隔週とはどういう意味?
「隔週」は、時間的な間隔を示す言葉です。詳しい意味や使い方について説明します。
意味は「一週間おき」
隔週は「一週間おき」もしくは「二週間ごと(二週間に一度)」というような時間的な間隔を意味します。隔週の「隔(かく)」は、「ものや場所を隔てる」「間に何かがあって邪魔をする」などの意味を表す言葉です。
隔週のように、時間の間隔を示す言葉に使われるときは、「継続している時間を一定の間隔で一つだけとばす」という意味になります。
つまり、「隔週」は「週を一週間だけとばす」という意味になるのです。ただし、一週間に一度や三週間に一度の場合は、隔週といわないので注意しましょう。
隔週の使い方
隔週を使った例文には以下のようなものがあります。
・「私の好きな雑誌は隔週火曜日に発売されます」
・「彼女は隔週で友人とランチを楽しんでいます」
・「今月から、会議は隔週で行われる予定です」
・「私の犬は隔週でトリミングに行っています」
・「隔週でハウスキーパーに掃除を依頼しています」
・「英会話のレッスンは隔週の水曜日です」
このように隔週は、定期的に行われる予定などの間隔を説明する際に使われます。会議などの予定を表すほか、習いごとや美容院に通うタイミングなど、ビジネスシーンやプライベートを含め、さまざまなシーンで使うことが可能です。
知っておきたい「隔週休二日制」とは?
昨今、企業の勤務体系にもさまざまなパターンがあり、「隔週休二日制」という制度を取り入れている会社も増えているようです。隔週休二日制の意味や、「週休二日制」「完全週休二日制」との違いについて解説します。
「隔週休二日制」の意味
「隔週休二日制」とは、二日休みの週と一日休みの週が交互に設定される制度のことです。週休二日の週が連休になるとは限りませんが、隔週の休日が規則的に設定されている制度が該当します。
いわゆる週休二日制と比べて年間の休日が少ないイメージもありますが、実際にはどちらが多いのか、一概にはいえません。隔週休二日制は、主に医療業やサービス業など、月単位や年単位で労働時間を取り決めている業界で採用されている傾向にあります。
「週休二日制」の意味
「週休二日制」とは、ひと月の間に週二日の休みが一回は設定されている制度のことです。月に一度だけでも設定されていれば、ほかは週休一日でも週休二日制といえるため、毎週二日の休日があるとは限りません。
週休二日の週も、連休にならず、休日が離れる場合があるので注意しましょう。
また、必ずしも土日が休みになるとは限らず、週によって休日になる曜日が異なることも珍しくありません。週休二日制は、シフト制を取り入れているサービス業界などで採用されることが多い制度です。
「完全週休二日制」の意味
「完全週休二日制」とは、週二日の休みが毎週設定されている制度のことをいいます。ただし、休日の設定は企業によって異なるため、休みが土日以外のケースも見られます。
また、火曜日と日曜日のように休みの日が離れている場合も、毎週二日間の休日が設定されていれば完全週休二日制です。
近年、完全週休二日制は、さまざまな業界で採用されています。一般的には事務系の仕事で多く見られ、企業の規模が大きくなるほど導入率が高いのが特徴です。
隔週に似た言葉との意味の違い
隔週に似ている言葉が「各週」や「毎週」です。それぞれの意味についても解説します。
「各週」の意味
「各週」とは「それぞれの週」という意味の言葉です。「各」という言葉には、「いくつかあるもののそれぞれ」や「おのおの」などの意味があります。したがって、数週間あるうちのそれぞれの週を指すときに使われるもので、一定の間隔や期間を意味する言葉ではありません。
〈例文〉
・「7月の各週の売上を報告してください」
・「10月に販売するコーヒーの種類は各週で変わります」
・「各週の会議の議題をまとめた資料がこちらです」
また、読み方が隔週と同じになるため、会話で使う際は混同しないように注意が必要です。
「毎週」の意味
「毎週」とは、「すべての週」や「一週間ごと」などの意味を持つ言葉で、隔週と同じように間隔を表すときに使われます。毎週の「毎」は、名詞の後に付くことで「それぞれの」「~ごとの」という意味を持たせる言葉です。
また、「週」のほかにも「日」や「時間」など、繰り返される物事を指す名詞の前に付くと「そのたびごとに」という意味を成します。
〈例文〉
・「資源ゴミの収集日は毎週水曜日です」
・「毎週火曜日に英語の小テストを行います」
・「今月は毎週土日に何かしらの予定が入っており、ゆっくり休めません」
このように毎週は、週単位で予定が入っていたり、何かをすることが決まっていたりするときに使われる言葉です。
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