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LIFESTYLE 四字熟語

2024.05.26

「厚顔無恥」とは|言葉の意味や使い方、厚顔無恥な人の特徴を紹介

類義語は「傍若無人」など

「厚顔無恥」の類義語について紹介していきます

傍若無人(ぼうじゃくぶじん)

傍若無人」の意味は、人がいる前でも勝手気ままな行動をすることです。「厚顔無恥」と似ていますが、「傍若無人」には「ずうずうしい」というニュアンスは含まれません。ずうずうしく厚かましいというよりは、自分勝手にふるまうさまや、そのような人を表すといえるでしょう。

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得手勝手(えてかって)

「得手勝手」は、わがままで他人よりも自分の都合を優先するという意味。他人のことは考えずに、自分の都合のよいようにだけ行動する人や、そのさまを表す際に用いられています。身勝手な人や自分本位な行動をとる人があてはまるでしょう。

対義語は「平身低頭」など

「厚顔無恥」の対義語についても見ていきましょう。

平身低頭(へいしんていとう)

平身低頭」は、頭を下げてひれ伏す様子や恐縮することを意味する言葉です。漢字を見ると、おおよその意味がイメージできるかもしれませんね。「平身低頭して謝る」「平身低頭の姿勢で」のように、謝罪をする場合に用いられています。

遠慮会釈(えんりょえしゃく)

遠慮会釈」の意味は、慎みや礼儀のこと。実際にこの言葉を使う際は「遠慮会釈もない」「遠慮会釈なく」のように表すため、否定的なニュアンスになることが多いでしょう。

温柔敦厚(おんじゅうとんこう)

温柔敦厚」は情が深いことを表す言葉。穏やかでやさしく、誠実で人情に厚いことを表す際に用いられています。また、そのような性格の人に対しても使われる言葉です。

「厚顔無恥」な人の特徴

ここからは「厚顔無恥」とはどのような人を指すのか見ていきましょう。複数ある特徴から、4つをピックアップして紹介します。

鏡を持つ男性

(c) Adobe Stock

自信過剰

「厚顔無恥」な人は、自分は偉い、自分は賢くて尊敬されるべき人間と思い込んでいることがあります。傲慢さは誰もが持っている要素ですが、多くの人は傲慢さに潜むリスクに気づき、自重するでしょう。それをせず、自分の思うままに行動するのが「厚顔無恥」な人。自分が正しいと思っているので、他人からの忠告や助言には耳を貸そうとしないでしょう。

主張が激しい

自分は特別だと思い込んでいる「厚顔無恥」ですが、実は無知。しかし、それを自覚できず、自分の意見や見解を激しく主張しがちです。それゆえ、自慢話が多いでしょう。

相手のためを思って言っていると本人は思い込んでいますが、相手の気持ちや心情を察することができません。「教えてあげる」という上から目線で、自分がいかにすごいか、自分の意見がいかに正しいのかを披露しようとするでしょう。

自分がよければいいと考え、手段を選ばない

「厚顔無恥」な人は、自分が目立つのを好みます。そのため、自分さえよければいいと考え、目的達成の手段を選びません。人のアイデアを無断で使う、人の成果を自分のものにしようとするなど、やることが卑怯。

罪悪感を覚えることなく、周りの人に被害を与えてしまいます。また、自分に非があっても絶対に認めないという特徴も。「謝る」「詫びる」ということを避けようとするでしょう。

人を見て態度を変える

自分よりも目下の人には偉そうに振る舞うけれど、相手が目上の人だと媚びへつらう… これも「厚顔無恥」の特徴といえます。相手の立場や地位などに反応し、自分に有利に働くように動きます。部下や後輩、ショップの店員などに対する態度が横柄で、人を軽く見ていることがわかるような言動が多いでしょう。

最後に

「厚顔無恥」について意味や使い方などをまとめました。「厚顔無恥」になる要素は、誰もが持っています。しかし、本当に「厚顔無恥」になってしまうと、人は離れ、誰にも認めてもらえなくなるでしょう。「厚顔無恥」の特徴にあてはまる人がいたら、適度に距離を置き、ストレスを溜めないようにしたいですね。

TOP画像/(c)Adobe Stock

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