自分のことが好きでいられると、日常生活をポジティブに過ごせることができます。自分を好きになり、好きでい続けるには、日ごろの心がけがポイントとなります。5万人のキャリアサポートを実施してきたキャリアコーチの菊池啓子(きくち・ひろこ)さんに、自分を好きになるポイントをうかがいました。
自分を好きになるには
そもそも、自分自身を好きと思えている人はどれくらいいるのでしょうか?
【質問】あなたは「自分のことが好き」ですか?
・好き…15.8%
・どちらかといえば好き…44.2%
・どちらかといえば嫌い…24.2%
・嫌い…15.8%
※アンケートは30~45歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数120名。
「どちらかといえば好き」と答えた人が最も多く44.2%、「好き」と答えた人とあわせて6割以上が自分のことを好きだと思えているようです。
好き/どちらかといえば好き
・自分が自分を好きでないと、他の人に好きになってもらえない(40代・神奈川県)
・昔は嫌いだったけど色んな人に受け入れて貰えたから(30代・東京都)
・友達がいい人ばかりだし娘も可愛いし、周りの人がとっても素敵な人ばかりだから。自分の性格悪いなと思うけど、それをいれても好きです(30代・山梨県)
どちらかといえば嫌い/嫌い
・子育てに悩むも相談できる人がいない。自分ひとりでできることが少ない。自信をなくしてばかりいるから(40代・兵庫県)
・周りの人の仕事ぶりをみていると自分には無いものがたくさんあるから自分が情けなくなる(30代・東京都)
・昔から自己肯定感が低いので、常に自分はダメな人間と思いがち(40代・千葉県)
自分を好きになれない原因とは
自分を好きになれない、と思ってしまうのはどうしてでしょうか? 3つの原因を紹介します。
完璧主義
完璧主義な人は、理想が高くなりがち。周りから見ると十分成果を上げていても、自分が掲げる理想を達成できていなければ、自分への評価を下げてしまいます。また、手抜きや妥協、ちょっとしたミスが許せなく、少しでも失敗すると「自分はなんてダメなんだ…」などと感じ、劣等感にさいなまれることも。
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他人を優先する
自分よりも他人を優先させてしまう人は、自分の主張ができなかったりやりたいことを我慢したりすることが多くなりがち。他人の感情を過度に受け止めてしまうので、自分は二の次になってしまいます。
本当の自分の気持ちを抑えることが多いと、精神的に疲れるだけでなく、だんだん自分に自信が持てなくなり自分が嫌になってしまうことがあるようです。
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