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2022.09.09

今さら聞けない!【柔よく剛を制す】ってどんな意味!? なんて読む!?

 

類義語は「堅い木は折れる「柳に雪折れなし」など

「柔よく剛を制す」の類義語2つの意味は、以下のとおりです。

・堅い木は折れる:堅いものは折れやすく、むしろ柔らかいものの方がよく耐えられる
・柳に雪折れなし:しなやかで柔らかいものは、堅いものよりも耐えることができる

どちらも堅いものと柔らかいものを比べている表現で、一見耐久性のありそうな堅いものに柔らかいものが勝ってしまうことを意味します。

雪折れとは、雪の重さに耐えかねて木の枝が折れてしまうことです。柳の枝は軽くしなやかなのが特徴で、雪が降っても柳の枝が振り払ってしまうため、雪折れの心配がありません。

しなやかで柔らかい柳の枝が雪にも耐えられる様子から、「柳に雪折れなし」が生まれました。

対義語は「剛よく柔を断つ」

「柔よく剛を制す」の対義語と意味をご紹介します。

剛よく柔を断つ:剛強なものが、柔軟なものに勝つこと

まさに、「柔よく剛を制す」とは、正反対の状況を表している言葉です。しかし、この2つの言葉はセットで用いられることが多いのがポイントです。

堅いものと柔らかいものには、それぞれの利点があり、やり方次第で相手に勝つことができることを意味します。

「柔よく剛を制す」の使い方と例文

「柔よく剛を制す」は、柔道と関係が深い言葉であるため、試合の内容を説明する際にも使えます。その他のシーンでは、柔軟な態度で対応することを指して用いることもできるでしょう。

柔よく剛を制す

「柔よく剛を制す」は、人間関係や仕事をスムーズに進めるヒントになる表現です。使い方のポイントやコツを知って、普段の生活でも実際に活用してみましょう。

柔軟な態度で対応することを指して使う

柔軟な態度で対応している様子を、「柔よく剛を制す」を使って表現することが可能です。コミュニケーションにおいても、頑なに正面からぶつかるよりも、アプローチ方法を変えて柔軟に対応したほうが上手くいく場合もあるものです。

強硬な手段ではなく、柔軟な対応で場面を乗り切ったことを話す際に、「柔よく剛を制す」を使ってみましょう。

「柔よく剛を制す」を使った例文

「柔よく剛を制す」を自然に使いこなすヒントにしてみてください。

【例文】
・何度も言い合いになった取引先に、改めて丁寧な対応を心掛けて接し続けたら、相手の反応も変化した。【柔よく剛を制す】を実感した出来事だった。
【柔よく剛を制す】の精神を忘れず、何倍も身体の大きい選手を相手に、巧みな技を繰り出し勝利した。
・力ずくで人を従わせるのは悪い結果を招くこともある。人間関係も【柔よく剛を制す】だよ。

まとめ

「柔よく剛を制す」とは、柔軟性をもって強者相手に勝利することを意味します。中国の兵書「三略」に由来しており、柔道の世界でも有名な言葉です。

柔よく剛を制す

柔軟な態度は強情な態度よりも、ものごとを上手く運ぶことにつながる可能性があります。スポーツのみならず、仕事やプライベートの人間関係でも、「柔よく剛を制す」の精神で柔軟な対応を心掛けてみてください。

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写真・イラスト/(C) Shutterstock.com

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