オン眉の特徴をおさらい!
眉毛の上でカットした前髪
そもそもオン眉とは「オン・ザ・眉毛」の略で、眉毛より上の位置でカットした短い前髪のことを言います。前髪が短い分顔がパッと明るくなり、目も大きく見えることから、おしゃれな女性に根強い人気があるのだそう。
ただし、失敗してしまうと元の長さに戻るまで時間がかかるのが悩ましいところ。眉毛からの距離やカットの仕方によっては子供っぽく見えてしまうこともあるので、大人の女性が挑戦するには少しハードルが高く感じられるかもしれません。だからこそ、上手にキマったときのおしゃれ感は抜群です。
丸顔?面長?オン眉が似合う人って?
顔型はあまり関係ない
オン眉は、作り方によってどんな顔型の人でも似合いやすいと言われています。
例えば丸顔さんなら、前髪に隙間を作ってシースルーバングに。面長さんなら、眉上ギリギリで厚みのある前髪がよく合うでしょう。同じオン眉でも、前髪の長さや厚みをほんの少し変えるだけで、気になる顔型をカバーしながら楽しめるはずです。
また、顔型以外には「顔のパーツのバランスがいい」人がとくに似合いやすいと言われています。
例えば鼻が大きい人や顔が濃い人は、前髪が短いとパーツが目立って個性が強く出がち。眉毛が出る分、眉のバランスが悪いと、当然濃さや形も目立つことに…。パーツ自体を変えることはできなくても、メイクで顔のバランスを整えるとよいでしょう。ただし濃すぎるメイクは、個性×派手がぶつかり合ってバランスが崩れてしまう可能性があるので注意しましょう。
40代にもチャレンジできるオン眉ボブ
黒髪にも◎大人カジュアルなストレートボブ
アラフォーにも似合うよう、裾にグラデーションを入れたボブ。前髪はあえて薄く、短めに作り、カジュアルな抜け感をプラス。オン眉でも攻めすぎず柔らかな雰囲気なのは、ゆるやかな丸みをおびたシルエットのおかげ。「出産でフェイスラインの髪が抜けてしまった」「エイジングにより顔周りのアホ毛が目立つようになった」というお悩みも、前髪を作ることで素敵に対応できます。
ベースはあごラインの前下がりボブ。裾にグラデーションカットを施し、ハンドブローだけで内巻きになるようにする。モードになりすぎないよう、サイドの前下がりラインはゆるやかに。前髪は奥行きを浅く取り、眉の上でカットしてからラインをぼかす。
カラーは7.5トーンのバイオレットアッシュ。大人世代は、ブルーやマット系のアッシュだとくすみが出やすいので、ツヤを重視したバイオレット系を選ぶのが正解。また、スタイリングは基本的にハンドブローでOK。きちんと整えたい時は、しっかり乾かしたあとにストレートアイロンで軽く内巻きにしてから、オイルを薄くつけて完成。
ふんわり内巻きオン眉ボブ
フェミニンな雰囲気のワンカールボブ。前髪は眉にかかるかかからないかの絶妙な長さで、子供っぽさを回避。
このボブスタイルを作るときは、毛先は巻きすぎずおさめる程度にするのがポイント。エアリーな内巻きなので、コテではなくストレートアイロンを使うのがおすすめです。毛束をとったら根元からアイロンで挟み、上に向かって大きく弧を描くようにすべらせて。
ひし形オン眉ボブ
ふんわりとした空気感のあるひし形ボブスタイル。前髪もふんわりと巻いてオン眉にし、全体的に女らしくまとめるのが◯。
オン眉ボブでも、ヘアカラーをゴールドベージュにグレーを混ぜた「シフォンブラウン」にすれば、クリーミーでやわらかな印象が加わり、前髪が短めでも個性的になりすぎずフレッシュな印象に!
外ハネオン眉ボブ
毛先が切りっぱなしのオン眉ボブは、そのままでは〝おかっぱ〟になってしまいます。おかっぱを防ぎこなれ感を出すためには、外ハネを合わせるのがおすすめ!
抜け感のある外ハネカールは、毛先にコテを挟んで通すだけのシンプルな外ハネを。コテは26mmを使用し、髪の表面と内側の2段に分けて毛先だけワンカールしましょう。できるだけ時間はおかず、すっと通すだけで程よいクセづけができます。
斜めに流すオン眉でナチュラルテイストに
短く個性的になりすぎるのが怖い人は、前髪を斜めに流して作ることでナチュラルテイストに仕上がります。長さは眉より上ではなく、眉毛ギリギリでカット。毛先をランダムにあそばせ、ヘアカラーは明るめのオレンジ系で爽やかにまとめるとGOOD!
パーマヘア×オン眉ボブスタイル
個性的になりすぎない大人の【短め前髪】
短め前髪はサイドバングでなじみよく!
眉上でカットした短め前髪にトライするなら、サイドに長めの前髪をつくって“つながり”をつくるのがコツ。前髪とサイドのなじみがよくなり、個性的になりすぎずきれいめファッションにもマッチします。
グラデーションカットでつくるふんわりシルエットのショートボブは、エイジングヘアの髪悩みに多いうねりやチリつきを抑えてくれる『ストカール(縮毛矯正とカールを同時にできるパーマ)』で、軽やかな毛先の動きをプラス。
カラーリングは7レベルのナチュラルなラベンダーグレージュ。黄色みを打ち消す絶妙なカラーだから、やわらかな毛流れを演出。肌を明るくきれいに見せる効果も期待できます。
スタイリングは髪を軽く濡らした後、クリームをパール3粒分くらいをとり、毛先→顔まわり→中間→トップの順でもみ込みます。前髪は指先でつまむようにして束感をつくり、軽く流しておでこをのぞかせて抜け感をつくりましょう。
ナチュラルなふんわりオーバルボブ
40代のふんわりボブは、パーマと深め前髪がポイント
前髪は深めにとり少し厚めに設定することで、薄毛で頭頂部の地肌が透けて見えるのを防ぐメリットも。イキイキとした印象を与えられます。
前髪からサイドにかけて、顔まわりを包み込むようにカットし、毛先にランダムな動きがあることですっきりとしたフェイスラインに。カラーは8トーンのメープルベージュでやわらかさをプラス。チークのように肌に血色感も与えてくれます。
スタイリングは髪全体を濡らした後、ワックスをパール2粒分の量をとり、全体に手ぐしでよくなじませます。毛先を下からやさしく握るようにしてドライヤーで乾かし、カールをだして。顔まわりは指先で毛束をつまむように整えましょう。