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LIFESTYLE 100人アンケート

2023.12.06

嫌なことを気にしてしまうことはある?100人アンケートと臨床心理士の解説を紹介

気にしない

・こっちが傷ついた言葉も、相手にとっては特に意図していない事が多い。気にしているのは自分だけなので、気にしないようにする (30代・奈良県・子ども1人)
・そういう人もいると気にしない (40代・東京都・子ども1人)
・気にしないようにする (30代・神奈川県・子ども1人)
・気になっていることを一旦捨てて考えない (40代・北海道・子ども1人)
・気にしないよう努める (40代・東京都・子ども2人)

言い聞かせる

・くよくよ考えとも仕方ないと自分にいい聞かせる (40代・千葉県・子ども2人)
・大丈夫!大丈夫!って自分に言い聞かせる (40代・愛知県・子ども2人)
・寝れば忘れると言い聞かせている (40代・熊本県・子ども1人)

マイペースに

・マイペースに過ごす (40代・千葉県・子ども2人)
・自分の心を広く持つ (30代・大阪府・子ども2人)
・自分の世界に入り、気持ちを落ち着かせる (30代・愛知県・子ども2人)

気にしない

情報を得る

・サイトを見る (30代・岩手県・子ども2人)
・ニュースを見る (40代・福島県・子ども2人)

言いたいことを言う

・意地でも反発してる (40代・北海道・子ども3人)
・言いたいことをためずに言う (40代・山形県・子ども2人)

苦手な人とは関わらない

・関わらない (40代・大阪府・子ども2人)
・相手を少し無視する (30代・東京都・子ども1人)

切り替える

・嫌なことを思い出しそうになったら、「明日考えよう」と無理やり思考停止して、映画などをひたすら見続ける (30代・京都府・子ども1人)
・思い出したことから頭を切り替える (40代・神奈川県・子ども1人)
気にしない

気をつける

・その中に入らないようにする (40代・宮城県・子ども3人)
・開き直る。一度へこんで開き直る (30代・岡山県・子ども1人)

時間に任せる

・時間が経つと自然と忘れる (40代・新潟県・子ども1人)

胸に秘める

・自分の嫌だった過去はなかなか消えないが、子どもには話さないようにしてる。どう感じているかも伝えない (30代・東京都・子ども2人)

周りの人の話を聞く

・友達や旦那など周りの人の意見を仰ぐと、小さいことでクヨクヨしていたと気づかされる (30代・千葉県・子ども1人)

瞑想

・瞑想 (30代・東京都・子ども1人)
気にしない

長所を探す

・相手の長所を探す (40代・千葉県・子ども2人)

他人と比較しない

・他人と比較したり、興味を持ち過ぎたりしないこと (30代・兵庫県・子ども1人)

気にしない

臨床心理士に聞いた「嫌なことを気にしない3つの方法」

そもそもどうして嫌なことや周りのことを気にしてしまうのか、臨床心理士・吉田美智子さんに伺いました。「人間の脳は常に何かを“プロセスする(考える)”ようにできています。プロセスしたい脳は、空きができるとアイドリングを嫌って、何かを考えてしまうのです。そんな時に、考える内容は、嬉しいことや楽しいことでも構わないし、アイドリングしていたって別に構わないのですが、何か気になりつつ“未決箱”に入っていたような事柄(嫌なこと、周り)を考えてしまうのですね」確かに仕事や家事でいっぱいいっぱいのときは、考え込んだり、深く気にしたりしてませんよね。ちょっと隙間ができると考えてしまうのかも。

では嫌なことや周りを気にしない方法はあるのでしょうか? 「方法としては大きく3つあります。まず一つ目は、アンケートで皆さんも回答していた”何か別のことを考える”です。気に病んでも仕方がないけど気にしてしまう…という場合は、脳に何かほかのトピックを与えましょう。楽しいこと(楽しかったこと)を考えるというのもひとつの手ですが、そこまで無理しなくても、日常生活の段取りみたいなことでもよいと思いますよ」これは家事や育児などのTo Doリストを作成すれば解決への近道になりそうですね。

「二つ目は、”アイドリングできるようになる”です。脳はプロセスしたい性質を持っていますが、本当は、ほどよく休ませる=アイドリングができるといいです。そういう意味で、ぼんやりする時間は無駄ではなく、脳のお手入れ時間といえますよね。どうしてもプロセスしてしまう人におすすめなのが、マインドフルネスです。マインドフルネスは、「いま、ここに自分が在る」ことに意識を集中する方法で、ストレス緩和、不安の解消にも効果があります」マインドフルネスでよく活用されるのは瞑想ですよね。雑念や無駄な思考を一度手放すと心が落ち着きそう。

「では最後、三つ目は“気になっていることを考えて処理する”です。今気にしていることに、何か未解決なことがあるという場合もあります。そう感じる時は、少し時間をとって、振り返ったり、信頼できる誰かに話したりして、解決策や自分の方針を考えられるといいかもしれません。その上で、まだ気になる時は、1と2の対処法を試してみてください」問題に向き合って一歩踏み出すことも大切なよう。

嫌なことや周りを気にしてしまうのは性格もあるかもしませんが、自分の中に引っかかる事柄を持ち続けるのは苦しいものです。そんなときは吉田さんの解決法をぜひ試してみてくださいね。

写真/(C)Shutterstock.com

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臨床心理士/公認心理師

吉田美智子

東京・青山のカウンセリングルーム「はこにわサロン東京」主宰。自分らく生きる、働く、子育てするを応援中。オンラインや電話でのご相談も受け付けております。
HP: https://hakoniwasalon.com
Twitter: @hakoniwasalon

 

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