Contents
【目次】
【100人に聞いた】結婚を後悔したことはある…?
まずは既婚女性100人に、「結婚を後悔したことがあるのか」聞いてみました。
※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)
結果は「ある」という人が64.2%、「ない」という人が35.8%となり、なんと半数以上の人が結婚を後悔したことがあることが分かりました。
結婚後悔症候群とは
結婚を後悔したことがある人が多数派となりましたが、中には「結婚後悔症候群」に陥っている人もいるかもしれません。結婚後悔症候群とは、想像通りの結婚生活が送れず「こんなはずじゃなかった」「独身に戻りたい」と毎日のように後悔している状態。結婚生活の些細なことから苦痛を感じ、離婚を考えるようになる人も。
結婚前に「結婚前症候群」というものがあると理解しておくことで、後悔を未然に防ぐことができるかもしれません。続いては、「結婚を後悔している」という人にその理由を聞いてみました。
【結婚を後悔している人に聞いた】理由について
※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)
後悔の理由は人それぞれ、多岐に渡ることが分かりました。「自由な時間がない」…13.0%、「相手の性格面」…13.0%、「価値観が合わない」…11.6%、「相手への興味が薄れた」…11.6%、「喧嘩したとき」…10.1%が、特に目立つ回答に。
それぞれの体験談を具体的に教えてもらいました。
喧嘩
喧嘩がきっかけで結婚を後悔したという人も。
「意見があわず喧嘩になった時」(40代・新潟県)
「喧嘩をした時」(40代・佐賀県)
価値観
生活をしていく中で見えてくる、相手の価値観。結婚前に分かっていたつもりでも、実際はちょっとずつ違っていたり、だんだんと価値観がずれてくるといった声も挙がりました。
「生活における価値感のずれ」(40代・愛知県)
「価値観が合わず、相手の意見が理解できなかったとき」(40代・福岡県)
「考え方があわなくなってきたから」(40代・埼玉県)
飽きる
付き合いたての状態はずっと続くわけではないもの。お互いの関係を日々アップデートしていく必要があるのかもしれません。
「お互いに飽きる」(40代・神奈川県)
「顔と、自分への優しさだけで選んでも、そのうち飽きるし老けるし…経済的にもそこそこ苦しくなるし… その上、その優しさは単なる優柔不断だったと気付いた」(40代・愛知県)
家事育児
家事・育児にしてくれない上に文句まで言われたら、確かに嫌になってしまうかも。
「家事育児に全く協力してくれない上に文句言われた時」(40代・広島県)
「家事育児に非協力的」(40代・静岡県)
親族との関わり
結婚にが親族との関係も付きもの。借金などで自分たちの生活を脅かされるのはつらいですね。
「義家族と同居した時。夫は選べても夫の家族は選べない」(40代・佐賀県)
「結婚したら配偶者の親の借金を不条理に背負わされたとき」(40代・富山県)
金銭面
結婚後に金銭感覚のずれに気づいたら、大きな後悔に繋がりそうです。
「ギャンブルにかなりはまっていた」(40代・福岡県)
「相手の金銭感覚が普通じゃないことに気づいたとき」(40代・福岡県)
自分の時間
結婚することで自分だけの時間が減ってしまい、思い通りにならないことにフラストレーションを溜めてしまう人もいるよう。
「自分の自由が時間ない」(40代・兵庫県)
「自分のやりたい仕事をやり遂げていないからです」(40代・栃木県)
「常に一緒にいるのがつらい時期がありました」(40代・北海道)
タイミング
結婚したタイミングを挙げる声も。若さゆえの後悔もあるのかもしれません。
「若すぎた」(40代・東京都)
「成り行きで結婚したから」(40代・新潟県)
「仕事を辞めて専業主婦になったが、もっと20代、30代を楽しんでも良かったと思う」(40代・岐阜県)
性格
人の性格は直すことが難しい部分。結婚後にマイナスポイントが明らかになる場合もあり、後悔に繋がりやすい要素です。
「情けない男だと思ったから」(40代・青森県)
「相手がマザコンでモラハラだった」(40代・宮城県)
「仕事のストレスで八つ当たりされるのが続いた期間があった」(40代・愛知県)
「亭主関白の旦那が嫌になります」(40代・岡山県)
相手への興味
結婚した時には盛り上がっていた恋心や興味も、時が経つにつれて薄れてしまったという声も。ちょっと切ないですね。
「夫に愛情がなくなったから」(40代・兵庫県)
「恋愛の時が楽しかったのに終わってしまったから」(40代・東京都)
相手に期待しすぎた
つい相手に期待してしまうと、それを裏切られたときのダメージは倍増するものです。
「いつか変わるだろうと期待していた自分がバカだった。私が他人を変えることはできない」(40代・大阪府)
「思っていたことと違う点がたくさんあったので」(40代・千葉県)
協力し合えていない
相手が自分のことを理解してくれないというのも嫌ですが、自分でも同じように思い当たる節があったという声も。お互いの歩み寄りが大切なようですね。
「今思えば感謝の気持ちを忘れてしまい、自分の気持ちばかり主張していたときだったと思う」(40代・福井県)
「自分のことを分かってくれない。味方になってくれない」(40代・神奈川県)
【結婚を後悔していない人に聞いた】その理由は?
