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2023.05.22

寝室の照明選びはどうする? 照明の選び方や種類について解説【専門家監修】

 

寝室の照明選びは、寝室で過ごす時間や活動に応じて行う必要があります。寝室では、リラックス効果を考えると、電球色がおすすめ。また、明るさを調節できる照明が◎。本記事では、寝室の照明選びのコツを解説します。

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寝室における照明の役割について

多くの人にとって寝室は、一日の疲れを癒やす場所です。しかし、そうであるはずの寝室でじっくりと眠れずに、悩んでいる人もいるのではないでしょうか?

もしかしたら、寝室にある照明に問題があるのかもしれません。明るすぎる照明では眠りにくくなりますし、寝室の雰囲気に合っていない照明というのも気になるでしょう。では、どのようにして自分の寝室に合った照明を選べばよいのでしょうか?

そこで、おうちの快適空間をつくる街のリフォーム屋さん「アトリエボックス」でコーディネーターを務めている奥田順子さんに、寝室の照明についてお話をうかがいました。

色温度の違いを表現した3つの部屋の写真 左からそれぞれオレンジがかった光、ベージュがかった光、白い光で照らされている部屋が並び、すべての部屋に同じソファが置かれている

寝室における照明の役割について整理する前に、「色温度」という言葉について簡単に説明します。色温度とは、光源が発する光の色を定量的な数値で表現する尺度のこと。3種類あります。

「電球色」は朝日や夕日に近い色温度で、落ち着いた雰囲気を演出。 暖かみのあるあかりで、しっとりとした空間を好む人におすすめです。

「温白色」は電球色と昼白色の中間の色温度で、暖かく明るい雰囲気を演出。ニュートラルで自然なあかりです。暖かさと明るさを両立したい人におすすめ。「昼白色」は 日中の太陽光に近い色で、さわやかで活動的な雰囲気を演出してくれます。 作業する場所や明るさ重視の部屋などにぴったりです。

色温度について理解したところで、照明のメリットについて見ていきましょう。

1:リラックス効果

リラックスできる色温度や明るさを選ぶことで、心身の緊張をほぐし、睡眠の質を高めることができます。リラックス重視なら、温白色や電球色がおすすめです。反対に、太陽光に近くて集中力がアップしやすい昼白色は、集中力を高め、作業しやすい明るい光なのでやすらぎにくくなります。

ベッドの脇に置かれたスタンドライトの写真

2:コーディネート効果

寝室の照明は、インテリアの一部としても機能します。照明の形やデザイン、配置や数によって、寝室の印象やテイストを変えることが可能です。たとえば、ペンダントライトやブラケットライトは、取り付け位置や高さを工夫することで、空間に奥行きや高さを出し、おしゃれな雰囲気を演出してくれます。

ほかにも、シーリングライトは種類によって形状が異なるため、スタイリッシュな商品を選ぶことですっきりした印象に。また、ダウンライトは天井になじんでフラットになり、開放的な空間になります。

天井から吊るされた電球のような形のライトの写真

3:利便性

寝室の照明は、寝室で行うさまざまな活動に応じて、光量や方向を調節できるようにすることで便利になります。たとえば、読書やメイクなどには局所的に明るく照らす照明が◎。就寝時には入眠のために、調光機能がありリモコン操作ができる照明がよいでしょう。ほかにも、ベッド周辺の壁に調光機能付きの壁付ブランケットをつけるのもおすすめです。

ベッドの脇のチェストに置かれたスタンドライトの写真

寝室の照明選びのコツ

では、どのようにして寝室の照明を選ぶとよいのでしょうか? 続いては、寝室の照明選びにおいて注意したいことを紹介します。

1:色温度

寝室では、リラックス効果を考えると、電球色がおすすめです。電球色は、暖かみのある光で焚火を連想させ、心身を落ち着かせるてくれます。反対に、太陽光に近い色の昼白色では、就寝前の光としてはあまり適しておらず、眠りにくくなる可能性も。

2:明るさ

明るすぎると睡眠を妨げる可能性があるので、光量は控えめにしたいところ。ただし、寝室で読書するときなど一定の明るさが欲しい場面もあるかもしれません。そんなときは、明るさを調節できる調光機能付きの照明がおすすめです。また、壁付ブランケットなどの補助照明を複数用意してもよいでしょう。

