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2023.09.05

【朱書き】とはハガキや封筒の赤い文字! 意外と知らない朱書きについて紹介

 

ハガキや封筒に記された「親展」や「速達」などの赤い文字を、朱書きといいます。受取人が開封しなくても、内容や重要度を把握できるようにするためのものです。この記事では意外と知る人が少ない朱書きについて紹介します。

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朱書きとはどんなもの?

ハガキや封筒を受け取ると、「親展」や「速達」と記されていることがあります。これを見ると、郵便の内容や緊急度、重要度がひと目で把握できますよね。しかし、自分で朱書きをすることになったら、どう記せばよいかわからないということはありませんか?

朱書きは、赤い文字で書けば何でもよいというわけではありません。定められた方法を把握しておき、適切に使えるようにしましょう。

年賀はがきの宛名イメージ

朱書きとは、ハガキや封筒に書かれた赤い文字のこと

朱書きの正しい読み方は、「しゅがき」もしくは「しゅしょ」ハガキや封筒に記された赤い文字の印のことを指します。受取人は朱書きを見て、何が入っているのか、緊急に対応する必要があるかどうか、自分が開封してよいかどうかを判断するのが一般的です。

年賀状の「年賀」も朱書き

年賀状にも朱書きがされているのを知っていますか? 年賀ハガキの表にある、切手を貼る場所の下に「年賀」と書かれているのが、朱書きです。この朱書きは、通常のハガキと年賀ハガキを区別するためのもの。12月の初旬に年賀ハガキを投函しても、お正月に配達されるのは、この朱書きがあるからです。

意外と知らない朱書きの決まりごと

朱書きを自分で記す際、赤いペンなどで書いておけばOKと思われがちですが、実は一定の決まりごとがあります。ここからは、どのように朱書きを記せばよいか、見ていきましょう。

白封筒に履歴書在中の朱書き

赤文字で書き、四角く囲む

「朱書きは赤文字で記す」、これは把握している人が多いでしょう。せっかく記した朱書きが消えないよう、ペンを使うのがいいですね。ペンの種類は問いませんが、目立つように記すのであれば、サインペンやマジック、油性ペンなどがおすすめです。

ただし、サインペンやマジックは、中の書類までインクがにじんでしまうということも。ペンで朱書きを記す場合は、事前に試し書きをしておくと安心です。また、雨や雪で濡れることを想定し、油性ペンを使うのも一つです。

朱書きを記したら、文字を四角く囲んでください。フリーハンドではなく、定規などを使い、まっすぐな線で囲むようにします。四角く囲む線も、赤色にしてくださいね。

朱書きは、油性ペンを使って表面に書く

朱書きを記す場所も把握しておきましょう。基本的には、受取人の住所や名前を書く表面に記します住所や名前を縦書きにするなら「左下」、横書きであれば「右下」に記すのが一般的です。

文字のバランスに注意

朱書きと、宛名の文字のバランスも意識しましょう。朱書きを目立たせるために、宛名よりも太く大きく書くのはNG。宛名がわかりにくくなってしまいます。とはいえ小さすぎると、目に入りにくいかもしれません。全体のバランスを確認し、朱書きを記すようにしてください。

スタンプを使うのもOK

100円ショップや文具店で売られている、スタンプを使うのも一つです。よく朱書きをする人は、スタンプを使うと手間を省くことができます。いろいろな朱書きのスタンプがありますので、検討してみるのもよいでしょう。

朱書きによくある「在中」と「親展」

就職活動で履歴書や職務経歴書を送る際、「履歴書在中」「職務経歴書在中」と朱書きをしたことはありませんか? 請求書や見積書などを送付する際にも「在中」と記します。

ここからは、よく見かける朱書きの意味をチェックしていきましょう。

朱書きスタンプのイメージイラストセット

「在中」は、中身について伝える役割

「在中」は、どのような内容物なのかを示す際に用います。たとえば、履歴書を送る場合は「履歴書在中」のように記しておけば、受取人がひと目で内容物を把握することができます。

履歴書の部分は、「申込書」「請求書」「契約書」「職務経歴書」など、明確な書類の種類を記せばOK。書類名を明確にしない方がよい場合は、「重要書類」としておきましょう。

ただし、求職活動で志望する企業に書類を送る場合は、書類についての朱書きすることをおすすめします。履歴書などは、到着期限が定められていることがほとんど。他の郵便物にまぎれることを防ぐためにも、朱書きをしておきましょう。

「親展」の開封は本人のみ

「親展」もよく見かける朱書きの一つ。実は「親展」は、とても重要な意味を持つ朱書き。取り扱いには注意が必要です。

「親展」という文言には、「宛名の人のみが開封できる」という意味があります。健康診断結果表や、何かしらの契約に関する情報など、個人的な情報が記載されているものは、「親展」と明確に記して送付されています。

「親展」と記された郵便物なのに、宛名以外の人が開封してしまった場合、法律違反になることも。状況によっては起訴される可能性も十分にあり得るため、注意してください。家族であっても、勝手に開封するのはNG。うっかり開封することがないよう、封筒の表面をよく確認するようにしましょう。

文字の訂正をするのも、朱書き

書類や文書を作成する際、訂正の必要が生じると、二重線を引くことがありますよね。実はこれも朱書きの一つ。ここからは、もう一つの朱書きについて紹介します。

PCと添削中のプリント

二重線で訂正

文字を修正する際、赤色で二重線を引くように指示されることがありますが、これも朱書きです。重要な書類や公的な書類に多いパターンですが、訂正前の文字がわかるよう、赤色で二重線を引き、作成者の印鑑を押すことが多いでしょう。

なお、黒字で二重線を引き、押印するというパターンもあります。どのように訂正するかは、書類の提出先が定めていますので、それに沿うようにしましょう。

書類や文書によっては、修正ペンで消すのはNG

朱書きで訂正の指示がある場合、修正ペンや修正テープを使うのはNG。修正ペンなどを使ってしまうと、その書類は受理されないことがほとんどです。訂正の方法について指示がある場合は、必ずそれに従うようにしてください。

最後に

朱書きを目にしたことがある人はとても多いと思いますが、詳しい内容については意外と知られていないかもしれません。自分で朱書きを記す際は、記す場所などを把握し、適切に表記するようにしてください。

朱書きにはさまざまなものがありますが、特に注意したいのが「親展」です。家族であっても、宛名以外の人が勝手に開封するのはNG。誤って開封してしまったら、即座に謝罪し、適切に対応するようにしてください。

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