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「やる気が出ない」と感じる瞬間は、きっと誰にでもありますよね。特に、家事や仕事の忙しさに追われていると、モチベーションが低下しがちです。そんなとき、気分転換をしたり、やる気が復活できる方法があれば知りたい! と思いませんか?
この記事では、読者の皆さんがやる気が起きないと感じた瞬間やその原因、やる気が起きないときの対処法について探っていきます。再び前向きに取り組める方法を、一緒に見つけていきましょう!
【目次】
【質問】普段「やる気が起きない」と感じることはありますか?
「よく当てはまる」…21.5%
「当てはまる」…43.8%
「ほとんど当てはまらない」…21.5%
「当てはまらない」…13.2%
※アンケートは30〜45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
日常的に「やる気が起きない」と感じている人は、全体の約7割にも上りました。仕事や家事、育児などに忙しいアラサー・アラフォー世代。全力疾走したい気持ちはあるものの、エネルギー切れになってしまう現実もあるようです。では、実際にやる気が起きない瞬間を聞いてみました。
【体験談】やる気が起きないと感じる理由には何がある?
やる気が起きない理由を調査。身体的なことから、気持ちの問題など理由は様々あがりました。
・疲れた過ぎた時
・体調が悪い時
・仕事でミスをした時
・仕事量の多さ
・朝起きた時
・睡眠不足
・悩み事がある時
・家族関係
心身ともに「疲れ過ぎ」てしまうと、意欲が湧かず、何をするにも頭が働かない状態に陥ることも。「体調が悪い時」「睡眠不足の時」も同じような状態になるのではないでしょうか。
仕事面で起こるやる気のなさは、精神的なことが関係してくるようで、人間関係が上手くいっておらず「仕事に行きたくない」「仕事内容に不満がありやる気が湧かない」などという理由も見受けられました。少数派の意見として、「天候によって」「昼休憩の後」「暇だから」「更年期」「二日酔い」という声もありました。
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働く女性が実際に行っているやる気が起きないときの対処法
調査の結果、読者の皆さんは「前に進む派」と「立ち止まる派」に分かれることがわかりました。体験談とともに対処法を紹介します。
「前に進む派」
頑張る
・その日の自分の仕事を無事に終わらせるのみ (30代・広島県・子ども1人)
・音楽を聞いて気合いを入れる (40代・京都府・子ども2人)
やる気でないとしても、目の前にあることは片付けなければならず、気合や踏ん張りで乗り切るという声が多数集まりました。
気分転換をしてから取り組む
・好きなものを飲んだり、楽しみを用意して踏ん張る (30代・埼玉県・子ども2人)
・とりあえず背伸びをしてみる (30代・茨城県・子ども2人)
コーヒーを飲んで息抜きをしたり、身体を動かしてみたりするなど、その時できるリフレッシュ方法で気分を変えて頑張っているという人も。
できることから手を付ける
・目の前にあるものを淡々とこなしていく (40代・熊本県・子ども1人)
・出来ることから少しずつやる (30代・群馬県・子ども2人)
まずは、目の前にあるものから手をつけていくという考え方。少しずつ進めることで、エンジンがかかってくることも。このほかにも、「人と話す」ことで考え方のヒントを得たり、気分転換などやる気につなげる人や、「甘いものを食べる」や「栄養ドリンク」に頼るという人も。
「立ち止まる派」
寝る
・とりあえず寝る (30代・山口県・子ども2人)
・子供と一緒に早めに寝る (40代・茨城県・子ども1人)
やる気が出ないのは身体が疲れている場合も多く、一旦寝て翌日仕切り直して頑張る人も。
何もしない
・とりあえず、本当に何もしない日を過ごしてみる。 (30代・兵庫県・子ども2人)
・そんな時は何もしないで過ごす。 (40代・栃木県・子ども1人)
やる気が出ないのなら、やる気になるまで待つというパターンのようです。精神的な疲労の場合は、何もしないことにより気力が回復することがあるかもしれません。
無理をしない
・やる気のない時には無理しないようにする (30代・千葉県・子ども1人)
やる気のない時もある! とその状態を受け入れ、ストレスをためないよう無理はしないという方法も。
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皆さんは、「前に進む派」か「立ち止まる派」どちらだと思いましたか? 続いて、やる気が起きない時の対処法を具体的にみていきましょう。
自分の気持ちに正直になる
やる気がどうしても出ない時、自分の気持ちを無視して無理に頑張るのは逆効果! 無理をすることでストレスが増し、かえって疲れや不調を招くこともあります。まずはその感情を素直に受け入れてみてください。
例えば、一つ仕事を終えたら少し休憩を取ったり、気分転換に読書や映画鑑賞など、好きなことをする時間を作るのも一つの方法です。自分を責めずに「今日は休む日」と割り切ることで、リフレッシュして再びやる気が戻ってくることもあるでしょう。
長期的な目標を見直す
やる気が続かない原因として、目標が曖昧だったり、現実的でないことが考えられます。長期的な目標が大きすぎると、達成までの道のりが遠く感じ、モチベーションを失うことがあるでしょう。
そんな時は、その目標を見直し、段階的な小さな目標に分解してみましょう。具体的には、1週間ごとに達成できるタスクを設定することで、達成感を感じやすくなり、やる気を持続させることができます。小さな成功を重ねて、自信につなげていきましょう。
サポートを求める
やる気が出ない時、一人で抱え込むのは避けたいものです。信頼できる家族や友人、同僚に助けを求めることで、気持ちが軽くなることがあると思いますよ。悩みやストレスを誰かに話すことで、心の中が整理され、気持ちが楽になることがあります。
また、第三者からのアドバイスを受けることで、違う視点から問題を捉えられるようになり、やる気が回復することもあるでしょう。
どうしてもやる気が起きないときは?
自分なりに工夫してみても、どうしてもやる気が起きない時ってありますよね。そんな時の参考となる方法を3つ紹介します。
自分にご褒美を設定する
やる気を引き出すために、自分へのご褒美を設定するのも効果的です。具体的には、仕事が終わったら好きなスイーツを食べる、夜は好きなドラマを見るなど、楽しみな予定を作ることで、目の前の仕事に対するモチベーションが上がりますよ。小さな楽しみを目標にすることで、頑張る意欲が湧いてくるでしょう。
短時間の休息を取る
やる気が出ない時は、無理に頑張らず短時間の休息を取ることが大切です。例えば、5〜10分の軽いストレッチや深呼吸を行うことで、体と心の緊張をほぐし、リフレッシュできますよ。他にも、軽い散歩やカフェで一息つくと、気分がリセットされ、再び集中力を高めることができるでしょう。
モチベーションの源を思い出す
やる気が出ない時は、「私は、何のためにその仕事をしているのだろう?」と、モチベーションの源を思い出しましょう。キャリアアップや家族のため、自己成長のためなど、目標や夢を再確認することで、やる気が戻りやすくなりますよ。自分の目標を書き出して、見える場所に貼るなど、視覚的にモチベーションを刺激する工夫をしてみてはいかがでしょうか?
最後に
アンケート結果でも、約7割の人がやる気が起きない時を経験しています。誰にでも起こり得る「やる気が起きない」状態。心身の疲れなのか、精神的ダメージを受けているのか、自分の中で原因をしっかり把握することで、自ずと対処法も発見できるのではないでしょうか。
やる気が起きないというときも自分を責めたりせずに一度受け止め、やるべきことを整理しながら取り組んでいくのがいいかもしれません。
構成・文/福島孝代
TOP画像/(c) Adobe Stock
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