ここで、35.8%の「結婚を後悔したことがない」人たちへ、夫婦円満の理由を聞きました。すでに後悔している人も、参考にできることがあるかもしれません。
幸せを感じる
日々幸せを感じられているという人や、理想通りの生活で幸福感があるという人たちが目立ちます!
「今が幸せだと思うから」(40代・愛媛県)
「結婚してから、独身では得られなかった感情や幸福感があるから」(40代・神奈川県)
「理想の結婚生活を送っているから」(40代・山形県)
子ども
子どもの存在が幸せをくれるというコメントも多数寄せられました。
「子どもいて幸せだから。平凡なのがいちばん幸せ」(40代・東京都)
「子どもが生まれてきてくれたことが幸せだから」(40代・岐阜県)
「子どもが可愛いから」(40代・東京都)
不満がない
もともと後悔しない性格が幸いしていたり、お互いにさまざまな経験を積んでいるからこそうまく結婚生活が送れているという人も。
「全ての経験が今に生きてると思うから」(40代・岩手県)
「もともと後悔しない性格」(40代・大阪府)
「優しくてなんでも出来る人なので一緒にいてラク」(40代・茨城県)
【結婚を後悔している場合】いまの状況から抜け出す方法・対策は?
結婚を後悔する状態から抜け出すためには?また、これから結婚を考えているけど後悔したくない…という人もいるでしょう。そのためのアドバイスや対策方法を聞きました。
相手のことを知る
まずは相手のことをしっかり知っておくことが必要だという声が多く挙がりました。
「1年くらい同棲して生活の様子をお互いにみる」(40代・千葉県)
「後悔しないためには、結婚前に第三者を交えてリアルなシミュレーションが必要」(40代・和歌山県)
「最初から妥協して結婚すると、アラがどんどん出てくるから、妥協のない結婚をするか、初めから結婚は契約だと思ってある程度割り切って結婚するか…だと思う」(40代・愛知県)
「恋人だけでなく家族全体も見てみること」(40代・東京都)
期待しすぎない
恋は盲目とも言いますが、相手に多くを望み過ぎてしまうと、期待通りでなかった時の失望感も大きいもの。身の丈にあった、自分たちなりの幸せを追うのが正解なよう。
「あまり望まない。人と比べない」(40代・神奈川県)
「多くを望まず。小さな幸せを大事にする」(40代・広島県)
「相手に求めすぎない」(40代・岡山県)
「みんな完璧ではない」(40代・千葉県)
コミュニケーション
お互いになんでも話せるように、コミュニケーションを取ることが大切という声も。小さな不満や疑問を溜めてしまうと、知らず知らずのうちに許せないほど大きなものになってしまうこともあるので、その時々に解決していきたいですね。
「いいことも悪いことも話す」(40代・山形県)
「普段から些細なことでも話をする」(40代・新潟県)
「お互い思ったことを口に出し話し合うことが大切だと思う」(40代・兵庫県)
「何か嫌な事や疑問に思ったことは1人で悩まず、相手としっかり話し合う」(40代・千葉県)
金銭面
お金の話はなかなかしにくいものの、一緒に生活をする上では避けて通れないですよね。結婚を考えたときにしっかり確認しておいたり、自分の収入を維持することを考えるのも大切。
「お金関係はちゃんと聞いておく」(40代・福岡県)
「結婚しても仕事を辞めないで経済力を持っておく」(40代・宮城県)
「相手を変えることはなかなか難しいので自分の収入を上げていくしかない」(40代・福岡県)
協力し合う
片方に寄りかかるのではなく、ふたりで協力し合う姿勢も必要です。それぞれが優しい気持ちで過ごせることがいちばんですよね。
「お互いにいたわる」(40代・東京都)
「お互い協力し合って、思いやりを持つこと」(40代・東京都)
「自己中にならず、まずは相手の事を思ってあげること。優しく接してあげると相手も自然と優しくなる」(40代・秋田県)
感謝
頭では分かっていても慣れてしまうと忘れてしまいがち。些細なことでも感謝の気持ちをしっかりと伝えることは大切です。
「お互い様の気持ち、感謝の気持ちを大切にする」(40代・愛知県)
「感謝する」(40代・秋田県)
「結婚を決めた時の気持ちを日頃から思い出すこと。 常に相手に感謝すること」(40代・岩手県)
自分の時間の使い方
夫婦それぞれに自分だけの時間や場所を意識的に作り、お互いの自由を奪わないことも必要だという声も寄せられました。
「たまに何もかも放置して出掛ける」(40代・兵庫県)
「家庭や夫婦関係以外に居場所を作る。趣味など」(40代・兵庫県)
「お互いに自分の好きなこともする」(40代・神奈川県)
冷静になる
一時の感情ですべてを決めず、一度冷静になって物事を進めるのもポイントのようです。
「一時の恋愛感情に流されないようにする」(40代・神奈川県)
「つい自分中心になりがちだが、相手の気持ちを考える。客観的に考えられる冷静さ」(40代・福岡県)
「もし悩んだら、何が原因か明確にするために後悔していることを書き出し、解決の糸口を探す」(40代・埼玉県)
最後に
結婚を後悔するポイントはさまざまですが、既婚者にとっては思い当たることが少なからずあるかもしれません。それでも、前向きな対策方法はあるようです。ぜひ、みなさんの意見を参考にしてくださいね。
▼あわせて読みたい