自分らしさとは
「自分らしく生きる」というフレーズを見聞きすることがあるでしょう。ネット記事や雑誌の見出しなどでも見かけますよね。この「自分らしさ」とは何を指すのか、疑問に思ったことはありませんか?
今回の記事では「自分らしさ」にスポットをあて、個性との違いや、自分らしさの見つけ方に迫ります。
個性との違い
自分らしさとは、偽りや取り繕いがない、本来の自分の姿を表す言葉。「自分はこんな人間」「このようにするのが自分」と自認していることを指します。
一方の「個性」は、個人の持つ特有の性質のこと。他人が思う「その人らしさ」を指すこともあります。
「自分らしさ」は、他人にとらわれずに自分の価値観や考えを尊重していること、「個性」は、他人と比較することで生まれる特徴という意味で使うことが多いでしょう。
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自分勝手とも違う
「自分らしさ」を「自分勝手」と混同している人もいるかもしれませんね。「自分勝手」とは、他人の事は考えずに、自分の都合だけを考えること。いい意味で使う言葉ではないと言えます。「自分らしさ」とは意味が異なるのがわかりますね。
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自分らしさが出せている人の特徴
自分らしさを出せている人には、どのような特徴があるのでしょうか? 定義することはできませんが、次のような人は「自分らしさが出せている」と感じさせるでしょう。
素直
言動に飾り気がなく、見栄をはったり、嘘をついたりしない素直な人は、自分らしさが出せていると感じさせるでしょう。周りにそう思わせるのは、自分自身に嘘をついていないからかもしれませんね。
自分の考えを持っている
自分らしさを大切にしている人は、「私は私」と考え、周りに振り回されないでしょう。自分の考えを大切にしている表れといえるかも。頑固だと捉えられるかもしれませんが、それだけ信念がある証拠。自分らしさを大事に生きているのです。
自然体
自分らしくいられるのは、欠点や弱点を含めた「ありのままの自分」を受け入れ、自然体で生きているから。等身大の自分こそが、本来の自分であると誰よりも理解しているといえるでしょう。
ありのままでいられない理由
「ありのままでいられたら、もっと自分らしさを出せるのに」–そう思っている人もいるでしょう。ここからは、ありのままでいられない理由を見ていきましょう。
周りに合わせているから
ありのままでいたいと思っても、周りから求められることが違うと、難しいですよね。自分らしさとはかけ離れていると感じても、周りに合わせなければならないことも。周囲の期待に添いたい、周りをよろこばせたいと考えるからこそ、ありのままでいられないこともあるはずです。
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他の人と比較しているから
誰かと自分を比較して行動するのも、ありのままとはいえません。他の人に勝つことだけに執着し、自分の本音をスルーするのは、誰もがやりがちなことでしょう。また、目標を実現するために、他の人のやり方を無理に真似て、自分らしさを失ってしまうということもありそうです。
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決断が受け身
「周囲の顔色をうかがって選択する」「誰かに言われたからそれに従う」など、決断が受け身の人も、ありのままとは言えないでしょう。受け身で生きるのは楽ですが、自分らしさを失ってしまう可能性があります。周りの声に流されることを自分はどう思っているのか、それを直視したいですね。
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自分らしさはどうしたら見つかるの?
自分らしさが何を指すのか、自分が一番わかっていないかもしれません。この機会に、自分らしさを見つける方法を把握しておきましょう。
好きなことや得意なことから見つける
まずは、過去を振り返りながら、頭に思い浮かんだ「好きなこと」「得意なこと」を書き出してみましょう。自分らしさにつながるヒントを得ることができるはず。難しく考えず、気軽に書くといいですね。
自分で見つけられないと感じたり、違和感を覚えたりしたら、周りに聞いてみるのも一つ。家族や同僚、親しい友人などの答えに、大きなヒントがあるかもしれません。
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嫌だと思うことから見つける
自分らしさは、嫌なことや短所から見つけることもできます。自分がされて嫌なことや、言われて嫌なこと、短所や弱みだと思うことを書き出してみましょう。この場合も、難しく考えず、気軽に書くといいですね。嫌なことの何が許せないのか、それを探るのもおすすめです。
好きなことや嫌だと思うことを書き出したら、情報を整理します。そこから感じることや、ハッとしたことがあれば、書き留めておきましょう。これらも自分らしさを知る手掛かりになるはずです。
自分らしくありのままでいる方法
ここからは、自分らしくありのままでいる方法を紹介します。