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2023.01.01

土鍋が焦げる原因とは? 焦げの落とし方や焦げを防ぐ方法を紹介

 

一度土鍋が焦げると、落とすのが大変。なるべく焦げないようにしたいものです。しかし、少し目を離したら焦げていた、ということも多いのでは? 土鍋が焦げる原因は火加減や水分不足、材料を入れすぎによるもの。そこで本記事では、焦げを落とす方法や焦げを防ぐ方法などを紹介します。

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土鍋が焦げる原因は?

土鍋が焦げる原因は、火加減や加熱時間などによることが多いようです。詳しくその原因をチェックしていきましょう。

鍋から煙が出るイラスト

1:火加減が強すぎる

土鍋でご飯やおでんを作る際、火が強すぎると焦げつきの原因になります。土鍋でご飯を炊く際は、一気に火を強めて炊き上げることが多いのでは? しかし、土鍋の大きさや、コンロの火力は、各家庭によって異なります。

また気温が高いのか低いのか、によっても火加減は変わってくるのです。そのため、一気に強火にするのではなく、コツを掴むまでは、様子をみながら火加減を調節する必要があります。

また、土鍋はデリケートなもの。土鍋が冷たい状態から強火で急に温度を上げると、土鍋が劣化する原因にもなります。

2:加熱時間が長い

土鍋は保温性が高い鍋です。一度、温度が上がれば、余熱で調理することもできます。そのため、他の鍋で作るのと同じように加熱すると、土鍋内の温度が上がりすぎて焦げてしまうのです。土鍋で煮込む際は一度沸騰したら、コンロから下ろすのがおすすめ。「ちょっと目を離した間に焦げていた!」なんてことも防ぐことができます。

3:材料の入れすぎ

土鍋の中にたくさん材料を入れるのも、土鍋が焦げる原因の1つです。材料を多く入れると、鍋底に具材が押しつけられ、そこから焦げてしまいます。材料が多い場合は土鍋の中をこまめに混ぜましょう。

また材料を入れすぎると、吹きこぼれることが多くなります。この吹きこぼれが土鍋の側面に付き、焦げつく原因に。吹きこぼれたら、火から下ろして、できるだけ早く土鍋の側面を拭くようにしましょう。

土鍋の焦げをそのままにするとどうなる?

土鍋の焦げを取らずに、そのままにしておくと、焦げは落ちにくくなります。そして、焦げたままの土鍋を使用すると、さらに焦げが広がり、頑固な焦げになっていくのです。そのため、一度土鍋が焦げたら、なるべく早く取り除く方がよいでしょう。

土鍋の焦げを落とす方法とは?

土鍋の焦げは早く対処することで、簡単に落とすことが可能です。また、何で焦げついたのかによっても、おすすめの落とし方が異なります。材料別に土鍋の焦げを落とす方法や、焦げを落とすにあたって、やってはいけないことをチェックしていきましょう。

頬に手を当てて悩んでいる様子の人のイラスト

焦げの落とし方とは?

土鍋が軽く焦げた場合は、土鍋にぬるま湯を入れ、一晩おいておけば翌朝には柔らかくなり、スポンジで落とすことができます。しかし、これはあくまで軽い焦げに対してです。より頑固な焦げには以下のような方法が有効です。

米や肉や魚など酸性の焦げ

米や、肉、魚など、酸性のもので焦げついた場合は、重曹が有効。方法は以下の通りです。

【落とし方】
1:焦げた土鍋の中にたっぷりの水(8分目ぐらいまで)と大さじ2〜3の重曹を入れて火にかける
2:沸騰したら火を止め、しばらくそのまま浸けておく
3:スポンジなどで軽くこすり、水で洗い流す

 

野菜やきのこ類などのアルカリ性の焦げ

多くの野菜やきのこ類、大豆などはアルカリ性の食品です。それらの焦げは、お酢が有効になります。また、おでんや野菜を煮込んだ際についた、土鍋の黒ずみやカビも、お酢で取り除くことに期待ができます。

【落とし方】
1:スポンジなどで土鍋についた焦げを軽くこする
2:土鍋の8分目まで水を入れ、お酢を約60ml入れる
3:火にかけて、沸騰させる
4:沸騰したら、火から下ろし、一晩おいておく
5:一晩おいたあとは、土鍋の中の水を捨て、スポンジなどで焦げをこすり洗いする


やってはいけないこととは?

良かれと思ってしたことが、逆効果になることもあります。以下のことは、やらないように気をつけましょう。

金属製のたわしを使うこと

土鍋の焦げを金属製のたわしを使って、ゴシゴシとこするのはNGです。土鍋はデリケートなもの。土鍋が傷つき、そこからひび割れてしまうこともあるからです。スポンジや布巾など柔らかく傷つきにくいものを使うようにしましょう。また、スプーンを使って、無理やり土鍋の焦げを剥がそうとするのも、同じ理由からおすすめできません。

クレンザーを使う

土鍋の焦げを取る際、クレンザーを使う方も少なくないのでは? クレンザーは金属製の鍋には適していますが、土鍋には適していません。土からできている土鍋の表面には、極めて小さな穴が空いています。その穴がクレンザーを吸収してしまうと、かえって焦げやすくなるからです。

土鍋の焦げを防ぐ方法とは?

土鍋の焦げを防ぐには、火加減に気をつけること、そして、加熱時間を長くしないことです。それ以外にも、あらかじめ土鍋に「目止め」をしておくという方法もあります。

土鍋料理のイラスト

「目止め」とは?

前述の通り、土鍋の表面には微小の穴があります。この穴をでんぷん質で塞ぐことを、「目止め」といいます。目止めは、米のとぎ汁などを使って行われますが、片栗粉や小麦粉でも代用が可能です。また、目止めには焦げを防ぐ以外に、ひび割れや匂い移りを防ぐ効果も。土鍋を長持ちさせるためにも、やっておくとよい方法の1つです。

なお、セラミックの鍋など、目止めが不要なものもあるため、土鍋の素材を確認するようにしてください。

「目止め」のやり方とは?

1:土鍋を綺麗に洗い、しっかり乾かす
2:土鍋の8分目まで水を入れる
3:水に対して10%くらいの片栗粉を入れる
4:軽く混ぜ合わせ、火にかける
5:焦げないように、土鍋の中をかき混ぜる
6:弱火で30分~1時間ほど煮たら火を止め、鍋の中を冷ます
7:完全に鍋の中が冷えたら、中身を取り出して、しっかり洗い流す
8:鍋を完全に乾かせば「目止め」完了

最後に

土鍋が焦げる原因や焦げの取り方などを紹介しました。土鍋で炊くご飯は絶品だし、寒い季節は家族や友人と鍋を囲むのを楽しみの1つでしょう。 そんなとき、土鍋が焦げてしまっては、洗い物も大変で気分は下がってしまいます。土鍋は火にかけたら、目を離さないようにしてください。また、新しく土鍋を購入した場合は、目止めをしてみてはいかがでしょうか。

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