まずは、頭の大きさに合うリース土台を準備します。リース土台とは、木の枝を組み合わせて作った輪っか状のアイテムです。このリース台に、月桂樹の葉を5枚ほど束ねたものをワイヤーで巻き付けていきます。
続いて、次の束をワイヤーを隠すようにリース台の内側に向けて置き、ワイヤーで巻き付けます。これを一周するまで繰り返します。月桂樹の枝が緩まないように、しっかり締めながら巻くことがポイントです。月桂樹の葉以外にも、唐辛子や松ぼっくりなどの木の実を組み合わせると、より華やかな冠になります。
「月桂樹」の葉の活用法は?
乾燥させた「月桂樹」の葉は、ローリエとして料理の香辛料に使用されます。独特の香りが肉や魚の臭みを消してくれるので、スープやシチュー、肉料理には欠かせないスパイスです。鍋に1〜2枚入れるだけで香りづけになり、より本格的な料理に。
海外では、「ブーケガルニ」の材料としても使われます。「ブーケガルニ」とは、タイムやパセリ、セロリなど複数のハーブを束ねたもので、煮込み料理に入れると、それぞれの風味や香りが料理に深みを出してくれます。
その他にも、「月桂樹」の葉には、胃液の分泌を高める効果や、神経痛や肩こり、冷え性などを緩和する効果があるとされ、お茶として飲んだり、薬用として使用されたりしています。
また、「月桂樹」の枝は、リースやスワッグの材料としても人気。「月桂樹」やユーカリ、ヒバなどの香りのある植物とドライフラワーを組み合わせれば、オシャレなアイテムが作れます。余分な枝を切り、好きなもの同士を組み合わせて、壁に飾ったときの見栄えなどを考えながらアレンジしていきます。
組み合わせが決まったら、束ねた枝の部分を麻紐でくくりつけ、リボンで飾り付けるのもおすすめです。壁のフックにリボンを引っ掛ければ、簡単にインテリアとして飾ることができます。見た目も可愛く、ほのかなハーブの香りも楽しめるの、一石二鳥のアイテムの完成です。
葉の乾燥方法
自宅の庭に「月桂樹」が生えている場合は、自宅で乾燥させて使うこともできます。生のまま利用することもできますが、生の葉には青臭さがあり、苦味も出やすい傾向があります。そのため、乾燥させてスパイスやハーブとして使うのがおすすめです。
収穫した葉を洗ったら、キッチンペーパーを敷いたザルに並べ、その上からまたペーパーをのせます。ザルなどで重しをして、風通しの良い日陰で干しましょう。大体1~2週間ほどで自然乾燥できます。
最後に
勝利と栄光のシンボルとして古くから親しまれてきた「月桂樹」。「月桂樹」の葉は、食用以外にもリースやスワッグとしてインテリアに使ったり、入浴剤としても使用できます。入浴剤として使う場合、葉は生でも乾燥のものでも可能で、ガーゼなどで袋を作りちぎった葉を入れるだけ。
清涼感のある「月桂樹」の香りにはリラックス効果も期待できるそう。「月桂樹」の活用法を覚えて、暮らしの中に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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