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2021.03.11

間違っていない!?【承知しました】の正しい意味や使い分けを徹底解説

「承知しましたってよく耳にするけど、誰にでも使っていい言葉なの?」と疑問に思っている人もいるでしょう。「承知しました」は主に目上の人に対して使う言葉です。ただし親しい関係の上司などに使うと、堅苦しい印象を与えてしまう場合もあるでしょう。 そこでこの記事では「承知しました」の正しい意味や類語との違いを解説します。正しく意味を理解し、言葉を使い分けてビジネスマナーを身につけましょう。

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【目次】
 ・【承知しました】とは?尊敬語・謙譲語・丁寧語の違いを確認
 ・【承知しました】の正しい意味について
 ・【承知しました】の類語との違いを解説
 ・【承知しました】の英語表現
 ・【承知しました】はビジネスシーンに最適な言葉!

【承知しました】とは?尊敬語・謙譲語・丁寧語の違いを確認

「承知しました」とは、相手に何かを指示されたときなどの返事「わかりました」を丁寧に表現した言葉です。「承知しました」をより深く理解するためには、まず敬語について正しく理解しておく必要があります。

承知しました

(C)Shutterstock.com

敬語には「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類あり、話す相手によって使い分けるのが一般的です。社会人のマナーとして覚えておくとよいでしょう。

尊敬語

尊敬語とは、話し相手や第三者を主語としたときに、その主語を高めて敬う言葉です。目上の人や尊敬している人に対して使用します。たとえば「〜する」の敬語は、「〜なさる」「〜される」です。

【文章の具体例】
・部長が他社の会議に出席する:部長が他社の会議に出席なさる/される
・部長が今期の目標を言う:部長が今期の目標をおっしゃる/言われる
・取引先企業の社長が来る:取引先企業の社長がいらっしゃる/おいでになる/お越しになる/見える

謙譲語

謙譲語とは、自分や自分が属する団体や組織を主語としたときに、その主語を低めてへり下る言葉です。自分の地位を低めて話すことで相手を立てます。

先の例で見てみると、「〜する」の謙譲語は「〜させていただく(相手から許可を得ていたり、相手の好意によって恩恵を受ける場合に使用)」や「〜いたす(自分が一方的に何かを行う場合に使用)」です。

【文章の具体例】
・部長の出張に同行する:部長の出張に同行させていただく
・企画アイデアが浮かんだので部長に言う:企画アイデアが浮かんだので部長に申し上げる/申す
・午後から取引先企業へ行く:午後から取引先企業へうかがう/参る

丁寧語

丁寧語とは、話し相手に対して丁寧な印象を与える言葉です。相手が目上でも目下でも、どのような話の内容でも万能に使えます。たとえば語尾に「です」「ます」「ございます」と付けるのが丁寧語です。必要に応じて、尊敬語や謙譲語と組み合わせて使用します。

【文章の具体例】
・部長の出張に同行する:部長の出張に同行します
・企画アイデアが浮かんだので部長に言う:企画アイデアが浮かんだので部長に言います
・午後から取引先企業へ行く:午後から取引先企業に行きます

【承知しました】の正しい意味について

尊敬語・謙譲語・丁寧語の理解を深めたところで、本題である「承知しました」の正しい意味を解説します。

承知しました

(C)Shutterstock.com

冒頭でも述べたとおり、「承知しました」は「わかりました」をより丁寧に言い換えた言葉です。「承知」には「承る」が使われており、へり下ったニュアンスを感じられます。また「わかる」「聞く」の謙譲語にあたる言葉が「承る」「承知」です。

これらのことから「承知しました」は謙譲語だとわかります。話し相手が目上の人や尊敬する人の場合にを使用しましょう。

さらに丁寧に言うなら「承知いたしました」

「承知しました」をさらに丁寧に表現すると「承知いたしました」となります。丁寧語である「しました」を、謙譲語の「いたしました」に言い換えることで「承知しました」よりもへり下った印象になるのです。

「承知いたしました」は「承知しました」と同様に目上の人に対して使用する言葉ですが、親しい間柄の目上の人に使うとお堅い印象になってしまいます。状況や相手との関係性によって使い分けていきましょう。

