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2023.12.27

「猫も杓子も」とは?|詳しい意味や読み方、由来、使い方などを紹介

 

「猫も杓子も」とは、「だれもかれも」などを意味する言葉です。今回は、さらに詳しい意味や「杓子」とは何のことか、由来・語源、使い方・例文を簡単にご紹介します。あわせて、複数の類語・言い換え表現も解説するため、ぜひ参考にしてください。

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「猫も杓子も」とは?基礎知識を簡単に解説

猫も杓子もとは「だれもかれも」などの意味で、読み方は「ねこもしゃくしも」です。「猫」と「杓子」の組み合わせでなぜこのような意味になるのか不思議に思うような、単語からは意味が理解しにくい言葉です。

大勢の人 イラスト

(C)Adobe Stock

はじめに、猫も杓子もとはどのような言葉かを簡単に解説します。詳しい意味や「杓子」とは何のことか、由来・語源、使い方・例文を確認していきましょう。

■意味は「だれもかれも」「なにもかも」

【猫(ねこ)も杓子(しゃくし)も】
だれもかれも。なにもかも。「当節は―海外旅行をする」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

猫も杓子もの意味は、「だれもかれも」「なにもかも」です。大勢の人や物が、一様に同じようなことをすることを指します。

肯定的な意味と否定的な意味の、どちらでも使われることがあります。猫も杓子もをネガティブな表現として使う場合は、「どいつもこいつも」や「なんでもかんでも」といった意味です。

このように、否定的な意味で使う場合には、軽い軽蔑を込めた揶揄・からかいのニュアンスを含むケースがあります。

■猫も杓子もの「杓子」とは何のこと?

猫も杓子もの「杓子」とは、「しゃもじ」のことです。しゃもじとは、ご飯などをよそうときに使う道具のことを指します。現在ではご飯などをよそう道具をしゃもじと呼ぶことが多いですが、しゃもじはもともと「杓子」から転じた「女房言葉」だといわれています。

女房言葉とは、宮中に仕える女官が使った言葉のことです。しゃもじのほかに、「おかず」「おいしい」「お造り」「おもちゃ」など、現代に伝わっている女房言葉は多くあります。

■猫も杓子もの由来・語源

猫も杓子もの由来・語源は、諸説あります。有名なものは、以下のとおりです。

・「一休咄(いっきゅうばなし)」説
……「一休さん」のとんちで知られる「一休咄」がもとになったという説。

・「禰宜も釈氏も(ねぎもしゃくしも)」説
……「禰宜」は神主、「釈氏」とはお釈迦様や僧侶のこと。「神に仕えるものも仏に仕えるものも皆」がもとになったという説。「禰子(ねこ)も釈氏も」も、同様の意味。

・「女子も弱子も(めこもじゃくしも)」説
……落語の「横丁の隠居」で使われた、「女も子どもも」という意味の言葉が聞き間違えられた説。

・「猫と主婦」説
……杓子は主婦のことで、日常的にありふれているものの例えとして、挙げられたという説。また、「猫も主婦も家族総出で」という意味が変化したという説もある。

・「寝子も赤子も」説
……「寝子(ねこ)も赤子(せきし)も」が変化したという説。「寝子」はよく寝る子、赤子は乳飲み子を意味する。

猫も杓子もの使い方・例文

それでは、猫も杓子もの使い方を、例文で確認していきましょう。

・電車の待ち時間に、猫も杓子もスマホをさわっている。

・体にいい食べ物がテレビで紹介されると、猫も杓子もそれを真似して食べている。

・最近のテレビ番組は、猫も杓子も音楽特集やグルメ番組ばかりだ。同じような番組が多くて飽きてしまった。

 

猫も杓子もには、揶揄・からかいのニュアンスを含むケースがあります。使い方には注意しましょう。

猫も杓子もの類語・言い換え表現

猫も杓子もの類語・言い換え表現には、以下のようなものがあります。

老若男女 イラスト

(C)Adobe Stock

・老若男女(ろうにゃくなんにょ)
・右を見ても左を見ても

また、「老いも若きも」や「揃いも揃って」も、猫も杓子もの類語・言い換え表現です。「揃いも揃って」は、悪い意味で使われることが多くあります。「同類のものが集まっていること」に対して呆れた気持ちを持っていることを示す表現です。

それでは、猫も杓子もの類語・言い換え表現をさらに詳しく確認していきましょう。

1.老若男女

「老若男女(ろうにゃくなんにょ)」とは、「老人も若者も男も女も含めた、あらゆる人々」のことです。「老若男女を問わず」や「老若男女が一堂に会した」などの表現で用いて、その人の属性に関係のない多くの人々であることを表します。

たとえば、「彼の紳士的な行動で、老若男女を問わずファンが増えていった」などと使います。

2.右を見ても左を見ても

「右を見ても左を見ても」とは、「周りを見渡してみても、だれもが同じありさまである様子」を指す言葉です。また、右を見ても左を見てもを省略して、「右も左も」と表現する場合があります。

ただし、「右も左も」と表現した場合の意味は、右を見ても左を見てもと同じ意味だけではありません。「右も左もわからない」の言い回しとして使う場合や、「右翼と左翼」を意味する場合もあります。

〈ビジネスで使いやすい言い換え表現は?〉

猫も杓子もという表現は、肯定的な意味でも使えるものの、否定的な使い方や皮肉を含んだ使い方をされることが多くあります。あまりよくない印象を持つ人がいる可能性があるため、ビジネスシーンでは使いにくいかもしれません。

ビジネスシーンで使いやすい言い換え表現には、「だれもかれも」「だれもが」「全員」「一様に」「老若男女」などがあります。

猫も杓子もの類語・言い換え表現のなかには、「どいつもこいつも」のようにぞんざいで悪いイメージがある表現もあります。ビジネスシーンで類語・言い換え表現を用いる場合には、注意しましょう。

猫も杓子もという言葉の意味を理解しよう

猫も杓子もとは「だれもかれも」「なにもかも」のことで、大勢の人や物が一様に同じようなことをすることを指します。

猫も杓子もの由来・語源には諸説あります。たとえば、「一休咄(いっきゅうばなし)」説や、「禰宜も釈氏も(ねぎもしゃくしも)」説、「女子も弱子も(めこもじゃくしも)」説などです。

似た意味で使われる言葉は、老若男女(ろうにゃくなんにょ)や右を見ても左を見ても、老いも若きもなど、複数あります。ただし、異なる部分もあるため、違いを理解して適切な言葉を使い分けるようにしましょう。

意味や使い方・例文、関連語などを確認し、言葉を正しく理解しましょう。

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