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LIFESTYLE 100人アンケート

2024.06.22

人のせいにする人と上手く関わるには? 【100人アンケート】《専門家監修》

プライドが高い

「プライドが高く人に甘えきっている」(30代・長崎県・子ども1人)
「絶対に謝らない」(30代・京都府・子ども1人)
「負けず嫌いである。自分の非を認めず、ミスの理由を人に押し付けてくる」(40代・東京都・子ども1人)

人のせいにする人の特徴では、「失敗を認めない」や「言い訳をする」など、自分の非を認めないことやごまかそうとする言動が見られるという意見がありました。「プライドが高い」の意見があったように、完璧にできていないことを指摘されるのを恐れている部分があるのかもしれません。

また、性格面では「幼い」や「主体性がない」「自信がない」の意見もありました。人のせいにする人は、責任をとることを避ける傾向があるようです。「無責任な姿勢」の意見からも、物事に取り組む姿勢が甘かったり、自分事として捉えることをしないで協力的とは言えない態度であることがうかがえます。

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人のせいにする人の心理

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非難する人

(c) Adobe Stock

責任をとりたくない

自分のミスを認めて謝ってしまったら、再度仕事をやり直す必要が出てきます。繁忙期だと、他の仕事と重なり納期が遅れてしまったり、残業することになってしまう可能性も出てくるでしょう。不利益を被りたくないため、自分の責任を果たさず、人のせいにしようとするのです。

気が小さい

人のせいにする人は一見気が強いように見えますが、実は気が小さいことも。人から非難されて傷つくのが嫌なので、人のせいにして傷つくのを防いでいるのです。そのため、「これは、あなたがやったことですよね?」と問いただされるのを嫌がる傾向があるでしょう。

人のせいにする癖を直す方法

自分自身が人のせいにする癖がある場合、どうすれば直るのでしょうか。そのポイントを紹介します。

ミスは誰にでもあることと考える

どんなに優秀な人でも、仕事で失敗をすることはあります。自分に完璧を求めすぎると、自分がした失敗を受け入れられないこともあるでしょう。もし失敗をした時に、人のせいにしたくなったら、「誰でもミスをすることはある」ということを思い出してください。当たり前のことですが、できるのが当たり前の世界で生きていると、忘れてしまいがちなことです。

ミスをチャンスだと考える

人のせいにする人は、ミスをすると周囲のせいにしてしまいがち。その時はうまくごまかせてもまた同じようなミスをしてしまう可能性がありますよね。ミスをした時は、その技術を身につけるチャンスだと前向きに捉えてみましょう。できることが増えることで、自分のスキルに自信が出ますよ。

状況を書き出して分析する

人のせいにしたくなる時は、何かしら不利益が生じることに対して、自分の責任ではないと思いたいから。でも、どんな事柄でもその結果に対してまったく関与していないということは、あり得ません。その出来事の「事実」を追って、書き出してみましょう。この時、「犯人探し」をする心持ちではなく、「もっとうまくやるために自分ができたことは? 」という視点で振り返りをします。物事を客観視する視点や、改善点を見つけ出すスキルが身につきますよ。

【体験談】人のせいにする人と上手く関わるには?

続いて、人のせいにする人との上手な関わり方について寄せられた意見を紹介します。

怒る男性

(c) Adobe Stock

余裕をもつ

「こちらは感情的にならずに、出来るだけ落ち着いて接する」(30代・北海道・子ども2人)
「たまには自分の意見を飲み込むことも必要」(40代・東京都・子ども2人)
「自分は人のせいにしないスタイルを貫くだけ」(40代・愛知県・子ども3人)
「人のせいにする人は変わらないので、自分が考え方や行動を変えたり、柔軟性を身につければ上手く付き合っていける」(30代・愛知県・子ども1人)

心の余裕をもつことで、こちらが大人の対応をすることができそうですよね。どっしりとした気持ちをもっていると、人のせいにする人が相手でも振り回されることがなさそうです。

あまり関わらない

「深く関わらない。自分の事をあまり話さないようにする」(40代・群馬県・子ども1人)
「親しくなりすぎない」(30代・愛知県・子ども1人)
「距離を取るようにしている。否定もしなければ肯定もしない」(40代・東京都・子ども2人)
「あまり干渉しないでポジティブに考えるようにする」(40代・鳥取県・子ども2人)
「重要な事は任せず関わらない」(30代・岐阜県・子ども3人)

