質を把握しておくことで、自分に向いているファンデーションのタイプが見つかります。肌質は大きく分けて「乾燥肌」「オイリー肌」「混合肌」「普通肌」の四つのタイプに分類できます。ここでは「乾燥肌」「オイリー肌」「混合肌」に加え「敏感肌」の特徴と、それぞれの肌に合うファンデーションを見ていきます。
乾燥肌タイプ
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乾燥肌タイプは、肌の水分量が不足しがちなため、パウダータイプだとカサついてしまったり、肌が突っ張ったように感じられたりします。水分をファンデーションで補うことで、化粧後の肌がきれいに仕上がります。リキッドファンデーションやクッションファンデーション、クリームファンデーションなどの水分量が多いファンデーションがおすすめです。保湿効果のある美容成分を含んでいるとなおよいです。
オイリー肌タイプ
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オイリー肌タイプは、肌の油分が多くべたつきやテカリが悩みになりがちです。毛穴詰まりも起こしやすく、毛穴の広がりやニキビ・吹き出物が出やすいのが特徴です。
オイリー肌を持つ人がファンデーションを選ぶ時には、化粧崩れを防ぐためにも油分をできるだけ抑えることがポイントになります。リキッドファンデーションやクリームファンデーションは避け、パウダーファンデーションを選ぶのがおすすめです。
また、付けても肌への負担が軽い、ミネラル系のファンデーションも適しています。
混合肌タイプ
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乾燥肌とオイリー肌の特徴を部分的に合わせ持っているのが混合肌タイプです。額と鼻筋の「Tゾーン」は脂っぽいけれど、頬の部分はカサカサするなど、部位によって肌質が異なるという特徴があり、季節によって肌質が左右されることも。
乾燥肌もオイリー肌も共通しているのは、適切な水分量を保つことの大切さです。保湿力の高い化粧品を選ぶと肌への負担が軽くなります。ファンデーションを選ぶ際には、パウダーファンデーションとリキッドファンデーションの両方を用意し、肌質に合わせて使い分けるのがおすすめです。
敏感肌タイプ
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敏感肌タイプの人は、体質によりほんの少しの刺激でも肌荒れや赤み・痛みを感じることがあります。化粧品自体に問題がなくても、重ね付けすることでクレンジング時の負担が大きくなり、肌トラブルにつながるというケースもあるかもしれません。
敏感肌タイプのファンデーション選びは、肌に対する優しさを重視します。天然成分でできたミネラルファンデーションや、スキンケアしながらも肌の赤みを隠してくれるCCクリーム、BBクリームなどを選びましょう。
さらにクレンジングの負担を考えると、リキッドファンデーションよりも簡単に落とせる、パウダーファンデーションの方が適しています。
肌カラーに合うファンデの選び方
自分にぴったりのファンデーションを選ぶには「自分の肌カラーを正しく知ること」「自分の肌カラーに合うファンデーションの色を見つけること」の二つが大切です。自分の肌カラーを簡単に調べる方法と、カラータイプ別のおすすめのファンデーションカラーを紹介します。
まずは肌カラーを診断
まずは、自分の身体的な特徴をもとに診断してみましょう。手首裏の皮膚の薄い所から透けて見える血管が、緑に近ければイエローベース、青色に近ければブルーベースの可能性が高いです。また、白目部分の色が黄色みがかっていればイエローベース、青みがかっていればブルーベースという判断もできます。
アクセサリーを付けたときの肌馴染みでも判断が可能です。ゴールド系のアクセサリーが似合うならイエローベース、シルバー系が似合うならブルーベースとなります。
イエベにおすすめのファンデカラー
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イエローベースの肌色を持つ人は、くすんで見えがちな肌をカバーして透明感と明るさをプラスすることがポイントになります。イエベ肌になじみ、明るくヘルシーに見せてくれるベージュ系やオークル系がおすすめです。
ブルべにおすすめのファンデカラー
ブルーベースの肌色を持つ人は、血色が悪く見えたり顔色が暗く見えたりしやすいという特徴があります。青色に対して補色関係にあるのは赤やピンクなので、これを利用してピンクベージュ系のファンデーションを選ぶとよいでしょう。顔の印象が明るく健康的になります。
肌トラブルに合わせてファンデを選ぶ
ファンデーションは肌色や質感を整えるだけではなく、人の視線が気になる肌トラブルも隠せる優れものです。肌の悩みに合わせてファンデーションを選ぶことで、肌をより美しく見せられます。肌トラブルに合わせた、効果的なファンデーションの選び方を紹介します。
大人ニキビが気になる時は
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大人ニキビができているとどうしても人の視線が気になるものです。つい厚塗りして隠したくなりますが、悪化させないためにもなるべく刺激しないようにしましょう。毛穴詰まりや黒ずみを解消することも大切です。
毛穴詰まりや黒ずみは、古い皮脂が溜まっていることで起こります。皮脂の酸化が進むとニキビの原因となるアクネ菌が増殖するため、油分が少なく、毛穴に詰まることなく洗い流せるファンデーションを選びましょう。
リキッドファンデーションやクッションファンデーションは、水分量が多く軽い付け心地です。ニキビ跡・毛穴・黒ずみをそっと隠し、オフするときにもするりと負担なく落とせます。
