同僚とのコミュニケーションで意識したいこと
同僚と円滑な関係を築くことができるかどうかで、仕事の楽しさや充実度は変わりますよね。しかし、同僚と上手くコミュニケーションが取れず、悩んでいる人もいるでしょう。
ここからは、同僚とのコミュニケーションで意識したいことを解説していきます。
同僚とはほどよく距離を取る
職場に限らず、人と信頼関係を築いていくには、相手とほどよく距離を取ることが大切です。どれくらいの距離感が心地よいかは、個人によって異なりますが、同僚であれば、少し距離があるのがちょうどよいかもしれません。距離が近すぎるとお互いに圧迫感を感じる可能性がありますし、距離があり過ぎると信頼関係を築くのに苦労することも。
同僚とは、長い時間を一緒に過ごしながら働くことになります。だからこそ、言葉づかいや礼儀に気を配り、気を許しすぎないことが大切。また、連絡や報告はきちんとするようにしましょう。
同僚と信頼関係を築くには、小さな約束もきちんと守ることが大切です。信頼関係を築き上げるのには時間がかかりますが、崩れるのは一瞬。同僚には常に誠意を持って接し、信頼関係を損ねるような言動は避けましょう。
相手の立場や気持ちになって考える
同僚と円滑な関係を築くには、相手の価値観や意見を尊重することが欠かせません。相手と意見や価値観がちがうと感じても、いきなり否定するのではなく、まずは相手の立場や気持ちになって考えてみましょう。
特に年齢や役職が異なると、視点や視座も異なります。それゆえ、意見が異なるのは当然とも考えられます。異なる意見を持つ相手の話を聞くことで、自分の視野や視座が広がることもありますから、まずは自分から相手の話を聞き、相手の意見を受け入れてみましょう。
感謝の気持ちを表現する
協働により成り立つのが仕事ですから、同僚には感謝の気持ちをきちんと伝えましょう。感謝の気持ちを伝えることは、一見当たり前のようでいて、意外と見落とされがちです。
ミスをしたり、体調を崩して急に休んだりしても大丈夫なのは、仕事のフォローをしてくれる同僚がいるからこそ。感謝されて嫌な気持ちになることはありませんから、同僚には積極的に感謝の気持ちを伝えましょう。
素直に謝る
もしミスをしてしまったら、まずは素直に謝罪しましょう。誰かや何かのせいにしたり、言い訳をしたりせず、すぐに謝ることが大切です。
人の評価は、ミスをしたかどうかではなく、ミスをしたあとの姿勢や言動により決まるともいわれます。自分のミスを素直に認め、謝罪の気持ちを言葉できちんと伝えられるかどうかで、いろいろなことが変わるといってもいいかもしれません。
ミスをしてしまったら素直に認め、きちんとした言葉で誠意を持って謝罪しましょう。
最後に
「同僚」は同じ会社に勤務する人、地位や役職、役目が同じ人を指す言葉です。入社時期が同じ人を指す「同期」とちがう意味を持ちますので、それぞれについて把握しておきましょう。会社の同僚と円滑な関係が築けるかどうかで、仕事の楽しさは変わります。同僚にたいしては思いやりを持ち、言葉できちんと気持ちを伝えるようにしましょう。
益田瑛己子
ライター・キャリアコンサルタント・ファイナンシャルプランナー。金融機関の営業職として長年勤務し、現在はライター(ブック・Web)と就職支援をメインに活動中。3人の子供が自立し、仕事と趣味を謳歌している。
ライター所属:京都メディアライン
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