個人的な話はしないようにしたり、必要最低限のコミュニケーションで済ませて深く関わらないようにするといった意見が寄せられました。

受け流す

「受け止めず流す」(30代・愛知県・子ども1人)
「周りに自分の味方をたくさん作った上で、人のせいにしてくる人の言うことを否定しすぎず流すようにする」(30代・神奈川県・子ども2人)
「話半分に聞いて適当に流す」(40代・神奈川県・子ども2人)
「諦める。すぐに人のせいにするから信頼ができなくなってくる」(40代・東京都・子ども2人)
「あまり理解を示したり共感したりしない」(40代・長崎県・子ども3人)

真剣に向き合いすぎず、かつ無視もしないで当たり障りなく関わる方法です。職場や身内など関わることを避けられない関係性では、トラブルになりづらい関わり方ではないでしょうか。

はっきり伝える

「一度意見を受け入れ、その上で間違っていれば修正する」(30代・福島県・子ども3人)
「間違いを指摘する」(30代・京都府・子ども1人)
「明らかにその人本人に原因がある場合は、はっきりとそのことを伝える」(40代・神奈川県・子ども1人)
「正当な意見を言い通す」(40代・栃木県・子ども1人)

ミスを指摘したり言い分があったら伝えたりと、向き合って対応する方法です。人のせいにする癖が付いている場合、それを指摘してくれる人がいなかったのかもしれません。

トラブルを回避

「もめ事を起こさない」(30代・東京都・子ども1人)
「トラブルは避けたいので、この人はこういう性格なんだと割り切って付き合う」(30代・千葉県・子ども1人)

トラブルにならないように意識して関わるという意見もありました。コミュニケーションや伝え方を意識すると良さそうです。

一緒に原因を考える

「どうしてその結果になったのかを一緒に考えて、自分が悪いことに気付かせる」(40代・静岡県・子ども2人)
「何が原因だったのかを一緒に考える。自分も悪いところがあったし、相手も悪いところがあったと認め合って、解決方法をお互いに模索する」(30代・愛知県・子ども2人)
「原因を探る」(30代・埼玉県・子ども1人)

コミュニケーションを取りつつ改善策を考えることは、前向きな関わり方のひとつと言えるのではないでしょうか。

対処できるように準備

「そういう人間だと割りきって先回りして仕事をする」(30代・神奈川県・子ども1人)
「責められる前に、自分のミスをなくす」(40代・千葉県・子ども2人)
「こちらもメモを取ったり、口頭での話は控えてLINEなど記録が残る方法を使ったりして、自己防衛をする」(30代・京都府・子ども1人)

自分はミスがないように冷静に仕事に取り組む、という意見もありました。不備なくできていれば、自分のせいにされても人のせいにする人の言いがかりになります。

話を聞く

「同調はせずに話を聞く」(30代・栃木県・子ども1人)
「話を合わせる」(40代・長崎県・子ども1人)

相手の話を聞くという意見もありました。まずは話を聞くことで、人のせいにする人なりの考え方がわかるかもしれません。

人のせいにする人との上手な関わり方では、「余裕をもつ」の意見が多く寄せられました。人の性格を変えるのはなかなか難しいので、こちらが大人になって冷静に対応するという意見です。

他には、「あまり関わらない」や「受け流す」、「相手にしない」の意見も。人のせいにする人の言動を気にしてストレスに感じてしまうくらいなら、距離感を考えた付き合い方も方法のひとつかもしれません。

最後に

人のせいにする人の対応につい、ムッとしてしまう人もいるかもしれません。しかし、そんな時ほど相手の言葉に感情的にならず、心に余裕をもって対応してみてください。

できれば関わらないようにしたくても、職場などでは避けられません。人のせいにする人に振り回されないように、冷静な気持ちをもつように意識してみてはいかがでしょうか。人のせいにする人との関わり方にお悩みの方は、今回の意見を参考にしてみてくださいね。

TOP画像/(c) Adobe Stock

【監修】キャリアコーチ・菊池啓子

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