クマやくすみが気になる時は
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クマやくすみが出やすい人は、つい血色をカバーしようと厚塗りしてしまいがちですが、薄づきでもしっかり肌に密着してきれいに仕上がるファンデーションを選ぶのが正解です。コテコテとのせて隠すのではなく、肌のトーンを明るくするイメージでファンデーションを選びましょう。特に目の下のクマは、指にファンデーションを薄く乗せて軽く叩くように付ければ自然に仕上がります。
リキッドファンデーションやクッションファンデーションは吸着力が高いため、時間が経ってもよれにくいというところも嬉しいポイントです。
肌荒れが気になる時は
肌荒れの悩みを抱えている人は、肌への刺激が少ないファンデーションを選びます。天然成分でできているミネラルファンデーションや、美容成分・保湿成分を含んでいる商品が多いBB・CCクリームがおすすめです。化粧と同時にスキンケアができる商品であれば最適ですよ。
肌荒れはクレンジングや洗顔によるダメージが原因となっていることも多いため、なるべくクレンジングオイルを使わなくてもオフできるファンデーションを選びましょう。
なりたい肌に合わせてファンデを選ぶ
自分が理想としている肌や、人から好感を持たれる肌は化粧の力で表現できます。ファンデーションをつかって理想の肌作りを目指してみてはいかがでしょうか。肌質にも流行があるものですが、特に今は「ツヤ肌」と「マット肌」が注目されています。どちらも肌質によって合わせるファンデーションが違うため、以下でそれぞれ確認していきましょう。
トレンドのツヤ肌
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内側から湧き出るエネルギーを感じられるような、ヘルシーでナチュラルな「ツヤ肌」は今のトレンドです。実際の年齢よりも若々しく見えることも人気を集める理由です。
ポイントはツヤのある素肌感を演出することなので、保湿力のあるファンデーションを薄く塗るようにしましょう。乾燥肌の人はクリームファンデーション、混合肌の人はクッションファンデーション、オイリー肌の人はリキッドファンデーションを選べばツヤ肌作りが目指せます。
オルチャンのようなマット肌
オルチャンメイクは韓国アイドルや女優を中心に広がり、現在日本でも若者を中心に人気を集めています。特徴は陶器のようなマット感がある質感です。シミやソバカス、毛穴などのない肌で、まるで人形のような美しさを目指すメイクと言えます。
オルチャンメイクは肌のアラを隠すことがポイントなので、乾燥肌の人はセミマット系のリキッドファンデーション、混合肌とオイリー肌の人はパウダーファンデーションがおすすめです。ファンデーションをしっかり肌に吸着させましょう。
失敗しないファンデ選びのポイント
ファンデーションは、直感で選ぼうとしても、なかなかうまくいかないものです。購入した時点では自分に合うと感じていたものが「実際に使ってみるとなじまなかった…」というケースも起こりえます。
肌は生活習慣やストレスなどによってコンディションも変わる上に、肌の箇所によって色味が異なります。ファンデーションを選ぶ時点で心がけたいポイントについてまとめました。ファンデーション購入の際に失敗する可能性を低くできます。
肌の色ムラを補正してから選ぶ
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肌の色はどこも均一ではありません。くすみや日焼け、シミで黒ずんでいたり、肌のコンディションによっては赤みが出ていたりするものです。ファンデーションを選ぶときには、その日のコンディションに左右されないようにしましょう。色選びの時には、肌の色ムラをあらかじめ補正して、実際に化粧するときに近いシチュエーションにすると効果的です。
気になる色ムラには、下地にコントロールカラーを使ったり、シミやニキビ跡にコンシーラーを使ったりして、顔全体の色味をなるべく均一にすれば、正確な色が選べます。
フェイスラインの影との色馴染みを確認
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ファンデーションの色を選ぶ際には、フェイスラインに実際にのせてみて色なじみを判断しましょう。店頭のテスターを手の甲にのせて確かめる人も多いですが、「実際使ってみたらイメージと違う」ということがよく起こります。
頬に近い場所だと明るすぎ、首に近い場所だと暗すぎてちょうどいい色味が判断できません。顎から耳にかけて、フェイスラインに影ができる場所にファンデーションを少量伸ばしてみましょう。
明るすぎる色を選ぶと、フェイスラインの影が際立って首よりも顔が白く浮いて見えるため、色なじみが悪いと分かります。比較のため、2~3色を同時に肌にのせて試してみましょう。
最終チェックは遠目の鏡で
最終的なチェックは、なるべく遠目の鏡をつかって判断しましょう。人の目から見たときに近い状態で自分の顔を見ることができるため、ファンデーションの色が合っているかを客観的に判断できます。
ファンデーションを塗った箇所だけに注目するのではなく、顔全体との色なじみをチェックするように心がけましょう。
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写真・イラスト/(C)Shutterstock.com
【監修者】ヘア&メークアップアーティスト
KIKKU
パーマをかけたような天然パーマがトレードマーク。トレンド感度が高く、おしゃれなメイクにモデルからの支持も厚い。ヘアサロン勤務の経験から髪に関する知識も豊富。女性誌やカタログ、広告など各方面で活躍中!
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