お詫びのメールにおいて大切なことは?
何かしらのミスをしてしまい、誰かにお詫びするという経験は多くの人にあるのではないでしょうか? お礼をするのとは異なり、お詫びというのは、気が重く後回しにしてしまいがちです。しかし、放置をしていたら相手は不信感、不安感を募らせてしまい、さらに拗れる一因になってしまうかもしれません。そこで、本記事ではお詫びのメールの書き方や注意点について解説します。
お詫びについては、まずは速やかに謝罪するのがベターです。原因特定や対応策定に時間がかかりそうな場合であっても、「原因については現在調査中ですが」と前置きをした上で、謝罪する必要があります。また、何に対する謝罪なのかも明確にしましょう。
「お詫びのメール」を送る際の注意点
対面または電話での場合、声の抑揚や表情など、ノンバーバルでもお詫びの態度を伝えることができます。一方、メールは文字のみのコミュニケーション。相手の気持ちに寄り添った謝罪の言葉の選択は、難しいですよね。
私的な感情が出やすいメールでの「お詫び」は、高度なコミュニケーションスキルが必要になります。そのため送信前には必ず読み直し、誤字脱字、表現について確認をしましょう。また、業務に関わるお詫びのメールを送る場合は、特に気をつけたいところ。程度によっては、先輩や上司にメールの内容を確認してもらってから、送信することをおすすめします。
謝罪のときに使えるフレーズ
お詫びのメールでよく使うフレーズを「重い謝罪」「中度の謝罪」「軽い謝罪」の3つに分けて紹介します。
1:重い謝罪に使うフレーズ
相手に対して多大な迷惑や大きなトラブルを起こしてしまった場合は、「重いこと」を認識している旨を伝える必要があります。いつも以上に、丁寧な言葉遣いを意識したいところです。
・謹んでお詫び申し上げます。
・心より謝罪いたします。
・陳謝いたします。
・深くお詫び申し上げます。
重い謝罪は、 原因はすべてこちら側にあり、相手に一切の責任がない場合に使用します。 こうした場合、詭弁(きべん)を弄するような言い回しは禁物。また、メールだけで済ませず、実際に面会して謝罪することをおすすめします。
2:中度の謝罪に使うフレーズ
中度の謝罪は、軽い謝罪では失礼にあたる場合や、後々トラブルにつながりそうな場合に使用する、少し丁寧な表現です。
・誠に申し訳ございませんでした。
・ご迷惑をおかけいたしました。
・大変失礼いたしました。