感情的にならず常に冷静
人は、予想外のアクシデントが起こるとパニックになって物事の本質を見失ってしまうことがあります。しかし、知性のある人は常に冷静です。それは、あらかじめ「こういうことが起きるだろう」と予測を立てているからです。
また、嫌な出来事が起きたときも「最悪」「もう何もしたくない」とマイナスな気分に引きずられることなく、あくまで起こった事実だけを受け止めて「今自分にできること」に集中します。周囲から「クールな人」と言われることもありますが、気配り上手な一面もあるのです。
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頭がいい人と悪い人の話し方の違い
機転が利いて仕事もできる人の話し方は、とても知的です。一方、要領が悪い人はどこか頼りない話し方をしています。頭がいい人と悪い人の話し方の違いとは、一体何でしょうか?
無駄がなく用件を的確に伝える
用件を分かりやすく伝えられるのも、頭が切れる人の特徴です。例えば、誰かに質問をするときも「○○と○○どちらがよろしいですか?」とハッキリと伝えます。
頼み事をするときも「~を○○日までに~個仕上げてほしい」と重要な情報だけを指示するため、無駄がありません。一方、要領の悪い人は、誰かと話すときに「○○が~で、それで○○だから~」と余計な情報も付け加えてしまいます。
頭が切れる人は相手の視点に立って考えられる力があるため、「指示が的確」「話がスッと頭に入ってくる」と褒められるのです。
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相手の意見を聞き、まとめるのがうまい
頭の回転が早い人は、要点をまとめるのが上手です。例えば、会議中に仲間同士で意見を交換する際も、みんなの前に立って「○○という意見が多い一方、○○という意見もありますね。ということは~」と話をうまくまとめてくれます。
たとえ話が本筋からずれても「今は○○の話をしましょうか」と話の方向性を正してくれるため、司会や進行役を任されることも多いです。一方、要領の悪い人は、相手の話をよく聞かなかったり、理解しようとしない傾向があります。
頭の回転が早い人は、人の気持ちを汲み取るのも得意です。相手の話にしっかりと耳を傾け、その考えを認める器も持ち合わせています。
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地頭を鍛えるために心がけたいこと
「頭のいい人になりたい!」と思いつつ、何から始めればいいか分からない人も多いのではないでしょうか。そんな人のために、頭がいい人に近づくためのポイントを解説します。
目的を明確にして数手先を読む
ゴールを目指して常に先回りをするのが、頭のいい人に近づく第一歩です。頭がいい人は、物事の最終的なゴールを立てて行動します。例えば「スタイルアップして素敵な服を着こなしたい」というゴールがあるとすると、一般的な人なら食事制限や運動を始めるものです。しかし、頭がいい人はそのさらに数手先を読みます。
「自分は飽き性だから、同じ食事・運動の繰り返しだと続かないな」と起こりそうな出来事を察知して、あらかじめ食事のメニューや運動内容の候補をリストアップしておくのです。「今やるべきこと」に加えて、「起こりそうな事態に備えること」を心がけましょう。また、一度ゴールを決めたら、最後までやり遂げる意思も大切です。
的確なコミュニケーションを意識
頭がいい人は、常に相手の立場に立って物事を考えられます。そのため、会話をするときも難しい専門用語や回りくどい言葉はあまり使いません。相手がイメージしやすいよう、分かりやすい例え話を出したり「要するに○○ってことだね」とかみ砕いた表現をしたりします。
頭がいい人に近づくためには、「どう言えば、相手に伝わりやすいか」という点をしっかり意識して話しましょう。ボキャブラリーを増やすことで、さらに伝わりやすくなります。普段からたくさんの人と話す機会を作ってコミュニケーション能力を磨き、さらにボキャブラリーを増やしていきましょう。
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好奇心を持ち興味関心を絶やさない
頭がいい人は、好奇心旺盛でどんなことにも興味を持って取り組みます。流行りものに対しても「流行りに乗るのはかっこ悪い」という固定観念がありません。新しいものにもどんどん挑戦していく「フットワークの軽さ」も頭がいい人の魅力です。
新しいものを取り入れていくことで、知識も豊かになります。頭のいい人が周りから「○○さんって物知りだよね」「どんな話題を振っても応えてくれる」と褒められるのは、こういった好奇心が背景にあるのです。
「興味がないから」とすぐに切り捨てず、「ちょっとやってみようかな?」とチャレンジしてみましょう。本を読んだり、自分とは全く異なった分野の知識を持つ人と話したりするのも有効です。
写真/(C)AdobeStock
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