【承知しました】の正しい使い方

「承知しました」は会話のなかでも活用できますが、メールや文書などに使用するのもおすすめです。メールや文書では、お互いの顔が見えないため丁寧な書き方をしなければ無愛想な印象になってしまいます。そこで相手を立てて丁寧な印象を与える「承知しました」を使うことで、礼儀正しくなり相手に不快な思いをさせずに済むでしょう。

「承知しました」の正しい使い方の例文は下記のとおりです。

【例文】
・「この資料を午後までにまとめておいてくれ」と上司から指示を受けた場合:「承知しました、お任せください」
・「5人で予約をお願いします」とお客様から言われた場合:「5名様でのご予約、承知いたしました」

【承知しました】のメールの例文

続いて「承知しました」をメールの文章で使用する場合の例文をご紹介します。

【例文】
・「注文数を10個から100個に変更をお願いします」とメールで依頼された場合:「承知いたしました、100個に変更をしておきます」
・「こちらの納期は1ヶ月後でお願いできますでしょうか?」と質問されて承諾する場合:「承知いたしました、1ヶ月後で問題ございません」

【承知しました】の類語との違いを解説

前述のとおり「承知しました」は目上の人に対して使う言葉で、とくにビジネスシーンで重宝されます。しかしどのようなシーンにも最適というわけではありません。

承知しました

(C)Shutterstock.com

「承知しました」と伝えると「依頼されたことを理解し引き受けた」ことになります。そのため、ただ返事をするときに使用するのはおすすめできません。自分が依頼された仕事を引き受けられないときや、使い方に違和感をおぼえる場合には、下記のような類語に言い換えてみましょう。

了解しました

「了解しました」も「承知しました」と同様に、「わかりました」と伝えるときに使用する言葉です。「了解」には、相手の事情を思いやって納得する、理解するなどの意味が含まれています。そのため「了解しました=理解しました」と言い換えることもできるでしょう。

ただし「承知しました」と同じ意味でも、ニュアンスが異なるため注意してください。「承知しました」は謙譲語でへり下った意味がありましたが、「了解しました」にへり下った意味は含まれていません。そのため目上の人に対して使う場合には、謙譲語にあたる「承知しました」を使いましょう。

了承しました

「了承しました」も「わかりました」と伝えるときに使います。意味は「相手の事情や申し出を納得して承知すること」です。「承」の文字が使われていることから一見すると謙譲語のように思われてしまいますが、「了承しました」は目上の人には使いません。なぜなら「それで大丈夫です」「許可します」といった上から物を言うニュアンスが含まれているからです。

同僚や後輩に対しては使っても大丈夫ですが、上司や社外の人に対して使う言葉では「承知しました」が無難といえるでしょう。

かしこまりました

「かしこまりました」もよくビジネスシーンで耳にする言葉です。「かしこまる」には、「目上の人の言葉を謹んで受け止める」という意味があります。謙譲語でやわらかい雰囲気が出る「かしこまりました」は、メールや文書よりも会話のなかで使用されることが多いでしょう。

またその優しい印象から、サービス業などで接客する店員がお客様に対して返事をするときにも使われます。目上の人に対して使用しても失礼にならないため、「承知しました」と「かしこまりました」のどちらを使っても大丈夫です。

【承知しました】の英語表現

最後に「承知しました」の意味がある英語表現をご紹介します。目上の外国人と接する機会がある人は覚えておきましょう。

承知しました

(C)Shutterstock.com

フォーマルなビジネスシーンでの英語表現

・Of course(承知しました)
・I agree with you(あなたに賛成です)
・I understand(わかりました)
・Certainly(かしこまりました)

社内などのカジュアルなシーンでの英語表現

・Sounds good(了解、いいね)
・All right(了解しました)
・I got it(かしこまりました)

【承知しました】はビジネスシーンに最適な言葉!

承知しました

(C)Shutterstock.com

「承知しました」には「わかりました」と返事をする意味と同時に、「依頼されたことを理解し引き受ける」といった意味も含まれます。謙譲語で丁寧な言い回しのためビジネスシーンで重宝する言葉ですが、誰にでも、どのような状況にでも使用してしまうと、不自然になってしまう可能性があります。

ぜひ「承知しました」の正しい意味を理解して、時と場合、相手によって使い分けてみてくださいね。

トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com

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