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2023.08.20

【油を売る】とは無駄話をして仕事を怠けること|由来は江戸時代の行商人だった!?

 

手遊びをする

手遊びとは、「てあそび」または「てすさび」と読み、暇つぶしや退屈を紛らわすためにすることという意味の言葉です。「ほんの手遊び程度の作品」「お金持ちの手遊び」という使い方をします。

退屈しのぎにすることであるため、無駄話をしながら仕事をさぼる意味の「油を売る」の類語の一つといえるでしょう。本来するべきことではないことに、時間を費やしている様子をあらわすことができます。

「油を売る」の対義語2つ

「油を売る」には、反対の意味をもつ対義語もあります。ここでは、「一心不乱」と「骨身を惜しまず」の2つの対義語をご紹介しましょう。

2つとも物事に一心に取り組む様子をあらわす言葉であり、しなければならないことをさぼる意味である油を売るとは対象的な意味です。ビジネスシーンでもよく使われるため、意味をしっかりとマスターしましょう。

油を売る

一心不乱(いっしんふらん)

「一心不乱」は「いっしんふらん」と読み、他のことに気を取られず一つのことに集中している様子をあらわす言葉です。やるべき仕事を怠けるという意味である、「油を売る」の対義語といえます。

仏教語が由来であり、もともとは仏道に精進して悟りをひらき研鑽を重ねる覚悟を込めた言葉でした。「一心不乱に取り組んだ結果だ」「一心不乱にゴールを目指す」というように使います。

骨身を惜しまず

「骨身を惜しまず」とは、苦労をいとわないという意味の言葉です。骨身とは体のことであり、体を使うような面倒なこと、苦労を嫌がらず励むことが由来とされています。

苦労や面倒をいとわず一心に取り組むさまをあらわすため、無駄話で時間を費やし仕事を怠ける「油を売る」とは対象的な意味だといえるでしょう。「骨身を惜しまず仕事に励んだ」というように使うことができます。

まとめ

「油を売る」は、無駄話などをして仕事をさぼるという意味の言葉です。仕事を怠けている人を注意するときに「いつまでも油を売っていないで早く仕事をしなさい」というように使うことが多いといえます。江戸時代の油売りの行商人が客の枡に粘度の高い油を注ぐ間、客と雑談をしていたことが由来とされています。

「油を売る」と似たような意味をもつ類語には道草を食う、手遊びをするが挙げられ、対義語は一心不乱や骨身を惜しまずといった言葉です。

やらなければいけないことは油を売っているといつまでも終わりません。目的意識をもって、きちんと取り組みたいものですね。

油を売る

写真・イラスト/(C) Shutterstock.com

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