3:形やデザイン

照明の形やデザインは、寝室のインテリアに合わせて選ぶことが大切です。照明は寝室の印象やテイストを左右する要素であり、空間に統一感やバランスをもたらします。たとえば、シンプルな寝室にはスタイリッシュな照明が似合いますし、北欧風の寝室には木製や鉄製の素材で、白やグレーなど淡い器具色の照明がマッチするでしょう。

寝室における照明の種類

寝室で使える照明の種類には、以下の5点のようなものがあります。それぞれ見ていきましょう。

1:ダウンライト

ダウンライトとは、天井に埋め込んだ照明のこと。ダウンライトは、空間に適した必要な数を配灯することで、部屋全体を十分に照らすことができます。また、すっきりとした見た目で、ほこりもたまらない上に、天井の高さも確保可能です。

かつてのダウンライトは器具と電球が一体化している印象が強かったのですが、最近になって「フラットランプ」と呼ばれる、電球交換型のダウンライトも販売されるようになりました。そのため、自由に照明の明るさや色温度を変えることができます。

ダウンライトはリビングに限定せず、キッチン・寝室・ウォークインクローゼット・書斎など、さまざまな部屋で提案されることがよくあります。

天井に埋め込まれたふたつのダウンライトが壁際を照らしている写真

2:シーリングライト

シーリングライトとは、天井に直接取り付ける照明のことです。シーリングライトは、部屋全体を明るく照らすことができます。また、形やデザインのバリエーションが豊富で、インテリアに合わせて選ぶことができるのもうれしいポイント。

天井に引掛シーリングと呼ばれる電気プラグがあれば、取り付けも簡単です。さらに、シーリングはリモコンで調光できる機能がある商品も多いです。

天井に取り付けられた円形のシーリングライトの写真

3:ペンダントライト

ペンダントライトとは、天井から吊り下げる照明のことです。ペンダントライトは、部屋の一部分を照らすことができます。また、空間に奥行きや高さを出し、おしゃれな雰囲気を演出することが可能です。

たとえば、複数のペンダントライトの高さを変えると、雰囲気が出ます。光は弱く、部屋全体のあかりを賄うには不向き。影になりやすいのもデメリットですが、それこそがペンダントライトの魅力ともいえるでしょう。

さまざまなデザインのライトが吊り下げられている写真

4:フロアライト

フロアライトとは、スタンド型の照明のことです。あまり提案されることはありません。フロアライトは、部屋の一部分を照らします。また、移動も自由にでき、デザインの種類が豊富で、インテリアに合わせて場所を変えて配置することができるのもフロアライトならでは。ただし、電源コードが邪魔になったり、床面積をとったりするかもしれません。

白い壁とフローリングの部屋の3Dイラスト 観葉植物、青色のソファー、フロアライトが置かれている

5:ブラケットライト・スポットライト

ブラケットライトとは、壁に取り付けた照明のことです。また、スポットライトとは、天井や壁に取り付けた照明で、光の方向を調節できます。絵画・ポスターなどにスポットライトを当てることで、とても雰囲気が出ます。ダクトレールにつけるタイプも人気です。これらは、空間に奥行きや高さを出し、おしゃれな雰囲気を演出してくれます。

レンガの壁に取り付けられたブラケットライトの写真

最後に

寝室における照明選びは、寝室で過ごす時間や活動に応じて行う必要があることがわかりました。寝室でいかにリラックスできるかを考えると、照明のデザインにも気を配りたいところ。この記事をひとつの参考として、理想の寝室の照明を探してみてください。

おくだじゅんこさんのプロフィール写真

監修

アトリエボックス 奥田順子(おくだ・じゅんこ)

京都・太秦にある、「アトリエボックス」でコーディネーターを務め、快適な空間作りをしている。最近の趣味は、おいしいものめぐりや銭湯、映画鑑賞。休日は知人に紹介してもらったおすすめのお店に行っておいしいものを食べたり、サウナで汗を流しリフレッシュしている。

執筆/京都メディアライン

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