卒乳とは?断乳との違い
赤ちゃんへの授乳をやめることは「卒乳」・「断乳」などといわれ、赤ちゃん自身が母乳を飲むのをやめることを「卒乳」と呼びます。離乳食が進むことによって母乳を欲しがらなくなったり、母乳の量が自然と減って赤ちゃんが飲まなくなることが自然卒乳とも言われるもの。一方「断乳」とは、親が赤ちゃんに母乳を与えるのを「断つ」こと。つまり断乳は大人が決めたタイミングで授乳を止めることになり、乳房の張りや赤ちゃんへ負担を与えるデメリットもあります。
言葉のニュアンスの違いはあれど、親の主導で乳離れを進め、最終的に赤ちゃん自身が飲むのをやめるケースがほとんどなので、基本的には断乳=卒乳と考えてもよいでしょう。
【体験談】卒乳した時期はいつ頃?
親にとってはいつ卒乳するべき?と悩むことも多いでしょう。ここでは先輩ワーママ100人に、お子さんが「卒乳した時期」を調査!
※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)
最も多かったのは30%を占めた「1歳頃」という回答。次いで「1歳になる前」が17.3%で「1歳2ヶ月〜1歳3ヶ月」が16.4%という結果に。約半数近くが1歳頃には卒乳を完了しているようです。続く「1歳半頃」、「2歳前」、「それ以上」はそれぞれ10%程度という結果になりました。
自然と卒乳したパターンもあれば、保育園の入園や仕事復帰のタイミング、弟・妹の誕生など、さまざまなきっかけがありそうです。
▼卒乳の方法や疑問解消はこちらの記事をチェック!
【体験談】卒乳で苦労したことは?
子どもはおっぱいによって安心感を得ていることも多いですよね。卒乳を試みたところ、さまざまな苦労が待っていた…という人も少なくないよう。皆さんの体験談を具体的に聞いてみました!
赤ちゃんが泣く
「一日だけ泣かれた」(40代・北海道・子ども1人)
「夜中に泣かれてついおっぱいをあげてしまった」(30代・北海道・子ども2人)
「夜泣きがひどくなった」(30代・千葉県・子ども1人)
「子どもが泣きわめいて数日間は大変でした」(40代・鳥取県・子ども2人)
おっぱいを欲しがる
「おっぱいを常に欲しがられる」(30代・神奈川県・子ども1人)
「しばらく、おっぱいが欲しかったみたいです」(30代・岡山県・子ども1人)
「卒乳したと思ったら、思い出したかのようにおっぱいを欲しがり大泣きしたこと」(30代・滋賀県・子ども2人)
「寝ころぶとすぐに服をめくってくるのでイライラしてしまった…」(40代・兵庫県・子ども2人)
寝かしつけの難易度
「母乳で寝かしつけていたので、スマホで眠くなる音を流したり、抱っこ紐で外を散歩したりの繰り返し」(30代・兵庫県・子ども3人)
「母乳をあげながら寝かしつけていたので、寝かせるのに苦労した」(40代・栃木県・子ども2人)
「なかなか寝付かなくなる。泣かれると罪悪感でいっぱいになる」(40代・神奈川県・子ども1人)
「夜間の乳離れをなかなかしてくれなくて大変だった」(30代・東京都・子ども2人)
親も辛い気持ちに
「最初の三日間は、心が痛む」(30代・埼玉県・子ども2人)
「むしろ親の自分が寂しさからやめたくなくて、その気持ちを振り切るのに苦労した」(40代・神奈川県・子ども1人)
「仕事をしながらの卒乳。寝不足のなか1人で乗り越えないといけなくて辛かった」(30代・鳥取県・子ども2人)
胸が張る
「意外とすんなりとやめてくれたので大丈夫だったが、胸が張りすぎて辛かった」(30代・群馬県・子ども2人)
「胸が張って痛かった」(30代・東京都・子ども4人)
「卒乳の時はおっぱいが痛すぎて、抱っこができず、おんぶをして過ごした」(30代・福岡県・子ども2人)
その他にはこんな意見も
「子どもはすんなりだったけど、自分のおっぱいが出たがって、なかなか止まらなかった」(40代・東京都・子ども2人)
「タイミングが分からなかった」(30代・千葉県・子ども1人)
「2人目妊娠やおたふく風邪にかかって薬を飲むために、急に卒乳しないといけなくなったので苦労した」(40代・奈良県・子ども2人)
「保育所に入るにあたり卒乳。無事卒乳できるのかプレッシャーがきつかった」(40代・香川県・子ども1人)
卒乳は育児の大きな一歩
生まれてからおっぱいやミルクで育ってきた赤ちゃんにとって、授乳がなくなることで不安になることは当たり前とも言えます。けろりと卒乳できる子もいますが、大泣きされてママ・パパの心が折れてしまうことも。ママ・パパと赤ちゃんの共同作業と考えて、一緒に乗り越えていきましょうね。
育児の疑問を解消!こちらの記事もチェック