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口下手な人の特徴とは
自分を「口下手だ」と感じている人は、職場での世間話やママ友同士の会話を苦痛に感じることがあるかもしれません。口下手な人によくある特徴について、心理カウンセラーの吉野麻衣子さんにお話をうかがいます。
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周囲の目を気にし過ぎている場合が多い!?
吉野さんによると、口下手な人は周りからどのように思われているのかを気にしすぎてしまう傾向があるそう。
「自分が人からどう見られているか、人から嫌われているのではないか、好意的に思われていないのではないか、信頼されてないのではないか、人と比べて自分は劣っているのではないかなど、周囲の目を異様に気にしてしまうことがあります。そのため、自分が何か言ったことに対して、人からバカにされたり恥をかいたりしたくないと思い、だんだんと自分の気持ちを話すことができなくなっていきます」(吉野さん)
その他、「自分は話題豊富ではない」と自信をなくしてしまっているケースも。
「自分が話題豊富ではないからと思ってしまい、何を話していいか分からない、どう返答していいか分からないという人もいます。話題がないから、『誰かと会話をしても続かない』、『自分と話していてもつまらないと思われてしまうのでは』と考えてしまい、どんどん人と話せなくなり、自分に自信がなくなります。そして知識のないことを露呈しているような気持ちにもなり、口下手になってしまう場合も」(吉野さん)
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口下手になる原因って？
口下手になる原因として、おもにどのようなことが考えられるのでしょうか？吉野さんに教えていただきました。
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自分に自信がなく、傷つくのが怖い
人と会話することに自信がなく、傷つきたくないという思いから口下手になってしまうこともあるそう。
「目の前にいる相手やその状況に対し、『自分は人より優れている』『納得させられる』『楽しませられる』『凄いと思ってもらえる』『好意を持ってもらえる』という自信がなく、逆に『嫌われるかも』『バカにされるかも』『失敗するかも』といったマイナス思考に意識が向きがち。
その結果、恥をかいたり、嫌われたり、バカにされたりして、自分自身が傷つくのが怖いと考えてしまうことも」(吉野さん)
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うつ病や不安障害などが起きている
うつ病や不安障害などが原因であることも考えられると、吉野さんは言います。
「口下手の人は、ワーキングメモリと帯状回の働きが弱く、これらの機能の弱さはうつ病や不安障害に繋がっていることも考えられます。認知機能が弱くなり、感情を抑制できなかったり、自身で正しい選択をできないために、依存や自傷に向かってしまうことも。相手の気持ちを正しく汲み取ったり自分の気持ちを抑えて冷静に言語化することができないなど、口下手は病的心理状態からきているケースも考えられるのです」(吉野さん)
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口下手で困ること～プライベート編～
自分を口下手だと思っているがゆえに、家族や友達との会話であっても億劫に感じてしまうことはありませんか？プライベートな場面において、口下手な人はどのようなことに困っているのでしょうか。
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心から気を許して人と会話ができない
自分は口下手だという意識があるがゆえに、プライベートな場であっても「心から気を許して人と会話ができない」ということはありませんか？
「『自分が人から好かれているかわからない』、『相手が自分といて楽しいと思っているかわからない』、『自分がいつ相手に失礼なことを言うかわからない』、『相手に自分の気持ちをちゃんと伝えられているかわからない』など、口下手だと思っているがゆえに、相手との人間関係がしっかり作れていないと思ってしまう。
そのため相手から見た自分との関係が不安で、自分自身が安心して心を開いて相手と会話することができない状態となり得ます」(吉野さん)
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